水でも保冷材でも改善されず…突然襲いかかる謎の火照り

めりぃ(つけものがかり) 編集者
更新日:2020-04-07 07:39
投稿日:2020-04-07 06:00

かかりつけ医でも原因はわからず

「炎症数値も血液でチェックしたけど、少し高いものの、特に大きな異常はなさそうですねぇ。

 だるいのは、バセドウ病が再燃しているせいだと思いますよ。

 火照りも、バセドウで身体がグラグラと煮えたぎるような感じなのでしょう。なんせ甲状腺が、これだけ暴れているからね……」

 かかりつけ医にて甲状腺の数値やその他の血液検査をしたところ、甲状腺の数値は相変わらず悪いものの、そのほかには目立つ異常がなく、謎の火照りや微熱の原因はわからずじまいでした。

「では、この火照りや微熱は、我慢するしかないんですか……?」と、なかば諦めながら、かかりつけ医に質問する私。

「そうだねぇ。バセドウで出せる薬も限られるから……。つらそうなので、弱めの解熱剤だけ処方するから、これで様子を見てください」と、かかりつけ医。

 処方してもらった薬を調剤薬局で受け取り、トボトボと帰宅しました。

とうとう救急搬送される事態に

 しかし帰宅してからも、メラメラとした火照りは、悪化する一方。不安もどんどんと募ります。

 解熱剤を飲んでも微熱も下がらず、今までとは異なる息苦しさも感じるようになりました。

 けれど、できることは限られていたため、その夜は、とにかく安静にしてベッドで休むことに。

 そして翌日の早朝。目覚めた途端に、火照りが尋常でなく、意識も少し朦朧としていました。いや、火照りがひどくて目が覚めたと言ってもいいかもしれません。

「あ、これは絶対ヤバいやつだ」と直感的に感じ、夫に事情を説明しようとしたところ、ただならぬ雰囲気を感じた夫が「大丈夫⁉︎ ちょっと待って、救急車呼ぶから!」と、119番に電話をかけてくれました。

 ぼーっとしながらも、ほっと安堵する私。「ああ、これで助かる……」とホッと感じたのを覚えています。しかし耐えがたい火照りのせいでフラフラしていたので、今振り返ると、細かなことはあまり覚えていません。

 そしてほどなく、救急車が到着。救急隊と夫がやりとりをしているのを、ぼんやりと聞くのがやっとです。細かなやりとりは覚えていませんが、バセドウ病を治療中とのことで、通っている大学病院へ搬送されることになりました。

 次回に続きます。

めりぃ(つけものがかり)
記事一覧
編集者
アラフォー編集者。壮絶な結婚生活による人生の荒波をくぐり抜け、バセドウ病発覚。2019年、甲状腺全摘手術を経て、完治。つけものを作らせたらプロ顔負けの腕前だが、今のモットーは「バセドウ病患者のつらさを、もっと世間に知ってもらいたい」。

関連キーワード

ライフスタイル 新着一覧


最近の台風は凶暴さがレベチ! 最低限備えておきたい7つの備えと対策
 異常気象が相次ぐ昨今、大型台風で大きな被害に遭う地域は少なくありませんよね。大切なのは、事前に台風への備えに関する知識...
10%オフの【無印良品週間】戦利必需品6点、使えるモノしか買わねえ!SALE品もさらにお得で小躍り
 よっ待ってました! 無印良品メンバーは全品10%オフになる無印良品週間。舞台を観に行った足で銀座店に立ちより、生活必需...
そうだ熱海だ!女子温泉旅、全員ペーパーでも『大江戸温泉物語Premium あたみ』は駅から徒歩圏で心配無用
「週末、どこか行かない?」  そんな気軽な女子旅にピッタリなのが、人気再燃中の熱海エリア。東京だけでなく大阪方面からも...
40代子持ち主婦がフルタイムの営業職に転職! が、20時すぎの帰宅も増え、厳しい現実と理想に悩む
 セックスレスやセルフプレジャー、夫婦の在り方をテーマにブログやコラムを執筆している豆木メイです。  この度、フリー...
踊り子の実態。温厚な私が苛々するのはなぜ?
 踊り子稼業は、仕事も休みも10日単位。まだお客さんだった頃の私は、盆暮れ正月でもないのに10日もオフがあったら、定年退...
高い所での爪とぎは力の証! 講習中のチビ“たまたま”をパチリ
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
宝物の小さな記憶
 夏の思い出を振り返る。  季節の移ろいと共に、宝物も、思い出も、色合いが変わっていくんだね。
ほっこり癒し漫画/第84回「迷いインコ歌をうたう 後編」
【連載第84回】  ベストセラー『ねことじいちゃん』の作者が描く話題作が、「コクハク」に登場! 「しっぽのお...
衆院選で話題を呼んだ「鞍替え出馬」。そもそも「鞍替え」の語源は?
 知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「女ことば」では、女性にまつわる漢字や熟語、表現、地...
介護に遺産…しんどい大人の悩み、相談に「ちょうどいい」相手の見つけ方
 大人こそ行きつけのスナックを見つけて欲しいと言いまくってきた私ですが、このあいだその気持ちに拍車をかける出来事がありま...
えっ、ダイソーで「優秀クッションファンデ」が買えちゃうの? 古いメイク→流行り顔へのアプデにベストかも
 IDATE(アイデイト)は、あの有名ファッションイベント「東京ガールズコレクション(TGC)」とダイソーがコラボして生...
オトナの余裕にキュン! どこまでもついて行きたいダンディ“たまたま”
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
花業界の革命児「雑草」に注目! 秋冬の散歩で見つけたい“おしゃれ雑草”テッパン6種
 猫店長「さぶ」率いる我がお花屋は神奈川の片田舎にありますが、夜はいよいよ暖房のシーズンに(我が家のニャンズは皆20歳近...
更年期は洗濯物が増える!「汗とともに去りたい」と心がチクチクしたら…
 女性なら誰でも通る茨の道、更年期。今、まさに更年期障害進行形の小林久乃さんが、自らの身に起きた症状や、40代から始まっ...
オカモト「まるでこたつ おやすみスイッチ」は40女の睡眠を守れるか
 早いもので10月ももう後半。金木犀の甘い香りが心地よい季節になりました。秋が深まるにつれ、筆者を苦しめるのが足の冷え。...
若手社員のスピード離職を防ぐ3つの対策。これ以上人が減ったら回らない
 近年、多くの会社で「スピード離職」が問題になっています。せっかく優秀な社員が入社しても、数週間から数カ月の間に退職して...