経過は順調もわずかに不調残り…気力と体力のバランスに苦心

めりぃ(つけものがかり) 編集者
更新日:2020-06-02 06:00
投稿日:2020-06-02 06:00

半年の間に感じた不調とは…

 ただ、調子に乗ると翌日または翌々日まで疲れが持ち越され、身体のだるさが出たり、筋肉のこわばりが強まったり……といった感じでしたので、やはり気力ほどには体力が戻りきっていなかったようです。術後は、用心しつつゆっくり身体を慣らしていくのが大事だと思いました。

 そんなこんなで振り返ってみると、術後半年くらいまでの期間では、私は筋肉のこわばりのほかにも、次のような症状が出ていました。

・突然訪れる首や喉の癒着感(傷のつっぱり具合による)
・肌荒れしやすい
・ハウスダストなどにやたらアレルギー反応が出る
・普段はかぶれない化粧品にかぶれる
・生理がだらだら続く
・生理前のPMSがひどい
・口内炎や口角炎が出やすい
・抜け毛が増えた
・慢性的な鼻づまり
・食欲に波がある
・やや手汗が出やすい
・軽いパニック障害

 すべて日常生活に大きな支障が出るほどではなかったものの「どんより不調」といった感じで、スッキリしない日々。気力は湧いているのに、身体がついてこないジレンマに落ち込む日も多くありました。

 そのうえ「もうバセドウになる前の身体には戻らないのかな……」と不安になる夜もあり、そのたびにドクターからの「時間はかかるけれど、もとに戻りますよ」の言葉を思い返して、励みにしていました。

 でも今、当時を振り返ると「なんであんなに、クヨクヨと考えていたんだろう?」とも思うのです。術後はメンタルも弱りやすいせいか、悪いほうに考え出すと止まらなくなるのかもしれません。もうちょっと前向きにいられたらよかったなぁと反省です。

 そのほか、気圧が低い日には不調を感じやすいのは相変わらずで、雨が降る半日くらい前からは、傷口がうずいて硬くなるような感覚も。さながら「天気予報マシン」のような身体でした。これは、術後半年を過ぎたあたりからピタリと止まったので、体力の回復とともに、改善されたのかもしれません。

 こんなふうに、なんとなく自分を騙しながら日常生活を送っている……という日々は、結局、半年以上続きました。この時期一番つらいのは、気力と体力が比例しないことに尽きました。

 次回に続きます。

めりぃ(つけものがかり)
記事一覧
編集者
アラフォー編集者。壮絶な結婚生活による人生の荒波をくぐり抜け、バセドウ病発覚。2019年、甲状腺全摘手術を経て、完治。つけものを作らせたらプロ顔負けの腕前だが、今のモットーは「バセドウ病患者のつらさを、もっと世間に知ってもらいたい」。

関連キーワード

ライフスタイル 新着一覧


「フェロモン診断」調香師が選ぶ GW旅行の疲れを癒すおすすめの香り
 もうすぐゴールデンウィーク、今年は旅行や帰省の予定を立てている人も多いのでは?  飛行機や電車での移動、長時間の...
新学期早々ピンチ! 子供の「学校に行きたくない」の最適解は?
 子供が「学校行きたくない」と言い出したら、親としてはとても不安になりますよね。理由は、いじめや人間関係、勉強の遅れや体...
黄・紫・桜♪
 春の三原色を見つました。
陽だまりでゴロゴロ♡ お日様パワーを吸収する“たまたま”君
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
ほっこり癒し漫画/第71回「はふはふぴたっ」
【連載第71回】  ベストセラー『ねことじいちゃん』の作者が描く話題作が、「コクハク」に登場! 「しっぽのお...
美人局の語源に「筒」と「陰茎」
 知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「女ことば」では、女性にまつわる漢字や熟語、表現、地...
結婚式前夜、娘の門出を祝う「親として最後の教え」の内容に涙腺崩壊!
 入学や卒業、就職による1人暮らしなど、門出は1つの節目。嬉しい反面、どこか寂しさや不安を感じる瞬間でもありますよね。 ...
占い好きな成功者と占い好きな非成功者の違い…占いライターで一攫千金も
 コミックや書籍など数々の表紙デザインを手がけてきた元・装丁デザイナーの山口明さん(63)。多忙な現役時代を経て、56歳...
豊洲の人生勝ち組妻でも幸せじゃない?彼女が裕福と引き換えに諦めた事
 独身時代は都心に暮らしていたが、結婚を機に武蔵境に暮らし始めた千佳。しかし、郊外のこの地を愛せない。そんな時、中学の同...
「夫の駐在時にね…」なぜあのコが?田舎の同級生“玉の輿婚”に心ざわつく
 独身時代は都心に暮らし、華やかな生活をしていた千佳。しかし、結婚を機に都内から離れ、武蔵境に住み始めた。しかし、妥協し...
メガバン妻が悟ったリーマンの限界値 吉祥寺より2駅下った中古マンション
 武蔵野の自然を携えそびえる瀟洒な白亜の建物は、まるでこの場所がヨーロッパの一都市であるかのような錯覚を与えてくれる。 ...
帰ったらお風呂に…夫「沸いてるよ!子供が入ってる」危機管理能力ゼロや
 子育て中のママにとって、子供の命と健康を守るのは一番大切な使命。だからこそ、危機管理能力は嫌でも高くなります。 ...
号泣しながら「愛の讃歌」を熱唱 なぜ人はスナックでダサい姿を晒すのか
 私はこれまで多くの夜の世界を見てきましたが、スナックは本当に不思議な場所です。  完全無欠のモテ人間ほど、なぜか...
大人は「さようなら」とハッキリ言わないけど…
 北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシマエナ...
春の行楽、御朱印集めはスタンプラリーと何が違う? 作法やタブーとは
 山形県東部にある山寺(山形市)で自らの行いについて考える出来事がありました。我よ、御朱印集めがスタンプラリーと化してい...
この勇姿もあとわずか…去勢手術予定“たまたま”を記念撮影!
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...