ヨーロッパ式「洗わないクレンジング」は一度試す価値あり!  

時短美容協会 一般社団法人
更新日:2020-10-13 14:08
投稿日:2020-10-13 06:00
 ヨーロッパのメイクオフは日本に比べて「肌に負担が少ない」と、注目している人も少なくありません。「ヨーロッパに長期滞在していたら、肌の調子がよくなった!」という女性も多く、過剰なクレンジングで肌に負担を掛けない“ヨーロッパ式メイクオフ”が筆者の周囲では話題です。
 そこで、20カ国以上の旅行経験を持ち、時短美容協会に所属する美容好きな筆者がヨーロッパ式メイクオフの方法についてご紹介します。

ヨーロッパでは石鹸で洗顔しない!?

石鹸で洗顔しないワケは?(写真:iStock)
石鹸で洗顔しないワケは? (写真:iStock)

 日本の水はほとんどが軟水であるのに対し、ヨーロッパの大半のエリアは硬水。これは、大地を形成する地殻物質が異なるためです。

 硬水に含まれるカルシウムやマグネシウムは、水に溶けない性質の石鹸との作用で、肌トラブルの原因になることがあります。乾燥によるカサつきや、かゆみが起こる人もいて、ヨーロッパでは水道水を使わないクレンジングも定番です。

ヨーロッパでは「洗わない」メイクオフが主流

クリームを馴染ませてコットンで拭き取る(写真:iStock)
クリームを馴染ませてコットンで拭き取る (写真:iStock)

 筆者は、ヨーロッパのドラッグストアで洗い流すタイプのクレンジングオイルやミルクを見たことがありません。では、実際どのようにメイクオフをしているかというと「メイクオフクリーム+スキンケアローション」または「ウォータークレンジングのみ」といった、シンプルで肌に負担の少ないものなんです。

「メイクオフクリーム+スキンケアローション」は、メイクオフクリームをコットンに取り、肌を拭いたら、次にスキンケアローションをコットンに含ませ、拭き取るというもの。 「ウォータークレンジング」は、クレンジングと洗顔が一緒になった2 in 1タイプで、コットンに含ませ拭き取るだけでクレンジング完了というシンプルなもの。

 アイメイクなどは、ポイントメイクリムーバーを使ったりすることもありますが、主にこの2つが一般的なメイクオフの方法です。

 ウォータークレンジングは、メイクを落とすだけでなく毛穴の汚れも落とせるし、保湿効果まである優秀な商品がほとんど。洗顔をしなくてもその後のスキンケアができるので、時短にもなりますよね。

日本人の筆者が「洗わない洗顔」を試してみた

自分の肌に合うアイテムを見つけたい(写真:iStock)
自分の肌に合うアイテムを見つけたい (写真:iStock)

 筆者はヨーロッパ滞在3カ月の間、ウォータークレンジングのみを使ったメイクオフを実践していました。

 日本でオイルクレンジングを使っていた時は小さなニキビに度々悩んでいましたが、ウォータークレンジングを使用してからはニキビができなくなり、肌の調子も良くなりました。

 日本に帰国してからもこの方法は変えておらず、今も肌は安定しています。恐らく、オイルクレンジングが筆者の肌には負担だったのでしょうね。

まとめ

 日本でも最近よく見かけるようになった拭き取り式クレンジング。ヨーロッパでは一般的な方法です。

「いろいろと試したけれど肌トラブルが収まらない」という方は、この機会に一度、メイクオフの仕方を変えてみてはいかがでしょう? 筆者と同じように「クレンジングとの相性が原因だった!」ということもあるかもしれませんよ。

〈文・社〉時短美容協会所属/Kanna〉

時短美容協会
記事一覧
一般社団法人
「時短美容」を単なる「省略美容」「ながら美容」ではないものと定義し、多忙な現代女性が「美容の時間を効率的に確保するため」に欠かせない正しい美容知識の普及に努めるとともに、美容にまつわる正確な時短知識を有する「時短美容家」「時短美容協会認定美容家」ならびに、薬機法(旧薬事法)を遵守する「美容ライター」の育成および普及活動を行っています。
WEB:https://fastbeauty.biz

