男女関係にも暗い影を落とす新型コロナ
男女問題研究家の山崎世美子(せみこ)です。新型コロナウイルスの特別措置法に基づく「緊急非常事態宣言」が7都府県に発動されました。
新型コロナウイルスの蔓延で生活環境が一変し、仕事や収入に影響が出ている人も大勢いますが、経済面だけでなく新型コロナの影響は、男女関係にも暗い影を落としています。
命にかかわる出来事や過度のストレスがたまった時に、人間の品格や本音があからさまになるものです。コロナに感染するリスクも考えず、いまだ好き勝手に外で遊んでいたり、何も手伝わないくせに家事や料理のダメ出しだけはするような、器のチマチマした男もいます。
この先の人生を一緒に歩める相手かどうかを、緊迫した時期だからこそ見極めることができるはずです。新型コロナウイルスの余波で浮かび上がる、一緒にいても幸せになれない男性を分析してみましょう。
パンデミックで増えるDV、モラハラ男
新型コロナウイルスの感染拡大を受け、外出自粛や家庭の経済的困窮にドメスティックバイオレンス(DV)などの増加が懸念されている矢先、痛ましい事件が起きました。
自宅で口論になった妻(57)を平手打ちし、転倒させて頭にけがを負わせた東京都に住む会社員の夫(59)が逮捕されたそうです。奥さんは搬送先の病院で後頭部皮下血腫のため亡くなりました。
調べに対し「妻に稼ぎが悪いと言われ、頭にきてやった」と供述していたそうですが、新型コロナウイルス感染症のせいで、収入が激変した家庭の切ない現実です。
「夫が在宅勤務になりストレスがたまって暴力を振るう」「これまで長時間労働ですれ違っていた夫がテレワークで自宅にいるようになり、家事一切を押し付けて文句を言うようになり、モラハラが起こってきた」「DVで母子で家を出ようと準備していたが、自営業の夫は仕事がなくずっと在宅し、監視したりするようになった」などの相談が全国のDV相談ナビに寄せられているそうです。
DVのように身体に直接のダメージを与えるのは論外として、ネチネチと言葉や態度で人の精神を傷つける「モラハラ男」は数多く生息しています。
彼もストレスでたまたま私に当たっただけで……とか、私がイケないんだ……と理解してあげる必要はほぼありません! 相手を無視したり言葉で傷つけたりする男性は、はっきり申し上げてちっせー男です。
自分の意にそぐわないことが起きれば、立場の弱い女性や子供を怒鳴り散らしたり、暴力を振るう男性はコロナと共に終息すべきでしょう。
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