心の傷に応急処置!「離婚断捨離」をして環境を変えてみよう

七味さや 漫画家・イラストレーター
更新日:2020-07-24 06:00
投稿日:2020-07-24 06:00
 幸せだった挙式の写真、もらったプレゼント、一緒に選んだ家具家電。新婚当時はキラキラと輝いていた思い出の品々も、離婚が決まると悲しい思い出に豹変してしまいます。モノや場所を見た瞬間、思いがけず幸せな日々がフラッシュバックし、地雷化することも……。
 今回は、そんな地雷源から逃れ、早く立ち直るための応急処置として「離婚断捨離」をオススメしたいと思います。

環境をガラッと変えて、一時的にでも地雷源から離れよう

 離婚や同棲を解消した時の荷造り、辛いですよね……。私も最も心をえぐられた瞬間の一つが荷造りでした。まさかこんな日が来るなんて思ってもいなかった、幸せだった頃の思い出の品々。それらを手に取るたびに嗚咽して、身を引き裂かれそうになりながら荷物をまとめました。

 モノや場所には思い出が宿るものです。離婚の悲しみから早く立ち直るためには、思い切って断捨離をして、住む環境も変えてみることを強くオススメします。

 私の場合は自分が家を出ていく形だったので、二人の思い出のものは全て置いて出てきました。捨て過ぎたと思うくらい大量のものを処分し、二人で暮らした町からも離れて環境をガラッと変えました。

 とにかく元夫のこと、離婚のことを一刻も早く忘れ去りたかったのです。

 その結果、比較的早く気持ちを切り替えられたので、断捨離をして環境を変えるのは正解だったと思います。もし、元夫を思い出すものをたくさん持ってきていたら、まだ泣き暮らしていたかもしれませんし、二人で住んでいた街を訪れる勇気はいまだにありません。

 いつの日か、結婚当時や離婚のことを振り返らざるを得ない日はやって来ます。それでも、また思い出と向き合える日が来るまでは、記憶に蓋をして閉まっておくのも良いのではと思います。きっとそれが、傷ついた時の応急処置なのです。

登場人物紹介

リコ
離婚から立ち直りたいアラサー。離婚する時にありとあらゆるものを捨てて地元に戻ってきた。しかし、あまりにも捨てすぎたために再購入のための出費がかさみ、ちょっと後悔している。

シンちゃん(とその娘)
ノラとリコの高校時代の同級生。2年前に離婚しており、女手一つで仕事と育児をこなすワーママ。多忙なため断捨離をする暇がなく、いまだに結婚当時の思い出の品が押し入れに眠っていたりする。

ノラ
リコの高校時代からの友人。独身を謳歌中のアラサーOL。不要なものは買わない主義だが、オタ活のグッズにはお金に糸目をつけない。黒いファッションとハイネックが大好き。

七味さや
記事一覧
漫画家・イラストレーター
離婚済アラサー漫画家。不注意型ADHD傾向ありの綱渡り人生。世界中からゆるされたくて、「ゆるし系」漫画やキャラクターを描いています。やさしい世界をつくりたい。Xでも随時漫画更新中。お仕事実績はこちら:https://shichimin.com/

関連キーワード

ラブ 新着一覧


結婚前は好きだったのに…夫の嫌いなところと3つの打開策
 結婚前は、大好きで仕方なかった夫の性格や癖。それなのに、結婚して夫になり、気がつけば大嫌いになってしまったという人は多...
恋バナ調査隊 2023-01-14 06:00 ラブ
47歳で婚歴ゼロの理由は? 過去をひた隠す恋人に不安な女性
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2023-01-14 06:00 ラブ
「古傷をえぐる行為だ」恋人の詮索に嫌悪する47歳男性の憂鬱
「冷酷と激情のあいだvol.125〜女性編〜」では、恋人・ナオトさん(47歳仮名)が過去の恋愛について自分に一切明かして...
並木まき 2023-01-14 06:00 ラブ
見知らぬIDで「これだーれだ」彼の奥さんから修羅場LINE3選
 不倫相手vs妻の修羅場は、映画「危険な情事」にあるようにすさまじく、そして壮絶に描かれてきました。娯楽としてスカッとす...
2023-01-14 06:00 ラブ
女の浮気は男のせい?「私はダメな女」と卑下する前に読んで
 好きな彼がいるのについ出来心で浮気してしまったら、「私はなんてダメな女だ」と落ち込むでしょう。その浮気が原因で彼を失っ...
恋バナ調査隊 2023-01-13 06:00 ラブ
恋の始めかたを忘れてしまった人へ 即試して欲しい3つのこと
 長引くコロナ禍で「恋の始めかたを忘れてしまった……」とぼやく女性が大勢います。  今までは知らない人と顔を合わせて交...
内藤みか 2023-01-12 06:00 ラブ
友情結婚とは? 従来婚との違いと決めておきたい4つのルール
 友情結婚とは、恋愛感情や体の関係がなくても「友情」という気持ちの繋がりで婚姻関係を結ぶこと。まだ認知度はさほど高くはあ...
恋バナ調査隊 2023-01-11 06:00 ラブ
知らないと損!男性がコクるまでの“恋愛の仕組み”を理解せよ
 なかなか本命の恋人関係になれず、友達止まりであったり、大人の関係になったりしていませんか?  誰かを好きになると、「...
若林杏樹 2023-01-11 06:00 ラブ
旅行中だからこそわかる彼の本性!経験者たちの悲喜こもごも
 今の彼との結婚を考えているなら、旅行がおすすめ。これまで見たことのない彼の本性がポロリと出る瞬間を見逃さないで! 結婚...
恋バナ調査隊 2023-01-10 06:00 ラブ
セックスレスで離婚する際、子供にどう伝える?シミュレーションしてみた
 前回、離婚を考えた時に問題になる「お金」についてお話ししました。今回はもう1つ大きな懸念である「子供」について考えてい...
豆木メイ 2023-01-10 06:00 ラブ
婚約中の筆者が考える「マッチングアプリ婚」うまくいく人・いかない人の決定的な違い
 新年を迎えると、なんとなく身が引き締まりますね。昨年はやりきれなかった仕事や恋愛の目標に対して「今年こそは」と燃えてい...
ミクニシオリ 2023-01-10 06:00 ラブ
恋愛は喧嘩した後が大事! 絶対に仲直りできるセリフ4つ
 大好きな彼と喧嘩してしまった時って、本当に落ち込みますよね。怒りにまかせて言ってしまったセリフに後悔したり、意地を張っ...
恋バナ調査隊 2023-01-09 06:00 ラブ
チューの回数激減!黄信号・キスしなくなった彼氏の心理5選
 彼氏と最後にキスしたのはいつですか? 最近、彼氏がキスしてこなくなっているなら、静かに“別れのとき”が近づいているのか...
恋バナ調査隊 2023-01-08 06:00 ラブ
マッチングアプリに生息する「地雷男」特徴5つで自己防衛!
 出会いの方法のひとつとして当たり前になってきた、マッチングアプリ。便利な反面、一見普通に見える男性の中に、地雷男が隠れ...
2023-01-07 06:00 ラブ
「私の体ばかりねだる中年彼氏ってどうなの?」43歳女の憂鬱
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2023-01-07 06:00 ラブ
「中年の恋愛は性生活の充実が重要」と断言するアラフィフ男
「冷酷と激情のあいだvol.124〜女性編〜」では、アプリで知り合った恋人・ユウジさん(49歳・仮名)とのデートが、体の...
並木まき 2023-01-07 06:00 ラブ