平手友梨奈の衝撃 欅坂46“卒業”ではなく“脱退”の真相に迫る

こじらぶ ライター
更新日:2020-01-29 15:44
投稿日:2020-01-24 15:30

満身創痍で欅坂46の先頭を走り続けてきた

 デビュー以来向けられてきた常人には耐えがたい激しいネット上での叩きや心無い声、握手会での襲撃事件、想像を絶する超人気グループのセンターの重圧などによるメンタルの不調に加えて、ここ数年、妥協のない全力パフォーマンスによる上腕三頭筋損傷、仙腸関節不安定症、遠位橈骨尺関節痛、右ひじ損傷など身体も満身創痍で悲鳴を上げていた。

 それでも欅坂46を引っ張り、守るため、楽曲を表現し伝えるため、また18年11月に加入したばかりだった二期生のため、懸命に欅坂46の先頭を走り続けてきた。

 おそらく本人はずっと、いつ欅坂46から“離れる”か、その時を探りながら活動をしてきたと思われる。だが、欅坂46を想う強い気持ちのため、歯を食いしばって耐えてきたのだろう。

 事実、1カ月前、昨年12月の「SCHOOL OF LOCK」では、同9月の東京ドーム公演で魔曲と呼ばれる「不協和音」の重要パートを共有して以来親友のように親しくなった二期生の田村保乃に楽しそうにアポ無し電話で今月の特別ゲスト出演を約束し、「嬉しい! 友梨奈ちゃんとラジオ!?」と田村をとても喜ばせていた。この時おそらく、平手本人もまだ欅坂46を完全に“離れる”決断はできていなかったのであろう。

大切な後輩・二期生田村との約束

 2人のラジオ共演を今か今かと待ち望んでいたファンの期待も虚しく、先月の田村特別出演の約束には一切触れられることなく、今月の平手担当回である20日(月)から脱退発表のあった昨夜23日(木)に至った。メンバー想いで知られる平手が、大切な後輩である田村との約束を守れないほど、この1カ月で完全なる苦渋の決断をせざるを得ないほど、年末音楽特番ラッシュでの魂を削るパフォーマンスが、彼女の心身を疲弊させたことが想像できる。

 年末の各音楽特番では、平手の入退場にスタッフやメンバーが介助する姿が、会場で現地観覧していたファンから多数目撃情報としてネット上に投稿されていた。それでも気力を振り絞りテレビ画面上では圧巻のパフォーマンスを魅せ続けた平手。特に第70回NHK紅白歌合戦での「不協和音」は全国のお茶の間を震撼させた会心のパフォーマンスだった。そんな昨年末の音楽特番ラッシュで、欅坂46平手友梨奈として精魂尽き果てるまで全てを出し切ったことの反動はあまりにも大きかったのだろう。

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