欅坂46史上最長6時間超の行列
人気絶頂での突然の卒業発表を受け、長濱の握手の列は予想通り、欅坂46史上最長となった。どの会場でも1回1、2秒前後の握手のために、6時間~8時間の行列が出来た。
筆者は以前より長濱の握手に通っていたが、従来は2、3時間で彼女との握手に辿り着いていた。だがこの時は関東エリア(千葉)、関西エリア(大阪)よりは比較的空いていたはずの愛知ですら、7時間近くを要した。その間、ひたすらぎゅうぎゅうの行列で休憩もできず、じわりじわりと進む列の中、足が棒になりつつ、皆が、長濱に一目会いたさに耐え続けていた。
そして、やっと辿り着いた先に立っていた長濱の愛らしさは、とてももうすぐアイドルを辞めてしまうとは思えないほどまぶしく、デビューから見てきた中で一番輝いていた。
自分も並んでおいて言うのも気が引けるが、長濱にとってこの握手会はファンと直接触れ合い、言葉と心を通わす大切な時間といえば聞こえはいいが、日中から夜遅くにかけて立ちっぱなしで握手対応することは(本人はそう思っていないだろうが)、肉体労働だといっても過言ではない。
悲しみから泣き出すファンも続出し、長濱本人も涙する、精神的にも辛いものだったはずだ。
楽屋で待機する平手
ミニライブ終了後のファンとの握手自体には参加できない平手だが、その後も楽屋で待機している様子がメンバーからも話に上がっていた。
長濱にとって最後の全国握手会で、毎回彼女ひとり大行列で居残りとなった握手終了時刻は予定の18時を優に超え22時~23時ごろになった。
握手会終了後には「黒い羊」をもって欅坂46内グループから独立する日向坂46との懇親会が催された。
平手が1時間ほど日向坂46メンバーのテーブルへ来て雑談したり、独立する彼女たちの門出を祝ってメンバー全員とハグ&握手をし、記念撮影したことを会員向けメッセージで明らかにした齊藤京子(22)。平手のことを「天才」「誰もなれない凄い人」「大エース」と熱弁した。平手は長濱が無事握手を終えたことも確認が出来たのではないだろうか。
長濱は、全国握手会3会場ラストとなった大阪の握手終了後、残った多くのファンに向けて、こう挨拶した。
「たくさんの人がありがとうと言ってくださったんですけど、本当に私の方からありがとうで、感謝の気持ちで一杯です。今日の時間を私も心の中でずっと大切に、精一杯心を込めて生きていこうと思います。本当に今日はありがとうございました」
肝心の「ミニライブ」というにはあまりにも衝撃的で、見る者の心を打った「黒い羊」のステージについては別の回で詳述する。映像作品として形になる日が来ることを切に願って。
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