紫外線が髪や頭皮に与えるおもな4つのリスク
紫外線対策を怠ると、シミやシワなど、さまざまな肌トラブルになるということは多くの人がご存知のはず。でも、紫外線のダメージは、顔だけでなく髪や頭皮にも影響を与えるため、注意が必要なんですよ。まずは、紫外線が髪や頭皮に与えるリスクについて、チェックしていきましょう。
1. 乾燥による髪のごわつき
紫外線にはUVA、UVB、UVCの3種類がありますが、そのうちのUVA・UVBは髪の毛の主成分となるタンパク質に悪影響を与えたり、メラニン色素を分解して髪色を変えたりと、さまざまな悪影響を及ぼすと言われています。
ダメージを受けた髪は水分量が減少するため、髪の乾燥を招き、ごわつきやすくなってしまいます。
2. 髪のツヤが失われる
紫外線を受けた髪は、表面にある脂質被膜を酸化させてしまいます。こうなると、髪は水を弾くことができなくなり、指通りが悪くなることに。また、髪表面のダメージにより、キューティクルが剥がれやすくなり、ツヤが失われてしまいます。
3. 髪色が変化する
髪をカラーリングしている人は、「少しでも、カラーを長持ちさせたい」と思っているでしょう。しかし、紫外線は髪のメラニン色素だけでなくヘアカラー色素まで壊してしまうため、褐色などを起こして髪色が変化しやすくなってしまいます。
4. 頭皮ダメージによる抜け毛や薄毛
肌は、紫外線を浴びると日焼けしてしまいます。頭皮も同じ皮膚ですから、同じような状態を引き起こすことに。
本来、頭皮の色は青白いですが、紫外線を受けるとピンクや赤みを帯びます。状態がひどくなると、乾燥が進んでフケが出やすくなったり、かゆみが出ることもあるでしょう。さらに炎症がひどくなれば、毛根がダメージを受け、抜け毛や育毛に悪影響が及ぶ恐れもあります。
ヘアケアが肝心!知っておきたい5つの紫外線対策
髪や頭皮が傷んでいると感じている人もいるかもしれませんが、今からでも改善することはできます。そのためには、日々のヘアケアが欠かせません。肌と同じくらい、しっかりと紫外線対策を行いましょう。
1. 帽子や日傘で紫外線をカバー
紫外線から髪や頭皮を守るためには、帽子や日傘を使うことがおすすめ。外出時はどうしても紫外線を受けやすくなるため、これらのアイテムを用いることで直接紫外線を受けることを防ぐことができます。
ただし、帽子をかぶりっぱなしにすると蒸れによる髪へのダメージが起こってしまうため、外す時間を設けるなどの工夫が必要です。
2. 日焼け止めスプレーでケア
髪や頭皮を手軽に紫外線ケアするには、日焼け止めスプレーを使うとよいでしょう。髪全体にスプレーすることで、簡単にUV対策を行うことができます。
より効果的に用いるためには髪から10cm〜15cmほど離して、まんべんなくスプレーすること。また、日焼け止めクリーム同様、2時間〜3時間おきに使うことが大切です。
3. 髪の分け目を定期的に変える
健康的な髪を育てるためには、頭皮ケアも欠かせません。簡単にできる頭皮の紫外線対策としておすすめなのが、髪の分け目を定期的に変えること。
いつも同じ分け目だと、紫外線を浴びる場所が常に同じ場所になってしまい、一カ所にダメージが加わることになります。紫外線ダメージが分散されるので、ぜひ今日からでも試してみてください。
4. UVケア用のヘアケアアイテムを使う
どんなに紫外線対策をしていても、うっかり日焼けをしてしまったりすることはあります。そんな時には、UVケア用のシャンプーやトリートメントなどのヘアケアアイテムでアフターケアをすることが大切です。顔と同じく、髪にもしっかりと保湿ケアをして紫外線のダメージを最小限に留めましょう。
5. UVケアできる流さないトリートメントをプラスする
パサつきなどのダメージが気になる人にとって、シャンプー後、流さないトリートメントでのヘアケアを行っている人は多いでしょう。
そんな流さないトリートメントの中には、保湿対策だけではなく、UV対策ができるものがあります。せっかく取り入れるのであれば、紫外線対策できるものを選んだ方が一石二鳥ですよね。今まで、流さないトリートメントを使ってこなかった人も、この機会にヘアケアにプラスしてみましょう。
髪への紫外線ダメージも忘れずに! ヘアケアで美髪を守ろう♪
夏本番になると、紫外線対策を始める人も多いですが、実は紫外線は1年中地上に降りそそいでいます。普段から、肌だけではなく髪や頭皮への紫外線対策を行うことで、より若々しい美髪を保つことができるはず。
髪は肌と違ってカットすることができるため、改善しやすい部分でもあります。今まで対策をしてこなかった人も、この機会にヘアケアを見直してみてくださいね。
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