欅坂46武道館「影絵」指導者が語る秘話!平手も制作から参加

こじらぶ ライター
更新日:2020-04-11 06:01
投稿日:2020-04-11 06:00

メンバーで唯一、ミーティングに参加した平手

 武道館公演の影絵パフォーマンスは、ピアノの旋律をBGMとしながら、主人公の“僕”を演じる平手と森の妖精を演じる佐藤詩織(23)以外の9人のメンバーが体全体を使って木々や動物、建物を影絵で表現。ひとつのスクリーン上に次々と場面が転換し、僕と森の妖精2人のストーリーを背景含め、ほぼメンバーのシルエットだけで表したのだが、その出来映えは“影絵の素人”とは思えないぐらい、素晴らしいものであった。

 生のパフォーマンスだと気がつかず、VTRだと錯覚したり、プロが演じていると勘違いした観客も多くいたほどだ。

 ――演出のアイデアは、運営スタッフ、あるいは、普段からライブ演出・構成に深く関わっている平手さんのどちらからだったのでしょうか。

 それについては、はっきりとは伺っていません。ただ、最初の打ち合わせの際に運営のスタッフさんとともに欅坂のメンバーでは唯一、平手さんだけが参加していました。その際にプランニングや、イメージしているキーワードなどについても言及されていたので、事前に皆さんで方向性について共有していたのではないでしょうか。

 ――その時の平手さんについて、印象に残っていることはありますか。

 スタッフに混じって的確に打ち合わせを進めるその姿は、私が抱いていた「アイドル」のイメージとは違っていました。大変落ち着いた方だな、というのが第一印象です。

「キミガイナイ」の世界観を意識

 ――なぜ、主人公の“僕”と森の妖精が出会うというストーリーになったのですか。

 まず、運営スタッフサイドからイメージワードと楽曲の提示があり、それをもとに弊社の後藤が絵コンテを起こしていきました。

 ――“僕”は森の妖精と恋に落ちますが、最終的に失ってしまいます。

 影絵パフォーマンスに続いて、(大切な人を失い孤独感に襲われる)「キミガイナイ」が披露されるプログラムだったので、楽曲の世界観にいい形でバトンタッチできるような展開を意識しました。もっとも、ライブ後のダイジェストでテレビにもオンエアされていた部分だけをお伝えするのなら、基本は恋愛ストーリーです。恋人同士の仲睦まじい姿、平手さんと佐藤さんのシルエットはまさにベストカップルでしたね。

こじらぶ
記事一覧
ライター
STARTO ENTERTAINMENT、秋元康系女性アイドル、ローカル、地下アイドル等数々の現場を経験。Xでもご意見を募集しております。

