銀座の女と逆玉婚!その道を選ばなかった44歳初婚男のホンネ

内埜さくら 恋愛コラムニスト
更新日:2020-09-29 14:53
投稿日:2020-09-15 06:00

肉食系同士はうまくいかない!?

 2人とは半年程度で別れたそうですが、相手が銀座のママさんとホステスさんであれば、逆玉婚も狙えたはず。女性に養ってもらい、放蕩の限りを尽くすヒモ生活も夢ではなかったかも!? 康太さんから別れた心の内とは。

「ママさんは、束縛がキツかったんです。頻繁に『今なにしてる?』と連絡が来るし、泥酔した状態で、僕の自宅に泊まりに来ようとするんです。僕が毎朝10時半出勤で早朝まで働いているスケジュールはお構いなしに、毎晩。食事代はいつも彼女の奢りだし、僕の汚れ物を自宅に持ち帰って洗濯して戻してくれたことはありがたかったんですけど、『なんかちゃうな』と思いながら付き合い続けていました。

 正直、カラダの相性も合いませんでした。僕は『超』がつく肉食系で、彼女も肉食系。肉食系は肉食系を求めてはいないのだと、彼女で知りました(笑)。

 あと、容姿を指摘するのはためらうのですが……。彼女は僕と付き合う前、体重が100キロ超えだったらしいんです。付き合ったときには痩せていましたけど、痩せた影響なのか、お腹の皮がたるんでいて。初めてシタときは僕も泥酔していたのでわからなかったのですが、カラダを重ねるたびに『そのおなかの皮、イヤやな』と思うようになってしまって。

 彼女は結婚したいと思っていたようですが、僕自身は『ないな』と考えていたときに出逢ったのがホステスさん。結婚の二文字が頭をよぎりましたが、一言で表すなら『ついていけないレベルの子』でした。まだ23歳なのに銀座で働きつつ大阪では人に任せてお店を経営し、彼女の地元の福岡では金融業も営んでいたんです。ヤ◯ザにも知り合いがたくさんいたし、まぁ無理かなと」

腹肉の呪縛からは逃れられない!

「ママさんの束縛はさておき、お腹の皮は許してあげて! 熟女になればよほど意識高い系ではない限り、腹肉の呪縛からは逃れられないのよ!」と、つい口走ってしまいましたが、ホステスさんは一筋縄では行かないどころか、契りを交わしたら康太さんがお縄になってしまいそうな相手だったかもしれません。

“恋愛狩猟範囲”が狭くてなぜ悪い

 その後、いくつかの恋愛を経て、41歳のときに27歳の女性と交際に発展します。康太さんが店長を勤める飲食店に、大学時代の後輩が彼女を連れて来たことが出逢いのきっかけでした。ですが、1年弱で破局し、42歳のときには34歳の女性と交際。こちらもお店のお客さんとのことですが、電車内で偶然出逢ったことが事の発端だったそう。

 康太さんの“恋愛狩猟範囲”は、狭いかもしれません。でも、狭くてなにが悪いのか。「40代以上に自然発生的な出逢いはないからこそ婚活を」と、婚活を啓蒙する意見もありますが、康太さんは妻の京子さんとも「自然な出逢い」で結婚しています(婚活を否定はしていません)。

 40歳を超えると20代より可能性は低くなるかもしれませんが、「自然な出逢い」はあるのです。あせらず偏った情報にまどわされないでほしい。結婚する相手とは、何歳のときにどこで出逢えるかわからないのだから――という現実をお伝えしたく。

 康太さんに話を戻しますと、気になるのは交際期間の短さ。先の42歳で交際した34歳の女性とも、1年ほどでお別れしているそうです。銀座時代も、2人の年下女性ともみずから別れを告げた理由は、過去の恋愛が関係しているとか。妻の京子さんと出逢った場所とは。「若い子が好きだった」のに、同い年の京子さんにアプローチしたのはなぜ? 交際歴を聞く限り、せーへきはノーマルかもしれませんが“こじらせ系”なのでは?

