平手友梨奈誕生祭 伝説4年間の変遷からソロ1年目を猛烈予想

こじらぶ ライター
更新日:2020-06-27 06:00
投稿日:2020-06-27 06:00

女優・平手友梨奈の魅力は? 同世代で比較

 19歳となったこの1年は平手にとって初めて欅坂46からは離れて、完全な個人としてスタートする最初の年だ。

 本格的に女優業に進むのであれば同世代の二十歳前後の女優たちと競合することになるが、代表的な顔ぶれは広瀬すず(22)、永野芽郁(20)、杉咲花(22)、浜辺美波(19)、上白石萌音(22)、橋本環奈(21)など。いずれも才能とビジュアルを兼ね備えた前途洋々な若手女優だが、平手はビックリするほど、誰とも被らない(アイドル時代と同様に)。

平手友梨奈にオファーが絶えない理由

 大衆が抱く平手の人物像は、クールでダークで負のオーラをまといミステリアス。「静」でもあるし「動」でもある。圧倒的存在感があって登場するだけでインパクトがある人物。ダークヒロインにもいそうだし、主人公以外で物語の重要なキーパーソンにもなりえる。ドラマや映画、その原作となる小説や漫画には多く存在しそうなキャラクターだが、それを実際配役するとしたら……平手登場以前ならとても難しく苦慮してきた制作陣も多かったのではないか。そこにすっぽりと彼女が収まることができる。

 映画「さんかく窓の外側は夜」で“呪いを操る決して笑わないミステリアスなキャラクター”のヒウラエリカ役を平手が演じることが発表された際、「平手さんしか考えられなかった」、「たくさんの映画の(オファーの)中でこの映画を選んでくれてありがとうございます」と森ガキ監督がコメントしていたように、彼女にオファーが絶えないのは欅坂46のセンターという看板抜きに他の誰とも被らない唯一無二のキャラクターだからこそだろう。彼女にしかできないような役を、彼女に宛書きするかのように描く漫画家や作家も多い。

王道NHK朝ドラヒロインを期待する声も

 逆に、そこらにいそうな普通の役をやっても、他の誰が演じるより斬新に映るだろう。ファンが彼女に演じて欲しいと望む役柄の中に、上記の平手のパブリックイメージとは異なる、コメディーだったり、正統派NHK朝ドラヒロインをやって欲しいという声も多かった。

 一般層には無いイメージだろうが、ステージ裏の平手は人見知りで礼儀正しい一方、心許した相手にはいたずらっ子でよく笑う等身大の女の子だ。その意味でコメディーや正統派ヒロインも本来平手が持ち合わせている特性を引き出せるものになるだろう。

 実際「さんかく窓の外側は夜」の公式Twitterで今月19日に投稿された平手のコメント動画では、役柄で兄妹というわけでもないのに志尊を「お兄ちゃん」呼びしていたという妹らしさ(恐らく実兄と志尊が同年代だからか)を見せていた。また、岡田を「まさき」といきなり呼び捨てする悪ガキぶりを発揮したり、小さい子供に対しては自身を「てちお姉さん(てち=平手の愛称)」と呼び優しいお姉さんぶりも垣間見せ、平手が持つ“普通の19歳らしさ”を感じさせた。

“コロナ自粛”以降に期待すること

 以前の記事「平手友梨奈 愛され女子!岡田将生・志尊淳ら共演者が虜な訳」でも触れたように、平手はこれまで2本の映画に参加したが、いずれも彼女の才能と人柄により大物共演者や監督と確固たる信頼関係を築いてきた。共演者や監督、スタッフに愛されることは、視聴率や興行収入に関わらず、次のオファーに繋がっていくはずだ。彼女が望むように、主演である必要はなくやりたい役をじっくり選んで着実にキャリアを積んで欲しい。

 コロナで外出自粛下、一人で部屋にいることが苦手な彼女が精神的に休めたかは不明だが、身体的には嫌でも休めたはずだ。欅坂46時代に患った腰部のケガなどが快方に向かっていれば高い身体能力でアクションもできる。

 本人がやる気になればソロアーティストとしてのデビューもあり得るだろう。多くのファンだけでなく業界関係者も待ちわびている。

 今後、年を重ねるごとに「〇〇歳なのに凄い」は通用しなくなっていくが、唯一無二の存在感で何をするにも選ばれる“平手友梨奈”であり続けるはずだ。

こじらぶ
記事一覧
ライター
STARTO ENTERTAINMENT、秋元康系女性アイドル、ローカル、地下アイドル等数々の現場を経験。Xでもご意見を募集しております。

