更新日:2020-04-30 07:03
投稿日:2020-04-29 06:00
ホームに降りたふたりは…
どうしよう……。動揺した、そのときです。大柄な男性が、離れていこうとする彼の手を、ぐっと握りしめました。そのまま強引に、自分の元に引き戻しました。そうした大柄な彼の顔は、じっとドアを向いたままでした。ただ、恋人の手を握る手と腕に、太い筋が浮いていました。手を取られた彼は、また細い首で俯きました。
電車が停まり、ドアが開き、ふたりがホームに降りました。すると小柄な彼が、今度は自分から、彼氏の腕にそっと腕を絡めました。そうして彼の肩に、ちょこん、といった感じで頭を乗せ、ぴったりとくっついて歩きだしたのでした。痩せた中年男性である彼の、その背中のなんと可憐なことか。
私の動揺は収まりません。遠ざかる彼らの後ろ姿にまたもや目を奪われながら、まさかの地元で近年最大の萌えに出逢ったことに心で手を合わせつつ、どうぞ良き旅を、と深く祈ったのでした。
ラブ 新着一覧
男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
なかなかパンチのある再婚発表だ。俳優・東出昌大(36)が8月27日、自身のYouTubeチャンネルを更新し、再婚と「今...
あなたには、彼氏や夫に浮気された経験があるでしょうか。もしあるなら、なにがきっかけで浮気を知りましたか?
「ある日届...
恋愛リアリティーショー『ラブ トランジット』シーズン2(Amazon Prime Video)がスタートして話題です。...
恋愛においての常識は、時代の流れと共に刻々と変化しています。令和になって昭和の恋愛常識を振り返ってみると、その新鮮さに...
夫がLINEで女性とイチャイチャしていたら許せるでしょうか?
今回は既婚者の男性とLINEを楽しんでいる女性に、や...
セックスレスやセルフプレジャー、夫婦の在り方などをテーマにブログやコラムを執筆している豆木メイです。
セックス...
ボンビーフリーランス2年目の23歳の夏。結婚願望がありまくりで“運命の出会い”に必死の筆者は、彼氏を1度に3人作ること...
鍛え上げられた肉体と根性が魅力の体育会系男子。一見、彼氏にすれば頼りがいがありそうなイメージがありますが、実際はどうな...
高学歴でバリバリ仕事をこなし稼ぎまくる「ハイスペ女子」。一見恋愛でも苦労がなさそうですが、意外にも男性には敬遠されがち...
パートナーなしの50歳独女ライター、mirae.(みれ)です。48歳で男性経験がないながらも、性的関心だけは人並み以上...
今回は、イイ感じの関係になっている男性からおうちデートに誘われたときに見るべき場所・ポイントを紹介します。部屋を見れば...
「冷酷と激情のあいだvol.210〜女性編〜」では、結婚11年目を迎え、年齢に伴って見た目がどんどん老いていく夫に切実な...
男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
夫の「疲れた〜」という口癖、無性にイライラしますよね。仕事後や家事の後に「はあ〜、疲れた〜」と言われると、「いちいち疲...
時代とともに移り変わっていく、恋愛観。令和の今では「はあ?」と思うような恋愛観が、昭和の時代には「そうそう」だったケー...
















