キャッシュレス払いは賢く!クレジットカードとの付き合い方

東城ゆず ライター・エディター
更新日:2019-12-08 09:41
投稿日:2019-12-08 06:00

 オリンピックが近づいていることや経済産業省の推進もあり、キャッシュレス決済が広く認知されることになりました。これまで現金主義を貫いていた人も「クレジットカードを使った方がお得なんじゃないか」とか「アプリで管理できるペイって便利だな」という気づきがあったことでしょう。

 筆者も日頃からキャッシュレス決済を取り入れていますが、キャッシュレス決済のデメリットを挙げるなら「現金よりお金を使っている感覚がない」ことだと思います。そこで、キャッシュレス払いの“いいとこ取り”を叶えるべく、クレジットカードとの上手な付き合い方を見てみましょう。

キャッシュレス払いのメリットとデメリット

 キャッシュレス払いのメリットといえば、小銭をいちいち取り出す必要がないことです。クレジットカードには、決済するごとにポイントが付与されるものがほとんど。ポイントの使いどころを多く持つカード、例にあげるなら“楽天カード”であれば楽天の通販でポイントを利用して欲しいものが買えたり、楽天Edyにポイントを交換してEdy残高として使うことができます。ほかにも、さまざまなポイントの使い道が用意されています。

 キャッシュレス払いを利用していると多くのお金を持ち歩く必要がないため、買い物時も身軽です。急にお金が必要になっても「ATM手数料、無駄にしちゃったな」「ATMどこだろう?」ということが少なくて済むのです。

 クレジットやペイを利用できる場は確実に増えましたから、「スマホケースに免許証とクレジットカードを入れるだけで生活できる」という人も増えました。筆者も長財布が入らないバッグなどを持つときは、スマホケースにカードだけいれて出かけることもあります。

 デメリットといえるのは、カードに何らかの障害が起きた時と使いすぎた時ですね。システム的なエラーは頻度的にはそんなに高くないですし、ペイやクレジットカードなどのキャッシュレス払いの方法を複数持っていれば対応できるでしょう。

 ただ、「クレジットカードを持っていると、お金を使っている感覚がなくなる」という人が一定数いまして、これは多少の改善をした方が良さそうです。「ポイントがつくからカードでの買い物はいいこと」と認識している人は、その使い方を考えないと現金主義だった時より損をする可能性もありますよ。

キャッシュレス払いをいいとこ取りで利用するための方法3つ

 キャッシュレス払いに魅力を感じつつも、使いこなすまでが苦労を要しますよね。そこで、キャッシュレス払いをいいとこ取りで利用するための方法を3つ伝授しましょう。

1. 家計簿アプリを利用する

 家計簿アプリを利用するのも方法の一つです。スマホに無料の家計簿アプリをダウンロードして、あらかじめ、アプリ内で「キャッシュレス払い」という項目を作ります。そして、予算を定めましょう。クレジットで買い物をするたびに入力すれば、リアルタイムで反映されるので状況が理解しやすいです。

 クレジットカードのアプリがある会社もありますが、リアルタイムで反映されているわけではないため、「使ったけれど、明細に記録されていない」ということがよくあります。家計簿アプリでキャッシュレス払いの控えを持っておくと自分を客観視できて使いすぎを防止できるので、「キャッシュレス払いが怖い」という感情を抱きにくくなりますよ。

2. プリペイド式のクレジットカードを利用

 使いすぎが怖い人は、最初に現金でチャージができて、チャージ分でしか買い物ができない仕組みのプリペイド式のクレジットカードを利用するといいでしょう。プリペイド式なので、“審査がない”のも嬉しいポイントです。コンビニや口座からチャージできるので、とても利便性が良いです。

 筆者は、食費などを「LINEカード」というプリペイド式のクレジットカードに毎月チャージしています。ポイントもたまるし、「予算を守る」という認識ができるのでオススメです。LINEアプリで残高も確認できますし、クレジット不可の公共料金を払うためのコードをスキャンして払うことができるので便利です!

