“おこもり・おうち美容”の落とし穴…在宅でやりがちなNG3つ

並木まき ライター・エディター
更新日:2020-04-23 06:50
投稿日:2020-04-23 06:50
 在宅時間が増え「おうち美容」「おこもり美容」に取り組んでいる女性も増えています。しかし気合いを入れた在宅美容で、残念なNGをしてしまっていたら、がっかり……。
 そこで、時短美容家である並木まきが、在宅美容でやりがちなNGをお話します。

NG1:スペシャルケアコスメを毎日使う

 ふだんは忙しくて、スペシャル美容コスメまではなかなか手が回らない……という人も多いですよね。毛穴ケアや角質オフ、ディープクレンジングなどのスペシャルなお手入れは、時間があるときこそ取り組みたいケアです。

 しかし「毎日のルーティン」にスペシャルケアを取り入れてしまうと、トゥーマッチなお手入れになり、逆効果にも。かえってお肌への刺激が強くなるリスクもあるのです。

 特別なお手入れ用のコスメは、おおむね週に1~2回の使用が推奨されているものが多いため、使用前にはパッケージの注意書きをチェックしたほうが確実です。

NG2:マスクを所定時間より長く貼り続ける

 シートマスクや塗るタイプのマスクを使ったお手入れなど、ある程度の時間がかかるスキンケアも、在宅時間が長いタイミングだと、やりやすいですよね。

 日ごろ、お肌の乾燥が気になっている人ほど、このタイミングで取り組みたいお手入れでもあります。

 しかし「時間がたっぷりあるから」と、マスクを所定の時間よりもはるかに長く、延々とつけっぱなしにしておくのは、おすすめできません。

「長く貼っておけば、その分、保湿強化になる」と思うかもしれませんが、マスクに含まれた水分などは、蒸発してしまいます。乾いた状態のマスクをお肌に貼り続けてしまうと、かえって乾燥を招き、肌トラブルを引き起こしかねないのです。

 マスク系のお手入れは「ながら美容」にも最適だけれど、推奨されている時間が過ぎたら、外したほうが安心です。

NG3:開封後、長く放置していた化粧品を使う

 以前に買ってはみたものの、開封してから放置していた化粧品を「せっかくだし、久しぶりに使おうかな」と考える人もいますよね。残量が多いほど、捨てるのはもったいないし、今は時間があるからこそ、ふだんよりもスキンケアに手間をかけやすいのも傾向。「思い立ったが吉日!」で、使用を再開した化粧品があるかもしれません。

 しかし開封後にしばらく放置していた化粧品を使うのは、お肌にとってはリスキー。化粧品の多くは、回封したら早めに使うよう推奨されていて、期間の目安としては、長くても数ヶ月が限度です。

 また、無添加系コスメは防腐剤や保存料を使用していないので、開封してから品質が変わるまでのスピードも早め。

 保存状態や配合されている成分にもよりますが、いつ開封したのか思い出せないくらい古いコスメは、使わずに処分したほうが賢明です。

まとめ

 在宅の時間が長くなるほど、気分も滅入りがち。美容で自分を癒すことにより、少しでも心身がすこやかになれば嬉しいですよね。

 もっとも、「この機会に」とやったことが、お肌に悪影響だったとしたら、かなり残念……。お心当たりがあった方は、ぜひお手入れを見直してみてください。

並木まき
記事一覧
ライター・エディター
元市議会議員・時短美容家(一般社団法人 時短美容協会・代表理事)の肩書きを有する。20代から見聞きしてきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様への分析を活かし、美容や恋愛に関するコラムを中心に、さまざまな媒体に寄稿。
Instagram公式HP

日刊ゲンダイ掲載「あの人は今」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/277865

ビューティー 新着一覧


「ジェネリック医薬品」って何が違うの? いまさら聞けないメリット・デメリット【薬剤師解説】
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
紫外線は“顔のたるみ”の大敵です! 老化だから…って諦める前に試したい4つのこと【医療従事者監修】
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
ひぃ~! ツヤ肌ファンデ→数時間でドロドロに…。大人世代が「買って後悔する」コスメのポイント【美容家解説】
 炎天下でもドロドロ顔面を回避したい40代にとってファンデーション選びは死活問題。最近では比較的安価なツヤ肌ファンデーシ...
「化粧めんどい界隈」に伝えたい。ずぼらな私が発見した“ラクして可愛いを作れる”6つのウラ技
「あと15分で家を出なくちゃいけないのに、まだメイクできてない! 手抜き感は出さずにパパッと終わらせたい!」「出勤しなき...
えっ、食物繊維が逆に「便秘の原因」になるってホント? “正しい摂り方”を知っておかなきゃ【薬剤師監修】
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
痩せたい…でも食事制限は嫌! ダイエット中の間食、何時に何を食べればセーフなの?【医療従事者監修】
 ダイエットをしていると、厳しい食事制限をしがち。とはいえ、食事制限でストレスがたまって過食してしまっては、元も子もあり...
知ってた?「レチノール」に紫外線は大敵です。夏にヘビロテする前にちょっと待って!【医療従事者監修】
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
大人だって「バブみメイク」をしてみたい! 童顔風になれる4つのコツ
 最近よく見聞きする、「バブみメイク」。「10代、20代の子がやる分には可愛いだろうけど、私の年齢ではちょっと…」なんて...
2025-05-28 22:04 ビューティー
昭和バブル→令和メイクに即変身!40代でもトレンド顔になれる簡単プチプラコスメ3品【美容家厳選】
「今どきらしさ」のあるトレンドメイクをしたいけれど、何を買ったらいいのかわからない…と感じているOVER40歳にこそ、プ...
雨の日の「頭痛」は水のせい? 梅雨の前に知っておきたい“気象病”の対策方法【医療従事者監修】
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
ケアしてるのに~! 40代の「イマイチ肌」を乗り切るアイテム3つ。日焼け止めから見直して【美容家厳選】
 今年は、5月から真夏のような暑さの日も多く、「ちゃんとケアをしているのに、なんだかイマイチ」の声もチラホラ。  物価...
対策は万全に!「水虫」に感染しやすい人の特徴って? 気温15度以上は要注意【医療従事者監修】
 夏になると、水虫になる人が増えるといわれています。「自分は大丈夫」と思っていても、プールや温泉などで知らない間に感染し...
物価高の今こそ「節約美容」を! プチプラでも満足度“1万円越え”のアイテム3つ【美容家厳選】
 長引く物価高の影響で、日々の美容にもこれまで以上に「コスパ」や「お得感」を求める声が高まっています。  節約しつつも...
性交痛がつらい…それって更年期のせいかも。医療関係者が教える“40代の悩み”対策は?
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
ツヤ肌メイクの“やりがち”NG3選。なんか脂っぽい…の原因はこれ! 成功するコツは?
 ツヤ肌メイクの、ちょうどいいツヤ感って意外と難しい…。やりすぎるとただのテカリに見えたり、毛穴が目立ったり。控えめすぎ...
日焼け対策、怠ってない? アウトドアガチ勢が実践すべき“美肌”を死守する3大ケア
 春と夏はポカポカと気持ちいい外の空気を吸いながら、アウトドアスポーツをしたくなる季節です。でも、「日焼けが気になる」と...