幸運は我が家へ~お邪魔な虫はお帰り下さい!ユーカリの効能

斑目茂美 開運花師
更新日:2020-07-08 06:00
投稿日:2020-07-08 06:00

ある夏の夕暮れ時のお客様

「あのぅ、お店まだやってますか~?」

 太陽の暮れるのがすっかり長くなった、ある夏の日の夕暮れ。お花屋さんである我がお店、そろそろ本日営業終了のお仕度を始めたころ、やや暗くなり始めたお店の外から、ワタクシをどなたかが呼んでらっしゃいました。

ワタクシ「大丈夫ですよ~。なにかございますか?」

お客様「ちょっと、こっち来てもらえます?」

 お客様に外へ誘導されると、店外にある雑多に集められた植物コレクションの中のある植物がどうやら気になっているご様子……。

 そこは、お店のスタッフが「気になるもの」をやたらと集めてその生態を実験観察している、売る気のサラサラない植物ばかりを集めたエリア。特製の「ハス池」まであるので、花屋の店長が「猫」ってだけでも変わっているのに、妙に人慣れしたカエル達が「ゲロゲロ」と大合唱している、お店の外までオカシナ我がお店なのでございます。

「このお店の前を通るたび、ずっと気になってたんですけど」

 お客様が指をさしたのは、お店の屋根ほどの背丈の高い木でございました。何を血迷ったか……ワタクシ、後先考えずに大興奮で仕入れて弊店の輸送トラックに入らず、配送スタッフに「もうちょっと考えろよ!」とめちゃくちゃ叱られた逸品。

「いつ見ても、ぶっ倒れてるんですけど、私、買ってもいいですか?」とお客様。

 そうね、今もぶっ倒れて屋根にもたれかかってますね……。

「しかし、よく気が付きましたね?」とお伺いすると、「だってずっと探してたんですもの。欲しくて欲しくて~」とおっしゃる。

「ほかの種類はよく見かけるけど、この香りの強いタイプはなかなかないのよね。万能選手よ、この木は!」

 ふふ~ん、やっぱりね。そうでしょ~ならば、これをご紹介しない手はございませんな。

 ということで、今週は「ラッキーは引き寄せてもイヤな虫は遠ざける ユーカリ」の解説でございます。

斑目茂美
記事一覧
開運花師
半導体エンジニアを経て花業界に転身。イベント・ホテルなどの装飾も手がける生花店を営む傍ら、コンテストで優勝・入賞を重ね、雑誌・新聞等に作品を発表する。神奈川各所にて花教室を開催。障害者支援も花で実践。悩ましくも素敵なお客様を「花」で幸せへと導く道先案内人。ブサかわ猫店長「さぶ」ともに奮闘中。Facebookやってます。

ライフスタイル 新着一覧


平日夜8時、話題のオーケー銀座店の惣菜コーナーに行き完全敗北した件
 10月17日、東京・銀座3丁目のマロニエゲート銀座2内に「オーケー銀座店」がオープンして話題になっていますね。銀座の一...
#3「バカにされてる?」元彼のイヤミがつらい。女が椎名林檎を歌う理由
【#1、#2のあらすじ】  阿佐ヶ谷のスナックに勤務している紘子は、役者を目指しながらもくすぶっている日々。そんな...
#2「普通の女」に負けた美人は怨念まみれのSNSがバズり快感を覚える
【#1のあらすじ】  阿佐ヶ谷のスナックに勤務している紘子は、役者を目指しながらもくすぶっている日々。そんな彼女の...
「鉛筆なめなめ」「セクハラはやめて」悲しきおじさんビジネス用語3選
 会社に勤めている人なら、50代以上のおじさんたちが「おじさんビジネス用語」を使っているのを聞いたことがあるかもしれませ...
経験は「ナマモノ」…感情も感度も“錆びた大人”になっていませんか
 人生において経験は重要ですよね。これから先の未来や、あるいは後輩たちを助けられるかもしれません。  だけど昔の経験に...
あなたにとっての「過去」はいつ? 過去を閉じ込めた空間で
 過去という言葉の意味が広すぎて、思い浮かべるイメージがまったく違うと気づいた。  ある人は自分が小さかった頃を、...
奢り奢られ問題…リュウジ氏にもう港区くるなよ?の反論、私達が学ぶこと
 ネットを大いに騒がせた「奢り奢られ問題」。料理研究家のリュウジ氏のSNS投稿が火種となり、多くの意見が寄せられました。...
15キロ太ったからつまんないの? “サイズ44”に教えられた自分の本音
 2度の出産と加齢と腰のヘルニアを経て、5年をかけて15キロ太りました。実はそれについては人が思うほどは気にしていない…...
5年に1度の逸材にゃ!ノーブルすぎる“たまたま”に思わず合掌
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
「出世したくない人」激増のナゼ 共通する特徴と4つの理由に妙に納得…
 令和の今、社会人の中でも「出世したくない」と考える人が非常に増えているようです。少し前まではどうにかして出世してやろう...
ハロウィンの新顔!小粒な「ソラナムパンプキン」は枝にぶら~んぶら~ん
 まもなくハロウィン。猫店長「さぶ」率いる我が愛すべきお花屋さんに、今年も大きなパンプキンが店頭を占拠する季節がやってま...
26歳ギャラ飲み女子の貯金額は3000万円!昼はOL、非港区系の堅実生活
 経営者や著名人、人気のインフルエンサーも利用する「ギャラ飲み」なるサービスって知っていますか? 東京都内のみならず、全...
いくつになっても、誰かに褒められるのはやっぱりうれしい
 北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシマエナ...
出産を機に中途半端なキャリアに…今にマッチした働き方は?
 先日X(旧Twitter)で、米ハーバード大学教授のクラウディア・ゴールディン氏がノーベル経済学賞を受賞したニュースを...
シンデレラ城より“我が城”が好き!LINEが示すめんどくさがりやの実態
 めんどくさがりやの人は、できるだけ身動きしないで済むように、いろいろな方法を駆使し、少しでも楽な生活を追求していますよ...
水しぶきの向こうに見えた太陽 長く暑かった季節を偲んで
 次の季節に向かうとき、少し寂しくなるのはなぜだろう。  高3の夏の終わりに自分の手でプールのカギを閉めたときとは...