「今の趣味は妻」と断言!40代初婚男が同世代バツ1女と結婚

内埜さくら 恋愛コラムニスト
更新日:2020-09-28 18:47
投稿日:2020-09-08 06:00
「結婚できるとは思っていなかった」「結婚願望がなかった」。そんな40歳オーバーの男女が結婚に至った経緯とは――。インタビュアー・内埜(うちの)さくらがご本人に迫り、赤裸々に語っていただく連載です。

case1-1.長瀬康太さん(仮名/47歳)

「まさか僕が結婚できたなんて。しかも、今までの人生で一番、愛している人と毎日一緒にいられて至上最高に幸せです。妻には毎日『愛してるよ』『ありがとう』、時と場合によっては『ごめんね』という言葉を欠かしません。仕事中から妻に逢いたくて、終わったら一目散で帰宅します。結婚してから今日まで、寄り道をした日は一度もありません。独身時代は浮気したこともあったのに、こんなにも一途になれるなんて。自分でも驚いています。今の趣味は妻。特技は妻を甘やかすことです」

なぜ日本人既婚男性は“不幸話”をしたがる?

 冒頭から大ノロケ! 引く人もいるかもしれませんが筆者は、第三者に惚気(のろけ)る希少な既婚男性を前にすると頬が緩みます。日本人の既婚男性はなぜ、いまだに「ウチのカミさんとは仲良しというわけではなくて……」とか、「子どもがいるから離婚していないだけで」など、“わが家は(ひいては自分は)それほど幸福ではない自慢をするテク”を駆使する人が残存しているのでしょうか。独身時代は、その手の話を聞くとよくブチ切れていたものです。「あなたの不幸話なんて聞きたくないから黙って! 結婚願望がないわたしに、ハッピーなエピソードを自慢気に語って、わたしの願望に火をつけてみて!」と。

 本連載は40歳オーバーで結婚した男女にスポットをあてて、「何歳からでも夫婦になるのは遅くない」と、お伝えすることが主旨です。だから、惚気話も大歓迎。

 今回お話を伺った大阪府出身の長瀬康太さん(仮名/47歳)は3年前、44歳のときに、同い年で東京都出身の京子さん(仮名/47歳)と結婚しました。康太さんは初婚で、京子さんはバツイチ(子どもはいない)の再婚です。

女に若さを求める男たち

 同い年の女性と44歳で結婚。40代の初婚男性って、子どもがほしいから20代の女性を娶(めと)りたい派が多数ではないの? 妥協しても高齢出産前の、30代前半までとか。子どもはどちらでもいいけど、「女房と畳は新しい方が良い」的な思想に心酔して若い女性がいいとか。そんなネット記事、うんざりするほど何十本と読んできました。「オンナに若さを求める引き換えに、アナタは経済力とか経済力とか経済力とか貯蓄とか、実年齢とはほど遠い若々しい見た目や体力や気力とか、夜の営みで妻に不満を持たせない精力とか、自分の両親を妻に介護させない準備とかしているんでしょうね!?」と、心の中で毒づきながら。

 康太さんも京子さんに出逢うまでは、「基本的に若い子が好きだった」と言います。「社会人になってからおつき合いした人の大半が年下です。熟女キャバクラ(以下、熟キャバ)が嫌いで、ガールズバーや20代のキャストがメインのキャバクラへ、時折行って遊んでいました」とも。

内埜さくら
記事一覧
恋愛コラムニスト
これまでのインタビュー人数は3500人以上。無料の恋愛相談は年間200人以上の男女が利用、リピーターも多い(現在休止中。準備中のため近日中にブログにて開始を告知予定)。恋愛コメンテーターとして「ZIP!」(日本テレビ系)、「スッキリ」(同)、「バラいろダンディ」(MX-TV)、「5時に夢中!」(同)などのテレビやラジオ、雑誌に多数出演。

