子どものキャラ弁がつらい…!簡単&見栄えアップさせるコツ

孔井嘉乃 作詞作曲家・ライター
更新日:2020-06-02 06:00
投稿日:2020-06-02 06:00
 子どもの幼稚園や学校通いが始まり、お弁当生活に突入するママは多いでしょう。でも、絶対と言って良いほど悩むのが、“キャラ弁問題”。「お友達のお弁当はエルサだったよ」なんて言われた日には、「作らなきゃいけないのかしら?」という気持ちになってしまいますよね。
 そこで今回は、4歳男児のキャラ弁と向き合い中の私が、簡単に見栄えアップするコツをお伝えしていきます!

キャラ弁の呪い!? 世の風潮はどう?

「キャラ弁なんて、本当にみんな作ってるの?」と思う方も多いでしょう。忙しいママたちを悩ませていることから、“キャラ弁の呪い”なんて言われたりもしますが、実際のところ世の風潮はどうなのでしょうか?

キャラ弁を作らないママも多い

 ママ友と、「キャラ弁ってどうしてる?」という話で盛り上がることがあります。「作らない」というママはもちろんいますし、給食との選択制がある幼稚園なので、「お弁当はパス! 週5で給食にしている」というママもいます。

 要は、本当に人それぞれ!ということ。キャラ弁は、あくまでも義務ではありません。

園によっては「キャラ弁禁止」のところもある

 幼稚園や学校を選ぶ時、園の方針や園生活についての案内で、お弁当についての記述は必ずと言って良いほどあります。

「こういったお弁当でなければならない」といった規制がないところがほとんどですが、中には「キャラ弁禁止」や「給食選択制」の園もあるため、最初からそういった方針の園を選ぶのも良いかもしれません。

「お友達のお弁当」を気にする子どももいる

 一番の問題は「お友達のお弁当」を、子どもが気にするかどうかだったりしませんか? これは、子どもによってもまちまち。比較的、女の子の方が「◯◯ちゃんはこうだよ!」という傾向にあるようですが、全く気にしない子も。

 でも、キャラ弁であってもなくても、「ママのお弁当」というだけで、子どもたちは嬉しいもの。それを念頭に置いて、あまりプレッシャーを感じないようにしましょう。

キャラ弁を簡単に! 見栄えアップで楽しくなるコツ!

 キャラ弁というと、難しそうというイメージがありますよね。でも、キャラ弁はポイントを押さえておけば、実は簡単だったりするんです。そのコツをお伝えします。

おにぎりだけキャラにすれば時短&簡単

 キャラ弁、デコ弁、というと、細部にまでこだわってキラキラしている印象ですが、実は、そんなにこだわる必要はありません。手っ取り早いのが、おにぎりだけキャラにする方法。時短&簡単にキャラ弁ができるんです。

・キャラクター作りはとにかく「目」が大切

 キャラクターを作る上で、一番のポイントは「目」の表情! パーツはそこまでちゃんとしていなくても、目の配置がしっかりしているとそれらしく見えるから不思議。顔の大きさに対しての目の大きさの比率、配置に気を付けると良いです。

 また、キャラクター作りの必須食材は、おにぎり用の海苔&スライスチーズです。カニカマや薄焼き卵を色つけに利用する方も多いですが、これは余力があればで大丈夫!

・困った時の定番キャラクターを用意しておく

 キャラクターを作る上で何が一番手間かというと、海苔&チーズを切ること! でも、その手間を最大限に省ける「困った時の定番キャラクター」がいます。

 1年間キャラ弁に取り組んできた私が、よく作るのは以下のキャラクター。
・ミッフィー
・スヌーピー
・まっくろくろすけ
・小xトトロ
・パンダ

 ……など。これらに共通するのは、白黒だけで成立すること&カットが複雑ではないこと。「キャラクター名×キャラ弁」と検索すれば画像がたくさん出てくるので、参考にしてみると良いですよ。

・海苔は少し湿気を含ませてから切る

 海苔でパーツを作りたくても、パリパリしすぎていて上手に切れないという声もあるようです。これは、少し湿気を含ませてから切ることで解決できます。

 炊飯器やケトルの蒸気に少し海苔をくぐらせるだけで、扱いやすくなります。ただ、火傷には十分注意してくださいね。

キャラ弁作り便利グッズを揃えておく

 キャラ弁を作る時には、便利グッズを利用すると簡単でちょっとした手間を省くことができます。そこで、用意しておきたい便利グッズをご紹介します。

【キャラ弁作り便利グッズ】

・海苔用ハサミ……細かなパーツでも綺麗に切れる
・海苔用パンチ……パンチするだけでパーツが作れる
・カラフルなピック&カップ……キャラ弁ではなくてもお弁当が華やかに
・ウィンナーカッター……タコさん以外のバリエーションがたくさん
・抜き型……一口サイズの野菜やおにぎりを作る時に便利

 これらは全て100円ショップでも揃えられます。少しずつ揃えていくのも、楽しいのではないでしょうか。

面倒ならキャラふりかけなどグッズでもOK

 それでも、どうしてもキャラ弁作りが面倒であれば、キャラもののグッズを利用しましょう。流行りのキャラクターのお弁当箱やふりかけ、ピックなど、各メーカーで用意があるはずです。

