自炊を飽きずに!料理慣れしない人が揃えたい“3つの調味料”

並木まき ライター・エディター
更新日:2020-05-06 06:00
投稿日:2020-05-06 06:00

 ふだんあまり自炊しない人ほど、自炊期間が長くなるとレパートリーが不足し「飽きた……」となりがち。

 長期にわたって自分で作った料理を食べる生活では、味に変化が乏しいほど、自炊生活へのストレスが溜まりやすいのも否めません。

 そこでフードアナリストの筆者が、自炊初心者が長引く自炊生活に向けて常備しておきたい調味料をご紹介します。

1:オイスターソース

 オイスターソースは、隠し味としても使えるほか、炒め物ではメインの調味料として活用しやすく、料理の初心者でも扱いやすい調味料。

 牡蠣のうまみが入っているので、味付けに深みが出るほか、中華風テイストにもアレンジしやすく、ひとつあると味にメリハリをつけやすいでしょう。

 醤油よりトロリとした質感なので、味わいにも奥行きが出ます。

 チャーハンの隠し味など中華料理に使うのが定番ですが、煮物や煮魚のアレンジなど和食の味付けでも応用できますよ。

2:バルサミコ酢

 バルサミコ酢は、家庭料理に幅広く使える便利な調味料。これひとつで料理が洋風になり、普通のお酢に比べ、味に奥行きがあるので、ほかには何も足さなくても料理へのアレンジが効きます。

 魚介類のソースや、ピクルスの漬け汁など幅広く応用でき、料理初心者でも使い勝手がいいため、ひとつあると重宝しますよ。

 野菜などをバルサミコ酢につけておくだけで、即席のピクルスに。自炊慣れしていない人が陥りがちな野菜不足解消にも、ひと役買ってくれます。作ったピクルスは常備菜になりますが、5日以内には食べきると安心でしょう。

3:複数のだしの素

 料理を作り慣れない人ほど「だしの素は、味噌汁くらいにしか使わないし」と、“取り急ぎ”で1種類しか手元に置かないパターンもありがち。しかし、だしの素は料理の隠し味として旨みを加えてくれる万能な存在ですので、料理慣れしていない人ほど活用したい存在です。

 カツオ、昆布などバリエーションを変えて揃えておくと、和食だけでなく、洋食や中華風の自炊料理においても、積極的に使い倒せます。料理の際には、1種類だけでなく複数のだしの素を使うと、味に深みが出やすく、シンプルな料理でも旨みを感じやすいでしょう。

 自炊初心者には、使い勝手のよさから、粉末になっているだしの素がおすすめです。

塩・コショウ・砂糖・醤油・料理酒・みりん、酢は必ず揃えて

 塩やコショウ、砂糖、醤油、料理酒、みりん、酢は料理の基本となる調味料。まずはここから揃え、自炊生活に臨む人も多いでしょう。

 しかしこれらの調味料だけだと、どうしても味付けが単調になりやすく、自炊に慣れない人ほど、毎日同じような味の食事を食べることにも。飽きずに楽しく自炊生活を続けるには、インパクトを出しやすい調味料がカギです。

 手軽に使えて、味にバリエーションが出る調味料を揃えて、自炊生活に飽きない工夫を! お気に入りの味を見つけて、毎日の食卓を充実させていきましょう。

並木まき
記事一覧
ライター・エディター
元市議会議員・時短美容家(一般社団法人 時短美容協会・代表理事)の肩書きを有する。20代から見聞きしてきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様への分析を活かし、美容や恋愛に関するコラムを中心に、さまざまな媒体に寄稿。
Instagram公式HP