URL: https://ameblo.jp/sakura-ment

関連キーワード

ラブ 新着一覧


「高収入なのに金出せってイミフ」自らの女運を憐れむヒモ男
「冷酷と激情のあいだvol.131〜女性編〜」では、事実上の同棲中の恋人・トモキさん(仮名)に対して、お金にまつわる違和...
並木まき 2023-02-25 06:00 ラブ
「カップル旅行あるある」お金で喧嘩するのは目に見えている
 付き合いはじめて3カ月のラブラブな時期に旅行に出かけるカップルは多いとか。旅行中は相手の性格か見え、相性がハッキリわか...
恋バナ調査隊 2023-02-25 06:00 ラブ
男性のうざい武勇伝は強制終了が正解!ベストなあしらい方
 男はかっこつけようとする生き物。目の前に気になる女性がいるとしたら、その意識は格段と強まります。  そこでやらかしが...
恋バナ調査隊 2023-02-24 06:00 ラブ
宅飲みに誘われた!付き合っていない男だよ、上手な断り方は
 まだ付き合っていない男性から、宅飲みに誘われたらどう断っていますか?「もう少し相手のことも知りたいから、断って嫌われた...
恋バナ調査隊 2023-02-24 06:00 ラブ
40代彼女の“草”発言にゲンナリ…「あ、無理」と感じる男性たちの本音
 今回ご紹介するのは、40代の彼女を持つ男性の不満。直接彼女には言えないけれど、ひそかに「そこ無理!」と思っていることが...
恋バナ調査隊 2023-02-23 06:00 ラブ
優良物件!妻や彼女を大事にする「いいマザコン」の見抜き方
 恋愛や結婚相手を選ぶ際、あなたは何をNG条件にしていますか? 人それぞれとはいえ、きっと「マザコンだけは避けたい!」と...
恋バナ調査隊 2023-02-23 06:00 ラブ
「僕からは動きません」マッチングアプリで急増する“定型プロフ”に要警戒
 コロナ禍以降、すっかり市民権を得たマッチングアプリ。その中には首を傾げたくなるようなプロフィールをアップしている男性も...
内藤みか 2023-02-23 06:00 ラブ
デートのお礼LINEは二の矢三の矢を!「また今度」の社交辞令回避テク
 素敵な男性とせっかくデートまでこぎつけても、2回目につながらずフェードアウトしてしまう恋はたくさんありますよね。実は、...
恋バナ調査隊 2023-02-22 06:00 ラブ
本命彼女になりたい…男性を沼らせて手放せない女になる方法
 いつも彼女になれず、都合のいい女止まりになってしまう。彼女になっても全然大切にされない……。  男性になかなか大事に...
若林杏樹 2023-02-22 10:58 ラブ
既婚者マッチングアプリで出会った男性と“お寿司ランチ”した
「コクハク」の本コラムで、「既婚者マッチングアプリって?実際に使ってみた感想と注意点」を書いたのですが、今回はさらに深掘...
豆木メイ 2023-02-21 06:00 ラブ
黒歴史!借金、束縛、浮気常習…別れてよかった元カレ大集合
 交際中に「この人しかいない」「絶対結婚する!」と、相手に執着してしまう女性もいるでしょう。でも、もしかしたら“別れたほ...
恋バナ調査隊 2023-02-21 06:00 ラブ
マンネリ打破に!夫婦のラブホテルデートはメリットだらけ
 新婚の頃は夫への愛情でいっぱいだったのに、結婚生活が長くなり、子供が生まれてみると、すっかりときめきがなくなってしまっ...
恋バナ調査隊 2023-02-20 06:00 ラブ
サレ妻が浮気夫に復讐!ダメージ100倍・スカッと1000倍エピ
 世の中には、浮気や不倫をして、愛していたはずの妻を「サレ妻」にしてしまう夫が存在するようです。でも現代において、黙って...
恋バナ調査隊 2023-02-19 06:00 ラブ
私のテクじゃつまらない? 交際1カ月でのレスに悩む37歳女性
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2023-02-18 06:00 ラブ
ムラムラするのに反応しない! 予想外の事態に困惑する50男
「冷酷と激情のあいだvol.130〜女性編〜」では、交際中の恋人と交際1カ月にしてすでにレスに悩んでいる女性・里香さん(...
並木まき 2023-02-18 06:00 ラブ
夫の2回目の不倫が発覚! 冷静にソッコーで手を打つべきこと
 一番信頼している人に「不倫」という形で裏切られた妻は、たくさんの葛藤や苦しみと戦いながら、必死で笑顔を作ろう、前に進も...
恋バナ調査隊 2023-02-18 06:00 ラブ