ワンオペ育児はあり得ない! 見習いたい台湾パパの働き方

インリン タレント、表現者
更新日:2020-01-31 19:04
投稿日:2020-01-31 06:00

台湾で働くサラリーマンの4つの特徴

仕事後は寄り道せずまっすぐ帰宅(写真:iStock)
仕事後は寄り道せずまっすぐ帰宅 (写真:iStock)

1. 台湾に残業の文化はありません。

 人にもよりますが、ほとんどの人が退社時間ピッタリにさっさと帰ります。

2. 付き合いの飲み会は、忘年会、新年会以外ありません。

(しかも唯一の忘年会、新年会の費用は全額会社持ち)

3. 家族の病気や行事は、仕事より優先する人が多く、しかも会社はOKをせざるを得ない。という会社と社員の関係性があります。

4. 仕事帰りにお酒を飲む文化がないので、既婚者は仕事を終えると子供のお迎えや家に直行です。

 日本のサラリーマンは、このようなことをしたら、もしかしたらクビにされる日まで、おそらく1週間ももたないかもしれません。

 台湾サラリーマンは、会社側に残業などを要求されたら辞めるのは時間の問題。(←というのも、日本サラリーマンの平均給与より低いケースが多いので、残業なんて割が合わないと思う人が多いのも確かです)

台湾では昔から家族を優先

子育ての楽しみも苦労も分かち合いたい(写真:iStock)
子育ての楽しみも苦労も分かち合いたい (写真:iStock)

 そんな自由気ままな社員には強く出ると辞められてしまう場合が多いので、社員より経営者の方がずっとストレスを貯め、社長の方が仕事量が多く大変、なんてこともあります。

 昔からそうでしたので、今も若い世代に受け継がれている台湾人の優先順位は家族→仕事の順です。台湾夫婦にワンオペ育児なんて言葉は存在しないです。

 仕事への向き合い方はそれぞれの国や地域の文化があり、一概に良い悪いとは言えません。

 家族のために仕事でお金を稼ぐことも大事ですが、子供のためにも、夫に少しは育児に参加してもらいたいものですよね。

 自分たち二人のかけがえのない子供だからこそ、子育ての楽しみも苦労も夫婦で分かち合えたらと思います。

インリン
記事一覧
タレント、表現者
日本育ちの台湾人。過去にエロテロリストとして日本社会を賑わせていた。その後日本人男性と国際結婚し、現在台湾在住。3児の母として奮闘する傍ら、台湾の中華料理資格、美容資格を取得。主にブログで台湾情報、美容情報を発信するほか、2019年よりフォトグラファーとしても表現の場を広げている。(撮影:Куратано)
Instagram

関連キーワード

ライフスタイル 新着一覧


高級クラブのホステス→ギャラ飲み嬢に 面識なしで突然10万円ギフトが…
 経営者や著名人、人気のインフルエンサーも利用する「ギャラ飲み」なるサービスって知っていますか? 東京都内のみならず、全...
「正しくないこと」が「美しくない」とは限らないと知った
 北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシマエナ...
松田聖子まさかの中大法学部を卒業! 通信制の学び直しで成功する人は?
 先日、歌手の松田聖子さん(62)が中央大学法学部の通信教育過程を卒業したことが話題になりました。近頃、通信制大学で学び...
瞬き厳禁! 春到来の歓びを表現する黒“たまたま”を見逃すな
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
スタレビの名曲が聞きたい!仏教と深い関係のある「木蓮」とその仲間たち
 猫店長「さぶ」率いる我が愛すべきお花屋は、ただいま卒業式や送別など春特有のイベント仕事で、いつにも増して花まみれの毎日...
“炎上常連”麻生さん級の「ルッキズム失言」していませんか?
 最近、よく耳にするのが「ルッキズム」という言葉です。政治家や芸能人が、何気なく言った一言で「ルッキズム発言だ」と叩かれ...
女の敵は女だから?忘れた頃にぼっ発する「専業主婦論争」をガチで考える
 セックスレスやセルフプレジャー、夫婦の在り方などをテーマにブログやコラムを執筆しているまめです。  X(旧Twi...
職場の同僚ランチが苦痛すぎる…一人の時間を確保する4つの冴えた処世術
 業務内容へのストレスより、職場でのランチタイムが苦痛という人は多いですよね。正直、仕事で疲れているのに、休憩時間まで同...
離婚→シンママになり、心底よかったこと4つ 我慢は美徳っていつの話?
 世間では、離婚してシンママになった女性に対して「かわいそう」「大変そう」といったイメージがあるかもしれません。  で...
春まであと少し?
 残雪の甲斐駒ヶ岳を背にすっかり葉も落ちた葡萄畑  春まであと少しが意外と長い
春のお花と記念撮影にゃ! ウサギみたいなしっぽの“たまたま”
 きょうは、ウサギ君みたい! しっぽの短いにゃんたま君に出逢いました。  しっぽが短い猫は長い猫と比べると、臆病で...
ほっこり癒し漫画/第70回「すぷりんぐファミリー」
【連載第70回】  ベストセラー『ねことじいちゃん』の作者が描く話題作が、「コクハク」に登場! 「しっぽのお...
男と女の物語、だからこそ「娚」の当て字が使われた
 知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「女ことば」では、女性にまつわる漢字や熟語、表現、地...
「場所代は200円いただくわ」堅実というかケチ!名目別に徴収するママ友
 ママ友と仲が良いといっても、子どもありきの関係。価値観や金銭感覚など、すべてが合うとは限りませんよね。  中には、マ...
家庭の派閥争い…夫の“ポカリ甘すぎ、アクエリアス!”に猛反対する妻
 混沌とした世の中。世界で起こっている戦争や紛争だけでなく、会社やネット上のコミュニティーでもあらゆる「派閥争い」が繰り...
40代が自分の老いを実感した切ない瞬間4つ 運動は得意だったのに(涙)
 年齢を重ねると、体の老いを実感する瞬間が増えてきますよね。特に若い頃に運動が得意だった人は、頭では動けると思っているの...