性感マッサージと緊縛SM…女性用風俗を使い分けて快楽を得る

大泉りか 作家・コラムニスト
更新日:2020-01-30 19:00
投稿日:2020-01-30 19:00
 あなたは、どういった性の願望を抱いていて、ひそかに何をしたい/されたいと願っていますか。自分の性癖の形を知れば、もっと主体的に性を楽しめるようになる。女性の様々な性癖に迫ります。

女性用風俗をシーン別で使い分け

 こっそりと抱いている性の願望を満たしてくれる相手と出会うのは、そう簡単なことではありません。出会い系にはリスクがあるし、性癖に合致した風俗店に勤めた場合でも、相手を選ぶことや、自分の快楽だけに耽溺することはできません。ベストなのは客側の立場で、お金を払って解決すること。

 しかし、女性用風俗はなかなかハードルが高い……というのも今は昔の話。ここ最近は、顔や実名を出さずとも発信できるインターネットのお陰で、性癖や性欲を満たすために、女性用風俗――通称女風――を利用する女性たちのリアルな体験談を見聞きしやすくなりました。

 SNS上の匿名アカウントであっても、業者やサクラではなく、実在する女性の声ということで、安心感が増して、「挑戦してみようかな」と利用に踏み切るキッカケとしては十分です。そこで今回は、女性用風俗をシーンによって使い分けているという、ゆうこさん(仮名、40歳、既婚、会社員)に話を聞きました。

きっかけはグラビアの緊縛写真

「もともとは、高校生の時に、父親が買った週刊誌かエロ本の……どっちか忘れましたが、その誌面に載っている、女性が緊縛されて吊るされているグラビアを見てしまって、衝撃を受けました。嫌悪というより、私もやりたいと思ってしまって。

 ただ、もともと真面目なタイプだったこともあって、実際の性体験は大学に入って、一人暮らしを始めてからです。

 その頃、出会い系や、今でいうパパ活みたいなことをしていたのですが、そこで30代のコンサルティング業の男性と知り合って。わりとエリートというか、紳士でかっこよくて、普通に付き合いたいなと思っていたし、最初はノーマルなセックスをしていたんですが、いつの間にか、調教されているような状況になってしまったんです」

 たまたまお相手もその癖があったらしく、アダルトグッズを使うところから、やがてはゆうこさんの憧れだった緊縛にも挑戦することに。

「それこそ最初は、バスローブの紐で。それで、高校生の時に見た雑誌のグラビアを思い出して、『本格的に縛られたい!』って言ったら、相手もいろいろ調べてくれて。といっても、麻縄までは使わずに、綿ロープでしたけど。吊りも出来なかったし、今思うとSMごっこというかんじです(笑)」

 1年半ほどその男性との関係を続けたものの、やがて別離。今度は“SMに興味のある男性”をターゲットに相手を探して、緊縛の出来る男性に出会えたものの、あまりフィットはしなかったといいます。その理由はというと、細かな性嗜好の違い。

「その彼は、縛りも出来るけど、基本的には奉仕されるのが好きな人で。フェラするのが別に嫌っていうわけではないんですが、しても私は気持ちよくないというか(笑)。同じだけ私も責められたいなって。自分がMのくせにわがままを言ってるだけなのかとも思いましたが……」

大泉りか
記事一覧
作家・コラムニスト
ライトノベルや官能を執筆するほか、セックスと女の生き方や、男性向けの「モテ」をレクチャーするコラムを多く手掛ける。新刊は「女子会で教わる人生を変える恋愛講座」(大和書房)。著書多数。趣味は映画(映画館で年間100本以上)、海外旅行。愛犬と暮らして14年目の犬飼い。X