 次回に続きます。

今回の学び

・40歳を超えると20代より可能性は低くなるかもしれないが、「自然な出逢い」はある。

※シリーズタイトルの「確率8%」とは…5年に一度実施されている国勢調査の直近データを基に、2010年の45歳の未婚男女が5年後の2015年までに何%結婚できているかを算出したもの。「コクハク」は40代50代大人婚の"リアル"を物語る数字だと考えます。

内埜さくら
記事一覧
恋愛コラムニスト
これまでのインタビュー人数は3500人以上。無料の恋愛相談は年間200人以上の男女が利用、リピーターも多い(現在休止中。準備中のため近日中にブログにて開始を告知予定)。恋愛コメンテーターとして「ZIP!」(日本テレビ系)、「スッキリ」(同)、「バラいろダンディ」(MX-TV)、「5時に夢中!」(同)などのテレビやラジオ、雑誌に多数出演。

URL: https://ameblo.jp/sakura-ment

関連キーワード

ラブ 新着一覧


今では私が彼を追いかけている…好きが“逆転”してしまう理由
 男女問題研究家の山崎世美子(せみこ)です。好きだ愛していると追いかけられて一緒になったはずなのに、ふと気がつけば愛が逆...
山崎世美子 2021-02-13 06:00 ラブ
結婚へと進みたいのに…彼氏の浮気に振り回される女性の苦悩
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2021-02-13 05:46 ラブ
交際6年の彼女がいても…浮気を繰り返してしまう男の言い分
「冷酷と激情のあいだvol.31〜女性編〜」では、浮気を繰り返す彼氏の真意が分からない女性・Aさんの苦悩をご紹介しました...
並木まき 2021-02-13 05:52 ラブ
ずるずるは嫌…不倫の上手なやめ方! やめる準備&注意点
「不倫がいけないこと」というのは、誰もがご存知の通り。しかし、人知れず不倫をはじめる人は、あとを断ちません。とはいえ、気...
リタ・トーコ 2021-02-12 06:00 ラブ
“長すぎた春”って交際歴何年? “長い春”に終止符を打つ方法
 長い間お付き合いしている人がいるものの、先が見えなくて悩んでいる方は多いでしょう。交際期間が長くとも、結婚に至らず破談...
恋バナ調査隊 2021-02-12 06:00 ラブ
「Clubhouse」に恋愛に発展する出会いはあるのか考えてみた
 会員制の音声SNS「Clubhouse(クラブハウス)」が話題です。招待制で、現段階ではiPhoneでしか使えないアプ...
内藤みか 2021-02-11 06:00 ラブ
男性は結婚相手に何を求める? 6つの条件&意識させる方法
 数年交際している彼氏がいるにも関わらず、結婚話がまったく出ないと不安になるものです。「私のこと、どう思っているのだろう...
恋バナ調査隊 2021-02-11 06:00 ラブ
もう限界!「コロナ破局」を迎えた男女にありがちな特徴3選
 コロナ禍によって、良くも悪くも男女間に潜在的に存在していた問題をあぶり出している話が多く聞こえています。これまで「だま...
並木まき 2021-02-10 06:00 ラブ
彼から連絡が来ない…私に飽きたの? 連絡しない男性の本音
 好きなカレから連絡が来ないと不安になりますよね。スマホを見るたびLINEの既読や未読などが分かったり、SNSではつぶや...
若林杏樹 2021-02-10 06:00 ラブ
彼に愛されているか不安…愛情の確かめ方&4つのNG行動
 交際期間が長くなると、ふとした瞬間に「彼にちゃんと愛されているのかな……」と不安を感じてしまうことがあります。男性は女...
恋バナ調査隊 2021-02-09 06:00 ラブ
結婚相手に経済力を求めて何が悪い?失敗と成功の境界線は…
「何歳からでも夫婦になるのは遅くない」とお伝えする本連載。インタビュアー・内埜(うちの)さくらが、40歳以上で結婚した男...
内埜さくら 2021-02-18 20:32 ラブ
なんで嫌がることするの…?共に暮らすために大切な基準とは
「私があんなに嫌がってたのに、全然やめてくれなかった……」そんなパートナーがいた経験、ありますか? もしくは今のパートナ...
七味さや 2021-02-09 06:01 ラブ
状況別“好きな人の忘れ方”!片思いの未練を断ち切るには?
 心がときめくような楽しい恋もあれば、胸が締め付けられるような切ない恋もありますよね。中には、なんらかの事情で「好きな人...
恋バナ調査隊 2021-02-07 06:00 ラブ
彼も男だったと再認識…浮気されて気付いた夫への愛情と後悔
 男女問題研究家の山崎世美子(せみこ)です。長年連れ添うとお互い空気のような存在になってきます。  トキメキも薄れて相...
山崎世美子 2021-02-06 06:00 ラブ
信じていたのに…持病への理解がない夫と別居した妻の嘆き
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2021-02-06 04:42 ラブ
別れたらみっともない…別居には応じるも離婚を拒む夫の主張
「冷酷と激情のあいだvol.30〜女性編〜」では、持病を理解されずに夫への別居を突きつけた妻・Yさんの決断をご紹介しまし...
並木まき 2021-02-06 04:41 ラブ