関連キーワード

ビューティー 新着一覧


最近“老けて見える”と嘆く40代女性! 避けたいNG眉色と若見えのコツ
「メイクをしたのになぜかげっそりして見える」「最近なんだか老けた?」と感じているアラフォー女性の皆さん。もしかしたらその...
来年の夏までさようなら「サンダルを長持ちさせる」保管前のお手入れ方法
 夏に大活躍したサンダルですが、しっかりお手入れしておかないとすぐにダメになりますよね……。今回は、「来年の夏も綺麗にお...
ムダ毛処理は義務ですか? 毛を剃らない理由から考える“疲れない”美意識
 近年は、性別や働き方、美の基準など、あらゆる価値観が新しくなり、多様化した時代になっていますよね。中でも注目したいのが...
天然ヘアカラー剤「ヘナ染め」の末路は? 知っておくべきデメリット5つ
 おしゃれのためのヘアカラーと必要に迫られてする白髪染め、どちらもアラフォーにはおなじみです。こんなに続けて髪が傷まない...
U-2200円!美容家も納得の香りグッズ3選、おセンチ&悩める秋の夜長に
 夏が終わって秋が訪れると「秋の夜長」を楽しむ人もいる一方で、なんとなく心細い気持ちになって、くよくよと悩んでしまうとい...
台風による体調不良、気象病かも!?【専門家監修】すぐに試せる対処法
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
時間1分ください!唇ぷっくり血色リップは「6V」チョイ塗りから3工程
 リップメイクは、唇に色がついて「血色感」さえあればいい、と思っていませんか? それで十分といえば十分でもありますが、短...
お疲れ頭皮&髪にオレンジシャンプーがグッジョブ 時短美容家が惚れた2品
「オレンジシャンプー」って、聞いたことはありますか?  文字どおり柑橘の「オレンジ」にまつわる成分を使っていて、洗い心...
Amazonで酷評の✩1.9「毛穴ステルス隔離棒」で40女の肌に奇跡が…!
 話題のコスメや、広告でよく見かける化粧品や日用品。「webでよく見るあの商品、本当にイイの?」「買ってみたいけれど、口...
薄い・強すぎ・不揃い!20代が見たアラフォーの「残念な眉毛3選」
 いよいよ秋ですね〜。この時期、アラフォー世代の眉毛メイクには注意が必要です。  というのも年齢を重ねるごとにメイ...
40代女が眉毛パーマ初体験!細くなった眉毛をどうにかした話
 以前、眉毛迷子を解決するべく流行りのアイブロウアイテムに刷新した話を書きました。  購入したアイテムのおかげで、...
春じゃないのに鼻ぐじゅ…「秋の花粉症」におすすめの対策【専門家監修】
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
美容の達人いわく「牛乳の一滴は血の一滴!」真似っこするかはあなた次第
 女性なら、いつでも綺麗でいたいですよね。「美は1日にしてならず」というように、本当に美を追求している人の中には、24時...
【ダイソー】メイクブラシクリーナーが優秀な件!ぬるま湯が濁ってきた…
 メイクする人の必需品、メイクブラシクリーナーはどんなものを使っていますか? ネットで検索してみると、安いもので1000...
若い頃の自分を褒めてあげよ!40代女がやってよかったと思う美容法4つ
 美は1日にしてならず。スキンケアやボディメイクなどの美容は、やったその場で効果を感じられるのではなく、毎日の蓄積により...
栗5粒で白米一膳!? 高カロリー注意、太りやすい秋の味覚とおデブ回避術
 おいしい、そして危険な季節がやってきてしまいました……。秋といえば、ほくほくもっちり、ジューシーなおいしい食べ物がたく...