妻はウンザリ!夫の“サイレントにトゲトゲしい”モラ発言3選

並木まき ライター・エディター
更新日:2020-01-02 06:00
投稿日:2020-01-02 06:00
 世の中には、褒めているように聞こえて、実は相手を辛らつに批判している会話も存在します。そんな暴言を妻に吐く夫は、ジワジワとモラハラをしているのと同じこと。
 魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様分析を得意とする並木まきが、妻が我が耳を疑ったという、無礼すぎる夫の暴言をご紹介します。

1:余程まわりがショボいんだな~

「仕事で、2カ月連続でMVP表彰を受けたのですが、それを夫に報告したところ『おめでとう! 余程まわりがショボいんだな~!』と笑いながら言われました。

 その2カ月間は死にものぐるいで働き、睡眠時間も削ってがんばったのを見ていたクセに、まさかのその言葉⁉︎ と耳を疑いましたね。

 日頃から、穏やか口調で失礼なことを言うので、最近は、隠れモラ夫なんじゃないかと感じています……」(38歳女性/保険)

  ◇  ◇  ◇

 この夫、がんばった妻を素直に労えないとは、くだらないプライドでもあるのでしょうか。聞くだけで一気にテンションが下がるほど、失礼すぎる暴言です。

2:ジャンクフードと同じくらい美味しい

「今年のクリスマスには、初めて自宅で、ご馳走を作りました。

 平日だったので、前日から少しずつ仕込んで、ローストチキンやロブスターサラダなど、いかにもクリスマスっぽいメニューを揃えて、自分的にも自信作が完成したんです!

 それなのに、夫からは真顔で『ウマイ。いつも食べているカップラーメンくらいウマイね』と、褒めているのか貶しているのかわからない言葉が……。

 急激に気分が萎えましたし、こんな人のために何かを作るのは、バカバカしいと思ってしまいました」(37歳女性/IT)

  ◇  ◇  ◇

 カップラーメンが大好きな夫ならば、最大級の褒め言葉だった可能性も否めないものの……。妻の手間を労っていない誉め言葉は、イヤミにしか聞こえないのも傾向です。

3:そんなに欲しいなら…

「うちの夫は、普通の会話にも上から目線な返事を返してくるので、私はストレスが溜まっています。

 例えば、帰宅するときに洗剤を買ってきてほしいと頼むと『そんなに欲しいなら、買って帰るよ』などと、いちいちスッキリしない返事が返ってくるんです。まぁ、文句を言って買ってきてくれないわけじゃないから、完全なモラ夫よりは、まだマシって自分に言い聞かせていますけど……。

 自分も使う日用品を頼んでいる日用品を頼むだけで、なんでいちいち余計なひと言がくっついているのか……って思いますね。普通に『了解』や『オッケー』などと返してくれれば済む話なのに、万事こんな調子です。夫に連絡を入れるのが密かにユーウツです」(40歳女性/専門職)

  ◇  ◇  ◇

 カラッとした明るいコミュニケーションが不得手な夫ほど、事務的な連絡に対しても、一癖ある返事をしがち。いちいち突っかかるかのような返事が戻ってくるとなれば、妻には地味にストレスですよね。

まとめ

 どんなに静かな口調の夫であっても、その内容が辛らつであるほど、妻の心はジワジワと傷めつけられます。いわゆる派手なモラハラではないとしても、こんな夫の性分に不快感を抱いている女性は、案外といるのではないでしょうか。

並木まき
記事一覧
ライター・エディター
元市議会議員・時短美容家(一般社団法人 時短美容協会・代表理事)の肩書きを有する。20代から見聞きしてきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様への分析を活かし、美容や恋愛に関するコラムを中心に、さまざまな媒体に寄稿。
Instagram公式HP

