3:趣味のお金をカンパしろと要求する夫
「コロナ禍で夫の収入が減りました。でも、私はありがたいことに収入には影響が出ていません。うちは子どもがいないので、生活費は決まった額を折半で共通口座に入れて、あとはお互いに自由ってルールです。
だけど、自分のお金がないことで最近の夫はギスギスしていて、生活費を入れてはくれるものの、私が自分のお金で化粧品とか洋服を買うのが面白くないみたい。以前は何にも言ってこなかったのに、最近はかなり頻繁にイヤミを言われてイラッとさせられます。
夫は収入が減ったとは言え、これまでと同額の生活費くらいを支払えるだけの稼ぎはあります。でも、趣味の釣り具にお金をかけられないのがストレスみたいですね。この前は『夫婦は助け合うのが道理。化粧品を買えるだけのお金があるなら、俺の釣り具代も少しは出してくれるのが筋だろう』とイミフな主張をされました。
もし、私の化粧品とか服とかを夫が過去に買ってくれていれば『そうだな』って思ったかもしれないけれど、もともと夫はケチで、これまで臨時収入が入っても自分だけで散財してきたのを何回も見ています。そんな人に私が趣味に使うお金を渡すわけがないじゃないですか……! 図々しすぎて、めちゃくちゃムカついています」(40歳・女性)
懐事情が寂しくなると暴君になる男たち
「コロナ禍」という、これまでに経験したことのない特殊な環境に長期にわたり置かれている私たち。コロナ禍のせいで収入が減ってしまった話も、すでにあちらこちらから耳にします。
懐事情が寂しくなると、心にも余裕がなくなる男性は決して珍しくありません。と言うよりもむしろ、お金にまつわる不安が出てくると、暴君になったり、身近な人に理不尽な要求を突きつけたりする男性は比較的多いもの。平時であれば一時的な問題で済んでも、コロナ禍は長期化の様相だけに、自分の夫がそんな態度になったときには夫婦間に深い溝が生じる発端にもなりやすいでしょう。
もし、自分の夫にそんな兆候が見られたら、自分なりに譲歩できるラインをあらかじめ定めておき、そこまでは夫の言い分を飲むのが夫婦円満の秘訣。理不尽な要求は1ミリだって受け入れたくないのも妻心ですが、それだと話は平行線になるうえに、夫婦間がギスギスする可能性が高いです。
そこで、『ある程度は歩み寄りましたよ』の姿勢を意図的に示すことで、夫を納得させつつも、要求をエスカレートさせない術につながるはずです。
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