3. オートチャージ機能は本当に必要な分のみ利用

 オートチャージ機能の使用は、必要最低限でいいでしょう。オートチャージ機能を利用すると使っていないのにチャージされてクレジットを利用したことになるので、家計簿が複雑になってしまいます。

 例えば、1000円以下で3000円オートチャージと設定してしまうと、たとえ999円残っていても3000円がチャージされることになり、残高が3999円になります。この3999円をコンスタントに利用する機会があればいいですが、そうでなければこのチャージされた分を含んだ3999円の使い道に困ってしまいますよね。

 また、残っている残高を家計簿に記入する時に「繰越」として書くのか、既にクレジットで3000円をチャージとして払っているために「クレジット利用分」として記入するのかも悩みます。悩んだ末に「面倒臭い」と感じるようになれば使うことが億劫になりますし、「分からないけれど、支出が増えていた」という原因になりがちです。

キャッシュレス払いを賢く利用するには工夫が必要

 キャッシュレス払いを賢く利用するには、工夫が必要です。「使っている感覚がない」と感じる人ほど、「クレジットカードって怖い」という感情を抱きがち。しかし、キャッシュレス払いをすることで、もらえるポイントの機会損失や還元を受けられないのはとても残念なことです。キャッシュレス払いとのいい距離感を早めに掴むことが、賢く生活するポイントになるでしょう。

東城ゆず
記事一覧
ライター・エディター
1994年生まれ。11歳の頃からブログを運営。ライターやエディターとして、女性誌メディアや地元新聞のコラム枠まで幅広く活躍中。恋愛やママ友問題、介護士であった経験からリアルな介護問題まで幅広い知見がある。年子兄弟を連れ離婚の経験があり、現在は再婚に至る。

ライフスタイル 新着一覧


動物&飼い主のほっこり癒し漫画/第54回「真夏のシンジツ」
 ベストセラー『ねことじいちゃん』の作者が描く話題作が、突然「コクハク」に登場! 生きものたち、その生きものたちをこよな...
「売れ残り」って心が折れた…思春期の甥&姪からの切ないLINE3選
 甥や姪が可愛くて仕方ない人は多いでしょう。兄弟姉妹の子供って、特別ですよね。小さい時から見ている人も多く、中にはかなり...
「偽善者か?」歌舞伎町の野良猫に2年間、毎日ご飯をあげ続けた男性の話
「かわいくないんですよ~(笑)。『なんだよ』って文句しか言っていない。好き嫌いは多いし、忙しいときに限って、ご飯を食べて...
小汚いサンダルをやめた女性の成功話!メイクや髪形より「キレイな靴」
 みなさんは“人の足元”って気にして見るほうですか? 私は靴が好きなのもあって、よく見ているほうだと思います。ただし、自...
真夏を彩る花 2023.7.28(金)
 こうも暑いとゲンナリするけど、むしろ過酷な状況を楽しむかのように咲く。  逆境でがんばる花のたくましさに驚く。 ...
皆が皆、社交的ではないよね…懇親会が苦手な人が“極力疲れない”対処法
 会社員だと避けて通れないものの一つが「懇親会」。参加人数が多かったり、他部署と交流をしないといけなかったりと、「正直疲...
対応ミスると悲惨! お盆の義実家トラブル5つの地雷&回避術
 お盆も間近! 義実家への帰省が憂うつという奥様は、あなただけではありません。気を使っているつもりでも、義両親を怒らせて...
華やか! チャトラ軍団のウキウキ上機嫌“たまたま”が大集合
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
手芸初心者が挑戦!思い出の子供服をくるみボタンに 2023.7.27(木)
 子供の思い出の服を手もとに置いておきたいけど、かさばる物は増やしたくない。子育て中のママやパパには地味に悩ましい問題。...
マジで使える! 夏に強い切り花と長持ちさせる秘訣を“開運花屋”が解説
 今夏の暑さは「暑い」より「痛い」の方がしっくりくる感じがいたします。更年期ど真ん中のワタクシ、本当にシビれますわ。 ...
費用0円!「いま暇?」LINEに付き合ってくれる“神友”との暇つぶし3選
 暇で退屈な時に、暇つぶしに付き合ってくれそうな気の知れた友達に「いま暇?」とLINEを送ってしまうこと、ありますよね(...
美術館で「名画の習作」から教えられたこと 2023.7.26(水)
 北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシマエナ...
昔は仲良かったのに…友達との溝ができる5つの理由と対処法
 学生時代から続いている友達とは気心が知れているものですが、だからといって永遠にいい関係が続くとは限りません。また、大人...
業務スーパーが有能すぎる! おすすめ食材5選&飽きないアレンジ方法
 プロ仕様の食材や調味料が大容量で買えると人気の「業務スーパー」。一度にたくさん買うのでお得だし、おいしい食材もたくさん...
4回の引越しで実感!家族で住みやすい土地にする3カ条、転勤族でも安心
 ステップファミリー6年目になる占い師ライターtumugiです。私は10代でデキ婚→子ども2人連れて離婚→シングルマザー...
夕暮れが忍び込む街 2023.7.24(月)
 日差しが落ち着いて、街が暖色に染まる時間。  自分が生まれた場所でもないのに、なぜだか懐かしい気持ちになる。 ...