日刊ゲンダイ掲載「あの人は今」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/277865

関連キーワード

ラブ 新着一覧


恋人の“避妊しないで”に演技で応じる男 好きだけれど結婚はしたくない訳
「冷酷と激情のあいだvol.162〜女性編〜」では、3年間にわたって交際している恋人・リョウタさん(36歳・仮名)にプロ...
並木まき 2023-09-30 06:00 ラブ
結婚は躊躇し、避妊具ナシには応じてくれる彼…37歳女が目論む受胎計画
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2023-09-30 06:00 ラブ
夫が「ひきこもり」になったらどうする? 慌てず冷静な対応がマストです
 ある日突然、夫がひきこもりになったらあなたはどうしますか? 仕事にもいかず、ずっと家にいる夫にどう接したらよいのか戸惑...
彼氏にママ活疑惑…クロかどうかチェックする方法3つ、未遂はチョー厄介
「ママ活」といった言葉が広まるにつれて、とある問題が出てきています。それは「彼氏がママ活しているかも!?」なんて疑惑です...
内藤みか 2023-09-28 06:00 ラブ
マジかよ…夫の隠れ借金が発覚!大切な財産とメンタルを守る8つの対処法
 ある日突然、夫の借金が発覚したら、あなたはどうしますか。「これって、私も返済しなくちゃいけないの?」「これから先、我が...
恋バナ調査隊 2023-09-28 06:00 ラブ
結婚したくない若者が増加中!? 蛙化現象もあるらしい、理由を聞いてみた
 今、若い世代で「結婚したくない」という女性が増えているのだそう。いったい結婚のどこにデメリットを感じているのでしょうか...
恋バナ調査隊 2023-09-28 06:00 ラブ
初デートでキョドりたくない!話題が続かない人のモテ会話術
 初デートって緊張しますよね。年齢が上がるにつれて、失敗したくない思いから何を話していいのかわからなくて、口が重くなる時...
若林杏樹 2023-09-27 06:00 ラブ
籍入れたとたんに豹変…よく見極めたい「結婚後に変わる男」特徴7つ
 交際中は優しくて愛溢れる彼氏だったにも関わらず、結婚したとたんに態度が変わる男性がいます。結婚後「こんな人だと思わなか...
恋バナ調査隊 2023-09-27 06:00 ラブ
彼氏のドタキャンから始まるイイ女道 いらっとしたら飲み込むのが得策
 楽しみにしていたデートをドタキャンされたら、誰だって悲しいものです。でも文句を言ったら、それが別れの原因になってしまう...
恋バナ調査隊 2023-09-26 06:00 ラブ
39歳、赤ちゃんを見ると母乳が出るような気に…出産のリミットを考える
 最近、お母さんの腕に抱かれている小さな赤ちゃんを見るとなんだかおっぱいがうずきます。  見てるだけで母乳が出るん...
豆木メイ 2023-09-26 06:00 ラブ
外見が大事ですか? 見た目のことを言う男性の心理&3つの対処法
 どうせ恋愛をするなら、自分の中身をまるごと愛してほしいもの。でも、彼氏がやたらと見た目のことを言う男だと、がっかりしま...
恋バナ調査隊 2023-09-25 06:00 ラブ
「不倫の慰謝料」気になる使い道、サレ妻たちは何を思い、どう使った?
 夫に不倫された場合、相手の女性に慰謝料を請求できます。その相場は数十万円から数百万円ほど。時には1000万円以上になる...
恋バナ調査隊 2023-09-24 06:00 ラブ
当てはまりすぎて自分が怖い!? 恋愛ご無沙汰女性5つの特徴と脱出方法
 気が付いたら「数年、彼氏がいない……」なんて人はいませんか。あまりにもご無沙汰だと、恋愛の仕方すら忘れてしまいますよね...
恋バナ調査隊 2023-09-23 06:00 ラブ
「結婚6年でメシマズは致命傷」妻に抱かない宣言を突き付けた夫の決断
「冷酷と激情のあいだvol.161〜女性編〜」では、結婚6年目にして完全にセックスレスになり、夫婦で話し合うたびに状況が...
並木まき 2023-09-23 06:00 ラブ
夫の「2度と抱かない」宣言にタガが外れた43歳レス妻、潮目が変わった
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2023-09-23 06:00 ラブ
やっておけばよかった…既婚女性が悔やむ「恋愛ときめき」7大イベント
 イベントは恋愛に欠かせないときめきエッセンス。結婚して落ち着いた今、「もっと、こんなことしておけばよかった」なんて後悔...
恋バナ調査隊 2023-09-22 06:00 ラブ