関連キーワード

エンタメ 新着一覧


朝ドラ史上、いやテレビ史上に残る名判決シーン。「政治の貧困」の言葉が胸に突き刺さる
 昭和38年6月、桂場(松山ケンイチ)は最高裁判事のひとりに任命される。  竹もとで修業に励む梅子(平岩紙)、そし...
桧山珠美 2024-09-07 06:00 エンタメ
夕飯のカレーで描いた星家の“遠慮のない家族”への変化。入山法子の名場面を振り返り
 昭和37年1月、「原爆裁判」の原告のひとり、吉田ミキ(入山法子)が法廷に立つことを承諾。広島から上京してきたミキを、原...
桧山珠美 2024-09-05 17:30 エンタメ
虎に翼の脚本は朝ドラ特有の“中だるみ”なし!塚地出演「あさイチ」との連携プレイにも救われた
 昭和34年、優未(毎田暖乃)は高校1年生に。直明(三山凌輝)と玲美(菊池和澄)の間に子供が産まれ、猪爪家はますますにぎ...
桧山珠美 2024-09-02 17:30 エンタメ
東出昌大“狩猟系イケメン”面目躍如。通り過ぎていった女性たちは何を思う
 期待に応える男、東出昌大(36)がまたまたやってくれました。今度は“デキ婚”ですって。いつかやってくれるだろうとは思っ...
第110回感動のラストシーン! 余貴美子演じる百合さんの“ある台詞”がとっても可愛かった
 寅子(伊藤沙莉)たちとの同居がつらいと本心を語り、家を出ようとするのどか(尾碕真花)。そんな彼女に、優未(毎田暖乃)は...
桧山珠美 2024-08-31 06:00 エンタメ
【写真特集】10年前の初々しい東出昌大。オールバック、ナチュラル、横流し…髪型3変化
【この写真の本文に戻る⇒】杏との離婚から4年、東出昌大“デキ再婚”で話題の養育費問題。子のために前妻が即やるべき事【弁護...
虎に翼108回目でお見事だった2つのシーン。世の中の“普通人”の理不尽な思いを代弁させた
 稲垣(松川尚瑠輝)と小橋(名村辰)にも手伝ってもらい、裁判所で中学生向けの法律の勉強会を開いた寅子(伊藤沙莉)。だが話...
桧山珠美 2024-08-28 17:15 エンタメ
松本人志はいまや「憧れの芸人」ではない。若手芸人が話す3つの理由
「生きるお笑い界の伝説」ことダウンタウン松本。還暦を迎えた今も大人気の冠番組を複数抱え、お笑い界で最も大きな発言権を誇る...
帽子田 2024-08-28 09:38 エンタメ
なんて賢い子!“星家イチのオトナ”が優未だった件。27日あさイチに“料理男子”井上祐貴が降臨
 寅子(伊藤沙莉)と優未(毎田暖乃)は星家で暮らし始めるが、航一(岡田将生)の長男・朋一(井上祐貴)、長女・のどか(尾碕...
桧山珠美 2024-08-26 17:35 エンタメ
木戸大聖が世間に見つかってしまった!月9「海のはじまり」スピンオフでファン急増中
 めめ(目黒蓮)の体調不良が心配でなりません。現在、フジテレビ系月9「海のはじまり」に主演していますが、Snow Man...
寅子の「心が躍るような」結婚式。放送残り1カ月ちょっと、NHKにスピンオフで描いてほしいこと
 お互いそれぞれの名字を名乗ったうえで、「夫婦のようなもの」になることを決めた寅子(伊藤沙莉)と航一(岡田将生)。猪爪家...
桧山珠美 2024-08-24 06:00 エンタメ
平手友梨奈がHYBEと契約終了、2度目の退所で訪れる転機。神童が“本物”に返り咲く日
 平手友梨奈(23)が今月8日、韓国の大手芸能事務所「HYBE」日本本社のレーベル「NAECO」との専属契約を終了した。...
こじらぶ 2024-08-24 06:00 エンタメ
【写真特集】女子アナ時代、初々しい浴衣姿の田中みな実
【この写真の本文に戻る⇒】 なぜ田中みな実は「いらん一言」を放つのか。女優ヅラ発言の真意を考察
なぜ田中みな実は「いらん一言」を放つのか。女優ヅラ発言の真意を考察
 放送中のドラマ『ギークス〜警察署の変人たち〜』(フジテレビ系)にて、3人の主要キャラのうちの1人に抜擢されている田中み...
堺屋大地 2024-08-23 06:00 エンタメ
航一は本当に明治生まれなのか?「夫のようなもの」を許容できる男に疑惑
 航一(岡田将生)から、そこまで悩むのなら結婚をやめようと告げられた寅子(伊藤沙莉)。それは婚姻届を出す結婚をやめようと...
桧山珠美 2024-08-24 00:23 エンタメ
『ラヴィット!』に疑問の声。違和感たっぷりでもギャル曽根の「超ギャルル」を推すワケ
「日本でいちばん明るい朝番組」をコンセプトに、平日の朝に笑いと情報を届けている人気番組『ラヴィット!』(TBS系)。 ...