外国では急増…外出自粛中にパートナーのDVから身を守る方法

内藤みか 作家
更新日:2020-04-09 06:00
投稿日:2020-04-09 06:00

DVを減らす「4つの方法」

自室にこもる

 まずできることは、相手とできるだけ顔を合わせず、できるだけ自室にこもることです。可能ならばカギをつけるとなお安全です。接触の機会が増えると、相手が逆上するきっかけを与えやすくなるので、できるだけそばにいる時間を減らすことが大切です。

刺激しない

 DVを振るう相手は、ちょっとした言動でキレる可能性があります。なので会話は最小限に控えることも大切です。また、相手が怒るような言葉は、こちらから投げつけず、できるだけ刺激しないでおくことで、多少は平和を保てるはずです。

戦わない

 イライラしているパートナーと一緒にいると、こちらまでイライラしてきてしまうかもしれません。けれど、絶対に相手のイライラに反発しないことです。つい口答えでもしようものならそれが鉄拳となって戻ってくるかもしれないからです。戦わないことこそ勝ちなのだと考え、売られた喧嘩を買わないでいましょう。

リラクゼーションする

 緊迫した状況の中でいつまでも気持ちを張り詰めさせていては、精神的にとてもしんどくなってしまいます。ホッとする飲み物やリラックスできるアロマなどの香り、それから大好きなおやつや音楽などを用意し、すぐに気持ちを切り替え安らげられるようにして、平常心をキープしましょう。

いざという時のために、相談窓口状況をチェック

 スマートフォンやPCが使えるのであれば、定期的にDV相談について検索したり、相談窓口の状況をチェックしたりしましょう。相談時間の変更などに対応するためです。また、新しくチャット相談が新設され、利用できるようになるかもしれないので情報収集は必要です。なお、配偶者と共有の端末の場合、検索履歴は必ず消去しておくことも忘れずに。

 いざという時のために、相談できる窓口は必ず把握しておきましょう。深夜に被害に遭う時もあるので、できれば24時間対応のところがいいでしょう。もし見つからない、つながらないといった場合、身の危険が差し迫っている場合は警察への相談も選択肢に加え、命を最優先に行動することです。

内藤みか
記事一覧
作家
著書80冊以上。大学時代に作家デビューし、一貫して年下男性との恋愛小説を書き綴る。ケータイ小説でも話題に。近年は電子媒体を中心に活動。著書に「あなたに抱かれたいだけなのに」など。イケメン評論家として、ホストや出張ホストなどにも詳しい。
XInstagram

関連キーワード

ライフスタイル 新着一覧


察知できないから危険でヤバい!「ステルス地雷系の競わせ屋」の罠こわっ
 みなさんの周りには、どんなヤバい人がいますか? あ、いると決めつけてすみません……。でも正直、「この人、ヤバいな」とす...
縦も横もななめも…直線だけで造られた街の違和感と落ち着き
「なんだか不思議な風景だな」とファインダーを覗いたら、その理由に気がついた。  縦も横もななめも、すべて直線だけで...
私は佳代だよ、レイちゃんってかすりもしねえ! 関係が終わった決定打!!
 仲良しの女友達や意中の彼からのLINEでも、幻滅したり、縁を切りたいと思ったりすることはありますよね。  今回は...
40女スーパー銭湯でととのえず、ぴーちくぱーちくな先客にモヤった話
 スーパー銭湯が好きです。週末のランニングがてら、あちこちの施設に出向いております。広い湯船にざっばーん! からの~、サ...
まるで御神体のよう! 美しく雄々しい“たまたま”に幸せを祈ります…
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
どれくらい実践してますか? 家でできる環境にいいこと「7つの習慣」
 子供たちに限りある資源を残すためには、私たちの日々の努力が欠かせません。今回は、みんなが普段心がけている環境にいいこと...
胡蝶蘭はお祝い専用? 寺の住職から聞いた「お悔やみ花」としての需要
「つかぬことをお伺いしますが……」  猫店長「さぶ」率いる愛すべき我が花屋には、お客様から毎日のように“ちょっと困...
台無しなんですけど!家族旅行なのに「夫のイライラ言動」と4つの予防策
 世の女性の中には、せっかくの家族旅行中、「夫のイライラする言動」によって、楽しい雰囲気が台無しになってしまうケースも…...
“頑張り屋のメンヘラ”が「セルフラブ」という人生の処方箋を知りました
「セルフラブ」という考え方は、確実に私の人生に大きな影響を及ぼしています。  セルフラブについて学び始めた時「世界...
【にわか呑み鉄】電車とビール好きにたまらない「流鉄BEER電車」に参戦
 さる9月2日(土)、千葉県流山市で「電車好き」と「ビール好き」垂涎の1日限りのイベントが開催されました。  通常は入...
かつて入り浸った店も 横丁の思い出も時代と共に変わってゆく
 昼間の細い路地を軽装の観光客が闊歩する。  誰かにとってはノスタルジーでも、また違う誰かにとっては新鮮に映るんだ...
にゃんたま写真の成立には“たまたま”への愛のピントがマスト
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
「才色兼備」は女性だけに使われる不適切表現?
 知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「女ことば」では、女性にまつわる漢字や熟語、表現、地...
ずーっといい子ちゃんとか無理!「笑える悪口LINE」で上手に息抜きを
 友達や同僚から人の悪口を聞かされたらあまり良い気分にならないでしょう。でもそれがユニークな悪口だとしたら、思わずクスッ...
ほっこり読み切り漫画/第57回「隣りの芝生はオーノー」
【連載第57回】  ベストセラー『ねことじいちゃん』の作者が描く話題作が、突然「コクハク」に登場! 生きものたち、...
これって良心ですか、マウントですか?「おまいう」説教LINE3選
 説教をされて、いい気分になる人はあまりいませんよね。でも、いつもどこか偉そうで、何かと説教をしてくる人はいるもの。 ...