 費用がかかってしまうのは難点ですが、子どもと一緒に選ぶことで「今好きなもの」や、「園の流行りもの」を知ることができるため、時にはおすすめです。

キャラ弁は今だけ! 子どもとのコミュニケーションにもなる

「明日はなんのお弁当が良い?」と聞くと、「ハンバーグ!」ではなく、「ドラえもん!」と答える4歳児。息子が幼稚園に入園するまでは「キャラ弁なんて絶対に作らない!」と思っていた私ですが、なんだかんだで“キャラ弁の呪い”にどっぷりハマっています。

 忙しい朝にぐったりする日もありますが、でも、こんな日々も今だけなのかなと思うと、作ってしまうんですよね。そして、完食したお弁当箱を見ると、やっぱり毎回嬉しくなってしまいます。

 もう一度言いますが、キャラ弁は義務ではありません。でも、ちょっとでも興味があったり、子どもからせがまれてストレスになるくらいなら、思い切ってチャレンジしてみるのもありだと思いますよ。せっかくなら、楽しんでキャラ弁作りを楽しんでくださいね。

 最後に、キャラ弁どころかお弁当作り自体が苦痛!という方は、「毎朝のお弁当作り 『苦痛→楽しい』に変える4つのコツ!」も、併せてご覧くださいね。

孔井嘉乃
記事一覧
作詞作曲家・ライター
3歳からピアノを始め、現在は作詞作曲家&シンガーソングライターとして活動中。2014年からウェブライターとしての活動を開始。得意ジャンルは美容、恋愛、ライフスタイル。コスメコンシェルジュ、日本化粧品検定1級、ベビーマッサージ資格、乳児心理+児童心理資格取得。
2016年、ママユニット「mamakanon」を結成。活動5年目にして、YouTube再生回数1,200万回達成。2020年、フレンチシンガーバイオリニストソングライターとのDuo「ellipsis」を結成。両者の絶対音感を活かしてカバー演奏などを行う。
1児のママ。特技は早起き。ウィスキーが好き。

◇孔井嘉乃公式サイトmamakanon公式 YouTubeチャンネルellipsis公式 YouTubeチャンネル

ライフスタイル 新着一覧


あの人気観葉植物が地震を予知!? 植物の異変から事前兆候を察知する話
 テレビ画面に映し出される南海トラフの「巨大地震注意」の文字…。不安で心が押しつぶされそうになりますな。ワタクシが生...
アプローチ中のおんにゃの子は塩対応? “たまたま”の恋の行方にドキドキ
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
盆地を見下ろす丘で
 盆地を見下ろす丘で。  くるくると回る風に吹かれ、空に風の交差点を観た。
ほっこり癒し漫画/第79回「来るかな? ニャー」
【連載第79回】  ベストセラー『ねことじいちゃん』の作者が描く話題作が、「コクハク」に登場! 「しっぽのお...
「女郎花と男郎花」読める? ヒント:ジョロウは間違い。初秋に愛でたい
 知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「女ことば」では、女性にまつわる漢字や熟語、表現、地...
ミルクに難色、昭和育児の「母乳信仰」って何なん? 押しつけがましい上から目線LINEにイラッ
 初めての育児や、何人もの育児をしているお母さんは、とりわけ、毎日大変! そんなお母さんを追い詰める身内、どうにかならな...
セレブ妻が赤羽のサイゼリヤに落ちるまで 上流階級との「品格の差」に絶望
 悠々自適なセレブ生活を送っている医師の妻・大宮由香。ある日、お嬢様学校に通う娘のクラスメイト・愛舞(らぶ)とその母親・...
勝ち組ママ友が放った屈辱的な一言。私を「一般人」と一緒にしないで!
 四ツ谷・番町エリアに暮らす医師の妻である大宮由香は、娘・葵を名門お嬢様学校に通わせている。小学校に入った葵から友人がで...
嘘でしょ…娘の友達が「キラキラネーム」? 玉の輿セレブの大きな誤算
 都会の中心でありながらも、ハイグレードな住宅街として知られる四ツ谷・番町エリア。  大宮由香は、小学校に入ったば...
スメハラ? 90年代の出版社は“異臭”がプ~ン…男と香水と時代の変化
 コミックや書籍など数々の表紙デザインを手がけてきた元・装丁デザイナーの山口明さん(64)。多忙な現役時代を経て、56歳...
移住の思わぬ落とし穴。収入激減で大後悔!こんなはずじゃなかった…
 コロナ禍でリモートワークに対応する会社が多くなり、地方への移住を一つの選択肢として捉える人は増えました。でも、あまり調...
直木賞作家・荻原浩氏インタビュー 世にはびこる誹謗中傷「耳の痛い意見が人を成長させるとは言い切れない」
 パリ五輪でも選手や審判などに対する誹謗中傷は深刻な問題となっている。誹謗中傷は、他人への悪口(誹謗)と根拠のない出鱈目...
まるで最高級の餡子玉! 黒猫のプリプリ“たまたま”がキュートすぎる
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
江角マキコ芸能界引退から7年、初めてデビュー作を語る(後編)父を亡くした喪失感を「ゆみ子」に重ね合わせた
 芸能界から引退している江角マキコさんが、7年ぶりとなるインタビュー取材に応じた。目的は、石川県輪島市を支援するために特...
2024-08-07 07:00 ライフスタイル
江角マキコ芸能界引退から7年、初めてデビュー作を語る(前編)伴走してくれた能登の人たちに「感謝と恩返し」を
 芸能界から引退している江角マキコさんが、7年ぶりとなるインタビュー取材に応じた。目的は、石川県輪島市を支援するために特...
2024-08-07 07:00 ライフスタイル