関連キーワード

エンタメ 新着一覧


刮目!伊藤沙莉“静”の演技、「佐田優三 仲野太賀」表示も期待は泡沫に…
 これまでの後悔と秘密をすべて打ち明けて、直言(岡部たかし)は安らかに亡くなった。  寅子(伊藤沙莉)は何事もなか...
桧山珠美 2024-05-30 19:10 エンタメ
古谷徹は“あの役”降板?声優不倫騒動の後始末、カギは「キャラの私物化」
 レジェンド声優・古谷徹(70)の不倫報道が世間を騒がせている。 『文春オンライン』よって報じられた37歳年下女性...
優三も草葉の陰で苦笑い? 前代未聞な別れの“懺悔”は直言らしい名場面に
 直言(岡部たかし)は栄養失調と肺炎でもう長くはないと診断される。直言が大事なことを隠していたと知った寅子(伊藤沙莉)の...
桧山珠美 2024-05-30 18:50 エンタメ
「見るんじゃない」と直言。ダチョウ倶楽部の“押すなよ、押すなよ”を彷彿
 直言(岡部たかし)の体調が優れない。寅子(伊藤沙莉)と直明(三山凌輝)はマッチ製造の仕事を紹介してもらい、はる(石田ゆ...
桧山珠美 2024-05-28 15:30 エンタメ
視聴率苦戦だから失敗に物申す!山下智久と錦戸亮、5年ぶり民放作の意義
 山下智久(39)が主演を務める「ブルーモーメント」(フジテレビ系)、錦戸亮(39)がキーマンとして出演する「Re:リベ...
こじらぶ 2024-05-25 06:00 エンタメ
「おいしいものは一緒に」出征前の河原デート。はて?初回を思い出すと…
 寅子(伊藤沙莉)は訪ねてきた後輩の小泉(福室莉音)から、女子部が閉鎖されることになったと知らされる。  今年は高...
桧山珠美 2024-05-24 15:30 エンタメ
優三の優しさシャワー全開!寅子のゴロゴロ床入り作戦も大成功だった神回
 昭和17年3月。直言(岡部たかし)の工場は軍からの注文が途切れず、順調に稼働を続けていた。戦時下で食べ物が貴重になる中...
桧山珠美 2024-05-21 15:30 エンタメ
朝ドラヒロインは「大日本国防婦人会」と揉めるのがお約束
 結婚した寅子(伊藤沙莉)は弁護の依頼も来るようになり順調な日々を送る。  ある日、手伝いとして働くよね(土居志央...
桧山珠美 2024-05-20 15:30 エンタメ
角界一の美容力士・翔猿らが明かした脱毛&モテ事情、全力で推したいのは
 圧倒的な強さと精神力、鍛え抜かれた筋肉美、昭和の名横綱“ウルフ”千代の富士、整った顔立ちと沸き立つ色気がたまらない“各...
「僕じゃ駄目かな」あすなろ白書のキムタクを想起、優三渾身のプロポーズ
 寅子(伊藤沙莉)は、弁護士として社会的な信用を得るためにお見合いをさせて欲しいと直言(岡部たかし)とはる(石田ゆり子)...
桧山珠美 2024-05-20 15:02 エンタメ
事件はいつも「あの階段」で起こる! 岩ちゃん演じる花岡もう婚約
 晴れて弁護士になったが、女性であることを理由になかなか依頼をしてもらえない寅子(伊藤沙莉)。「女の幸せより大事なものか...
桧山珠美 2024-05-20 15:02 エンタメ
炎上芸人・粗品は松本人志にビビってない!キンプリへの暴言も計算済み?
 2018年にコンビとして『M-1グランプリ』(テレビ朝日系)のチャンピオンとなり、2019年にピン芸人として『R-1ぐ...
堺屋大地 2024-05-15 06:00 エンタメ
「握手」の演出に伏線?寅子と花岡は友情の証、優三のそれとは真逆だった
 寅子(伊藤沙莉)の1年先を行く花岡(岩田剛典)は司法修習後の試験に合格。どうしても早く伝えたいと寅子に電話をしてきたの...
桧山珠美 2024-05-14 16:00 エンタメ
あぶ刑事ヒットならドラマ化も?柴田恭兵の“枯れた老人”は世を忍ぶ仮の姿
 先月までNHK-BSで放送していた「舟を編む~私、辞書つくります~」はなかなか素敵なドラマでした。  三浦しをん...
映画『広末涼子』(仮)の鳥羽氏は中盤キャラ?スキャンダル史まだ続く説
 昨年6月、人気シェフ・鳥羽周作氏とのダブル不倫が報じられ、無期限の謹慎処分を受けていた広末涼子。その後、夫だったキャン...
堺屋大地 2024-05-11 06:00 エンタメ
花岡(岩ちゃん)、寅子に匂わせプロポーズ!?でも黄色いバラの花言葉は…
 とうとう合格した寅子(伊藤沙莉)、先輩の久保田(小林涼子)、中山(安藤輪子)。そして寅子と合格者が3人も出たことで、廃...
桧山珠美 2024-05-10 15:30 エンタメ