インナードライ肌ってどんな肌質?原因をチェック!
実は、日本人女性の6〜7割が、「インナードライ肌」だと言われています。ぜひこの機会に、インナードライ肌についてのポイントを押さえていきましょう。
「インナードライ肌=乾燥性脂性肌」のこと
インナードライ肌は、「乾燥性脂性肌」とも言われています。その名の通り、肌内部の水分量が少ない状態の肌質で、30代を過ぎたころから急に皮脂の分泌量が多くなったと感じる方に多く見られます。
最大の特徴は、乾燥している部位とベタつく部位が混在することにあります。
インナードライ肌の原因
インナードライ肌の大きな原因は、肌の乾燥にあります。肌表面のバリア機能が弱まっているため、肌の水分量を保持することができずに肌内部が乾いてしまうのです。
直接的な原因は、間違ったスキンケア、紫外線や乾燥などの外的刺激、加齢など、さまざま。放置しておくと、さらに肌が弱くなり、やがては敏感肌へと進行してしまう可能性があります。
インナードライ肌診断!見分け方やほかの肌質との違い
インナードライ肌はカサつきとベタつきが混在するため、ほかの肌質と間違われやすいという特徴があります。自分に合うスキンケア製品を見つけるためにも、ほかの肌質との違いを見てみてくださいね。
簡単チェック7項目!インナードライ肌診断!
□ 肌の突っ張りが気になる
□ Tゾーンだけテカリやすい
□ フェイスラインや口の周りがカサつきやすい
□ 夕方になるとファンデーションの崩れが気になる
□ 化粧下地のノリが悪い
□ 肌のキメが荒い
□ 一見潤っているのにゴワつきが気になる
いかがでしょうか?これらの項目を見ると、インナードライ肌の症状は「乾燥肌」「脂性肌」に見られる症状でもあることが分かります。判断基準は、カサつき&ベタつきが同時に起こっているかどうか。
当てはまる項目が多ければ多いほど、インナードライ肌である可能性が高いでしょう。
洗顔後のタイミングでも見分けられる
より確実にインナードライ肌かどうかをチェックしたいのであれば、洗顔後のタイミングでスキンケアを行わずに過ごしてみましょう。
Tゾーンが少しテカっているのに、頬やフェイスライン、目元がカサつくということであれば、インナードライ肌である可能性があります。また、インナードライ肌は基本的に乾燥気味の肌質のため、乾燥による突っ張りがあるかもチェックポイントです。
ほかの肌質との見分け方
よく間違われがちな「乾燥肌」「脂性肌」「混合肌」の3つの肌質との違い、見分け方をチェックしていきましょう。
・乾燥肌との違い
皮脂量も水分量も少ない「乾燥肌」は、基本的に肌表面に皮脂が浮いてくることが少ないです。Tゾーンにもベタつきが見られない、皮ムケなどの症状がある場合には乾燥肌だと判断して良いでしょう。乾燥肌は肌のバリア機能がかなり弱っているため、十分な保湿などで対策をすることが必要です。
・脂性肌との違い
「脂性肌」は、顔全体がベタつくことが何よりの特徴。部位によって乾燥しているのであれば、インナードライ肌or混合肌を疑いましょう。それに加えてゴワつきを感じる場合には、インナードライ肌である場合が多いです。
・混合肌との違い
インナードライ肌は、乾燥肌と脂性肌の両方の性質を持つ「混合肌」と見分けるのが困難です。Tゾーンだけテカリやすい、頬は乾燥しがち、など、性質は似ていますが、大きな違いは根本的に乾燥するかどうか。洗顔後に突っ張りを感じやすいのであれば、インナードライ肌である可能性が高いでしょう。
インナードライ肌を改善するには?4つの対処法
インナードライ肌は、スキンケアアイテム選びにも苦労する肌質でもあります。とはいえ、改善する手立てはあります!最後に、4つの改善方法を見ていきましょう。
1. 化粧水でしっかり肌に潤いを与える
スキンケアを行う時、美容液や乳液をしっかり塗ることに注目する方が多いですが、それよりも注目すべきは化粧水の塗り方でしょう。
インナードライ肌は肌内部の水分量が少ないため、化粧水でしっかり肌に潤いを与えていくことが重要です。セラミドやヒアルロン酸といった、肌内部から乾燥を防いでくれる成分が配合された化粧水が◎。乾燥が気になる部位には重ね付けをして、潤いを十分に与えるようにしましょう。
2. 皮脂を取りすぎないことが大切
ベタつきが気になるからといって、1日に何度も洗顔をしたり、あぶらとり紙を使用しすぎたりすると、インナードライ肌を悪化させる原因となります。
洗顔は1日に多くても2回まで。ぬるま湯で行うことが肝心です。あぶらとり紙でメイク崩れを直したいのであれば、肌表面に浮き出てきた皮脂のみを軽く取る程度にしておくと良いでしょう。
3. 角質ケアの頻度にも注意が必要
ゴワつきがちなインナードライ肌を改善しようと、ピーリングやスクラブなどを使用した角質ケアを行う方は多いでしょう。しかし、角質ケアは肌表面にある角質の多くを取り除いてしまうことになるため、より乾燥を引き起こしてしまう可能性もあります。
各ケアアイテムの使用頻度を守って、正しく行うことが肝心。使用後にはすぐに十分な保湿を行いましょう。
4. 紫外線や乾燥などの外的刺激対策も必須
インナードライ肌を改善させるためには、原因となる紫外線や乾燥などの外的刺激対策も入念に行うことが大切です。
UVケアはもちろんのこと、顔の乾燥を感じたら即保湿をすることも大切!日々のスキンケアだけではなく保湿成分が含まれたミストを使ったり、加湿器を利用するなど、潤いを与える習慣を意識しましょう。
インナードライ肌は改善できる!悪化させないケアをしよう
インナードライ肌について、詳しくご紹介してきました。心当たりがある方は、この機会にスキンケア方法の見直しをすることをおすすめします。
インナードライ肌は放置してしまうと、乾燥肌に傾いたり、場合によっては敏感肌へと悪化してしまう可能性もあります。大切なのは、悪化させないケアを行うこと。保湿重視で、ぜひ強い肌作りを目指してくださいね。
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