新型コロナウィルスの意識の低さに苛立つ
私は、「へ――クション」と絶叫してクシャミをするおっさんが大嫌いです。所かまわず、口を手やハンカチで押さえることもせず、クシャミを連発します。そんなエチケット意識の低い男性ほど、マスクをしていません。
別の常連サン(40代、中学生の娘一人)も、そんなクシャミ夫を愚痴っていました。
「私は帰宅したら、ハンドソープを使ってきちんと手洗いをしてほしいのに、旦那はほぼ水で濡らす程度。ちゃっちゃとタオルで拭いたら、冷蔵庫を開けて缶ビールを取り出します。うがいなんてしませんよ。その言い分が『何をしても感染するときは感染する。運で決まるんだよ』と。旦那はそれでいいですよ。大事な娘が感染しても『運が悪かった』で済ますのか。旦那が感染したら、『運が悪かったわね。看病はしないから、身の周りのことは自分でしなさいよ』と言ってやりたいですよ」
価値観の違いにウンザリしているといいます。子育て中の母親は、危機管理能力がそれ以前より高まるといいますから、当然でしょう。子供を守るために慎重になるのです。子供を脅かすような存在があれば、夫婦の協力が不可欠ですが、夫の意識の低さが変わらなければ、「実家に帰って、在宅勤務してください!」と声を上げていいでしょう。
生涯を共に過ごせるかどうかの見極め方
3・11の直後、「震災離婚」を経験した女性たちは、ネットに夫の嫌な部分を書き連ねていました。「私を置いて自分だけ逃げた」「どこにも食べ物がないのに、避難所で配給された食料を一人で食べきった」――。
どちらも、女性にとっては、論外でしょう。そんな男性には、呆れて当然ですが、それが男性の本性です。
そんな危機的状況に直面しなくても、2人の関係を見つめ直すキッカケになる質問があります。「地震や火事などイザというとき、彼は命がけであなたを守ってくれると思いますか?」というのがそれです。
離婚の相談で来られた方には、必ず尋ねています。「あっ、1人で逃げるかも」「はい。助けてくれると思います」と答えは二分しますが、そのインスピレーションは意外と当たっています。
後者のような答えが頭に浮かんだら、たとえ離婚相談で来られたケースでも、関係改善の余地は十分にありますが、前者だと難しい。
今後、新型コロナウイルスが広がったとき、あなたのパートナーは自分たち家族を守ってくれますか。その答え次第で、夫婦関係の今のカタチが見えてくるはずです。
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