関連キーワード

エロコク 新着一覧


終わった後も肌が突っ張らない潤滑剤♡セルフプレジャーにも
 女性には基礎化粧品を季節や肌の調子によって使い分ける習慣がありますが、潤滑剤も同じように考えてほしいと思います。香りで...
桃子 2021-02-21 06:00 エロコク
振動だけじゃない!肉感的な本体が生き物みたいにぐねぐねと
 ローターとは元来、「挿入を目的とせず」「振動によって主に体の表面に刺激を与えるもの」を意味していました。今もそのイメー...
桃子 2021-02-14 06:00 エロコク
ビギナーもOKなピストンバイブ 奥への突きに目覚めちゃう?
 私はピストンバイブを愛用していて使用頻度も高いですが、これまで「バイブビギナーさんにはオススメしにくいなぁ」と思ってき...
桃子 2021-02-12 18:53 エロコク
音に合わせてローターが…強烈な刺激におかしくなっちゃう♡
「スピーカー付きのローター」――。最初に聞いたとき思わず耳を疑いました。でも米国の「スバコム」が手掛けたと知り、納得。確...
桃子 2021-01-31 06:00 エロコク
女性官能作家が提案する「ウィズコロナのセックス」#3
 これまで二回にわたり、ウィズコロナのセックスを提案してきました。前回は、安心・安全・気持ちいいセックスの体位5つをお伝...
蒼井凜花 2021-01-29 06:00 エロコク
初心者におすすめの吸引系♡ 11段階で好みの加減を追求して
 ラブグッズに限った話ではないですが、ひとつのヒット商品が出て、その派生商品が続々と発売されると、ひとつのジャンルが形成...
桃子 2021-01-23 06:00 エロコク
女性官能作家が提案する「ウィズコロナのセックス5選」#2
「ウィズコロナ」の生活が当たり前になった昨今。セックスも「安心・安全・心地よさ」をモットーに、パートナーとの愛を深めたい...
蒼井凜花 2021-01-22 06:00 エロコク
直径8ミリの極細ローター 強すぎず弱すぎずの刺激にうっとり
 クリトリスは、“性的に気持ちよくなる”ためだけに存在する器官といわれることもありますが、快感に対してほんと貪欲ですよね...
桃子 2021-01-18 11:06 エロコク
女性官能作家が提案する「ウィズコロナのセックス5選」#1
 二回目の緊急事態宣言が発令されて、セックスに恐怖をお持ちの方も多いことでしょう。しかし、一方では「ここさえクリアすれば...
蒼井凜花 2021-01-15 06:00 エロコク
パーフェクト!自分の手ではできない小刻みな動きが病みつき
 最近パフェがブームですが、語源は「パーフェクト」。一つのグラスにさまざまな素材が絶妙なバランスで詰め込まれ、完成してい...
桃子 2021-01-10 06:00 エロコク
官能作家オススメ「寒い冬こそしたい」おすすめセックス4選
 日に日に寒さが強まってまいりましたが、こんなときこそ、愛するパートナーとのセックスを充実させたいですね。そこで、官能作...
蒼井凜花 2021-01-08 06:00 エロコク
電マのヘッドだけ ユニークなアイディアグッズで実力も◎
 国内外のアダルトグッズをかなりの数見てきているという自負のある私ですが、今でもハッとする斬新なアイデアに出合うことがあ...
桃子 2020-12-27 06:00 エロコク
女性官能作家直伝!クリスマスのセクシーデート&セックス4選
 クリスマスには、愛しいパートナーとのデートや情熱的なセックスを楽しむ方も多いでしょう。そこで官能作家の筆者が提案したい...
蒼井凜花 2020-12-24 06:00 エロコク
凹凸がダイナミックに刺激…パワフルな振動と摩擦がやみつき
 ビビッドカラーの雪だるまといった風情のバイブがお目見えです。その名も「完全防水 ビーバイブ スノーマン」。  私...
桃子 2020-12-20 06:00 エロコク
女性官能作家が伝授する「男を虜にするフェラチオ」3選 #3
 これまで二回にわたって「フェラチオの奥義」についてお話ししました。今回は最終回。やや難易度は上がりますが、官能作家なり...
蒼井凜花 2020-12-18 17:02 エロコク
一瞬で昇天確実 強烈なオーガズムで、深い眠りをサポート
 今年とても元気だった「極天(キワミテン)」シリーズから、「アンモナイト ベロ」が届きました。まさに古代生物のような形状...
桃子 2020-12-13 16:00 エロコク