じゃがいもは茹でずに“蒸す”
「類」のポテサラは真っ白なのが特徴です。
「うちは男爵いものおいしさをメインにした、しっとりしたポテトサラダです。具はじゃがいもと玉ねぎだけなので白いのです」
じゃがいもは茹でずに“蒸す”のも「類」流。
「野菜のうま味を逃さずいただけます。北海道産野菜のうま味を感じていただけると思います」と店長の菊岡氏は語る。
今年注目の台湾製調理家電「大同電鍋」を使えば蒸し物が簡単にできるんだとか。調理法に蒸すことも加えると味の幅が広がります。合わせるお酒は純米酒。
「限定の『上川大雪 特別純米 彗星生』をオススメしています。北海道産の酒造好適米・彗星を使った純米酒で奇麗な味わいが特徴です」
じゃがいも=こってり、の概念を覆す一品です。
【材料】
・じゃがいも(男爵いも) 2個
・玉ねぎ 4分の1個
・塩 小さじ4分の1
・コショウ(白) 少々
・マヨネーズ 小さじ2分の1
・粉チーズ 少々
【レシピ】
(1)じゃがいもの皮をむいて、2センチくらいの厚さにスライスし、蒸し器で15分ほど蒸す(蒸し器がなければ、テフロン加工のフライパンで焦げないように蒸し焼きでも可)。
(2)玉ねぎを粗みじんにし、テフロン加工のフライパンで蒸し焼きにする。
(3)1をしゃもじなどでつぶし、塩、コショウ、マヨネーズ、粉チーズを加えて滑らかになるまで混ぜる。
(4)3に2を加えて軽く混ぜる。
(5)4を皿に盛り、飾りに黒コショウ(分量外)を振る。
本日のダンツマ達人…菊岡正輝さん
▽きくおか・まさき
「酒と肴 類」の名物店長。1973年、札幌生まれ。20代から飲食の世界に。日本酒の魅力にハマり、時間を見つけては全国の蔵元を巡る。「蔵元さんとお客さまの懸け橋になれれば」と蔵元の思いを伝えることをモットーに日々店に立つ。
▽酒と肴 類(るい)
和食と酒をゆったり楽しむ店をコンセプトに、1階にある「鉄板焼みつい」の分店としてオープン。常時80種ほどの日本酒がそろう。同じ銘柄の年数違いなど飲み比べができる。札幌市中央区南3条西7―7―2 鉄板焼みつい2階。
(日刊ゲンダイ2019年3月15日付記事を再編集)
フード 新着一覧