日刊ゲンダイ掲載「あの人は今」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/277865

ライフスタイル 新着一覧


「ウチは犬派だ」で険悪に…義両親との会話がハードモードすぎ! 帰省時のテッパン会話5つ
 お盆の帰省で、頭を悩ませるのが義実家との付き合いです。義実家とは年に数回、長い休みの時しかにしか会わないという方も多い...
65歳の男が「完璧な人間=幸せ」じゃないと気づいた瞬間。やっぱり人間は好きなことでしか頑張れない
 コミックや書籍など数々の表紙デザインを手がけてきた元・装丁デザイナーの山口明さん(65)。多忙な現役時代を経て、56歳...
スナックで見た! 実際にあった“ホステス同士”の陰湿なバトル「京都の女、嫌いなんだよねー」にヒヤッ…
 夜の世界を描いたドラマや漫画、きっとみなさんも一度は見たことありますよね。  その中に出てくる女同士のケンカって...
“毒親”に我慢しないで。酒で暴力、友人と肉体関係…絶縁を決意した5人のエピソード
 実の親子であっても分かり合えなかったり、親に苦しめられたりする人もいるもの。場合によっては、縁を切る選択がふさわしいケ...
賃貸の壁、将来の不安…独女が「ひとりで生きていく」ってどうすれば? これからの“住まい”を考える
「アラフィフ独女、51歳、フリーランス」この3点セットで生きていると、ふとした瞬間に「このまま、ひとりで歳を重ねていくの...
41.8度だってよ! 暑すぎて働けない…夏のやる気ゼロ→私がモチベUPできた対処法4つ
 夏本番。朝から照りつける日差し、ムワッとした湿気、汗が止まらない毎日…。そんな中で「今日も仕事か…無理かも」と思ってし...
ゴクリ…日本最大級“にゃんたま”様に出会ってしまった。撮影困難な生きる伝説にひれ伏す!
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
大切な“お盆”は何を供える? 花屋がオススメする4選。ホオズキにはご先祖様を導く願いが
 もうすぐお盆がやって参ります。  お盆の時期は地方によって7月か8月に分かれますが、お盆とは、仏教でいうところの...
中年の会話は「あれ、あれ」のオンパレード。それでも“物忘れ”は悪くないと感じた女同士のとある会話
 女性なら誰でも通る茨の道、更年期。今、まさに更年期障害進行形の小林久乃さんが、自らの身に起きた症状や、40代から始まっ...
この夏「帰省しない」派は4割。理由は“夫の態度”にある? 妻が悩む2つのケース
 大型連休になると訪れるイベント、“義実家への帰省”。せっかくのお休みなのに、「帰省のことを考えるだけで憂鬱」という声は...
1時間の「孫を見せて~」攻撃がキツ…。電話魔の義母に妻がついた“大胆なウソ”
 令和を迎えた今の時代にも、姑の行動に深刻な不快感を示す妻もチラホラ…。一方、激しい対立をするほどの事柄ではなくても妻が...
神か? タクシーが来ず大ピンチ→おばちゃん登場! 25歳の女性が海外で救われた話
 日本とは違った体験や景色が味わえる、それが海外旅行の魅力。しかし、その“違い”が思わぬトラブルを呼ぶこともあるんです。...
【芸能クイズ】ある“美人女優”の発言、兄の恋人に「お前が挨拶しろよ」と言ったのは誰でしょう?
 テレビやネットでふと耳にした、あのひとこと。記憶の片隅に残る発言の背景には、ちょっとした物語があるのかも?  ネ...
90分間、尿意と戦った女性の悲劇。どこも“使用不可”…我慢できるか!? 日本と違う海外のトイレ事情
 日本とは違った体験や景色が味わえる、それが海外旅行の魅力。しかし、その“違い”が思わぬトラブルを呼ぶこともあるんです。...
島のスター!にゃんたま「小虎」に密着。その視線の先には何があるの?
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
職場での“ため息”が気になる…かまってちゃん? SOSのサイン? 心理状態と空気を乱さない対処法
 職場で後輩がたびたびため息をついていると、「大丈夫かな?」と気になったり、「職場の空気が悪くなる…」とモヤモヤしたりし...