コロナ破局や同棲解消が増加中…離れても別れないのはアリ?

ミクニシオリ フリーライター
更新日:2020-09-29 06:00
投稿日:2020-09-29 06:00
 新型コロナウイルスによって始まったテレワークにより、コロナ破局や同棲解消が増えている、という話が取りざたされています。その一方で、別れはしないけれども「別居」を選択する人たちも増えているようです。
 結婚している夫婦も、同棲していたカップルも、「別れずに別居」を選択することには、どんなメリット・デメリットがあるのでしょうか。

テレワークで溜まるモヤモヤを今だけでもリセット

「去年の9月に同棲して、今年1月に結婚したばかりの僕たち。この夏、僕からの申し出で、しばらく別居することになりました。理由は1LDKの間取りの部屋で、お互いテレワークすることにストレスを感じるようになってしまったから。仕事の忙しい僕は日中の物音が気になるようになってしまったし、彼女は料理の頻度が倍近くなり、お互いモヤモヤしてケンカも増えてしまいました。

 まだ賃貸の家だったので、間取りを変えて住み替えることも考えましたが、結婚しているからこそ、一度離れてみようということになりました。離れ離れになっても戸籍は残っているし、無理をして一緒にいることで、嫌いになってしまうのが怖かったから。もちろんお金はかかりますが、二人の将来を考えたらベストだったと思っています。今はお互い自分で選んだ賃貸に住んでいます」(31歳・ITシステム)

  ◇  ◇  ◇

 夫婦だからこそ、いっそしっかり離れてしまうというのは一つの手です。子どもがいたらそうもいかないかもしれませんが、まだ二人だけなら動きやすいはず。

 お互い「一生一緒」と思うからこそ、わがままになってしまうのが夫婦です。コロナで鬱憤が溜まりやすいのはもうわかりきっていることなので、ここで無理をしてケンカを重ねていくよりも、いっそ離れてしまった方がお互いを大切に思えるはず。夫婦なら、いつかまた二人に戻れるのですから。

カップルは消滅が気になるものの…いい距離感に

「付き合って2年目の彼氏とは、同棲して1年ほど。お互いWEB系の仕事をしていることもあり、無期限テレワークが決定しています。しかし、彼氏とコロナの予防観念が合わず、ずっとモヤモヤしていました。怖がって外出しない私を置いて、友だちに会いに行ってしまう彼氏。そんなことで嫌な思いをするくらいなら、と別居を申し出ました。

 もともと半同棲くらいの暮らしだったので、別居自体はそこまでコスパが悪いという感じでもありません。最初は『このままなんとなく疎遠になってしまったら』と不安に思ったりもしましたが、毎日の動きが分からないことで、彼氏の行動を制限しないで済むようになり、今は予防しながらゆっくり二人で会う時間も作っています。一緒に住んでいた時より、お互い優しくなれました」(26歳・WEB業界)

  ◇  ◇  ◇

 カップルの別居には賛否両論あります。結婚という縛りがない分、離れて住むことで気持ちが離れてしまうかも……という意見もありますが、生活における束縛やイライラがなくなり、お互いに余裕を持てるようになったという人もいます。

 一緒に住み続けても、嫌いになってしまったら元も子もないので、信頼関係があるなら離れてみてもいいのかも。

ミクニシオリ
記事一覧
フリーライター
フリーランスの取材ライター・コラムニスト。ファッション誌や週刊誌、WEBSITEメディアなどで幅広く活動。女性向けのインタビュー取材や、等身大なコラム執筆を積極的に行う。いくつになってもキュンとしたい、恋愛ドラマと恋バナ大好き人間。
XInstagram

ラブ 新着一覧


レス歴9年目・結婚13年目 夫の不倫が発覚したらどうする?
◇  セックスレスや婚外恋愛、セルフプレジャーをテーマにブログやコラムを執筆しているまめです。  結婚し...
豆木メイ 2023-12-12 06:00 ラブ
マチアプもいいけど自然に出会いたい! 社会人の男女が出会える場所5選
 出会いの場といえばマッチングアプリ。特に職場と家の往復で平日が終わってしまう社会人は、恋人探しにマチアプを使う人が圧倒...
恋バナ調査隊 2023-12-12 06:00 ラブ
熟年再婚ってどうですか?好きな人との第2の人生、幸せになった女性の声
 世間では、「熟年離婚」なんて言葉が流行っていますが、離婚に伴って「熟年再婚」するカップルも多いようです。しかも、熟年再...
恋バナ調査隊 2023-12-11 06:00 ラブ
ハードすぎん?忙しすぎる男との付き合い方…小さな心遣いで追われる女に
 仕事や趣味などで毎日ハードなスケジュールをこなしている男性って、キラキラしていて素敵ですよね。ただ、そんな男性との関係...
恋バナ調査隊 2023-12-11 06:00 ラブ
語尾「笑」4連発がつらい…本命昇格は諦めよう“キープ女”確定LINE3選
 気になる彼といい雰囲気なのにいつまでも告白されないのであれば、あなたは“キープ女”である可能性があります。  男性が...
恋バナ調査隊 2023-12-10 06:00 ラブ
「小言もBBA化した女は抱けない」劣化するセフレを持て余す45歳男
「冷酷と激情のあいだvol.172〜女性編〜」では、告白を経たわけではなく、成り行きだけで定期的に体の関係を結んできたパ...
並木まき 2023-12-09 06:00 ラブ
「セフレなのにレスに陥ったかも…」曖昧な関係だから悩む46歳のバツ2女
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2023-12-09 06:00 ラブ
デートはした。けど、合う人がわからない…男性との相性を探る4つの基準
「男性とデートしたけど、自分に合う人かどうかよくわからない…」と悩んでいる女性はいませんか。今回は、相手との相性を測る基...
恋バナ調査隊 2023-12-09 06:00 ラブ
早漏を過活動膀胱と勘違い!未経験バレしちゃったピュアLINE
 アラサーになっても恋愛未経験な女性は意外と多いものです。とはいえ、当事者としては恥ずかしい思いもあり、なんとか隠したい...
恋バナ調査隊 2023-12-09 09:59 ラブ
深キョン結婚秒読みで破局!二股疑惑報道で思う恋愛がやめられないナゼ
 女優の深田恭子(41)が結婚目前とされていた不動産会社「シーラ」会長の杉本宏之氏(46)との破局が報じられた。杉本氏は...
気になる彼と初対面デートの沈黙を回避! 仕込んでおきたい4つのモテ話題
 マッチングアプリなどで知り合った初対面の男性と初デートをするとき、「どんな話をすれば盛り上がる?」「好印象を残せる話題...
恋バナ調査隊 2023-12-08 06:00 ラブ
色恋営業? マッチングアプリに潜むホストの見分け方3つ
 ホストクラブの高額な売掛金が問題になっています。そのせいなのか、ホスト達も集客に苦労している模様。一部のホストはホスト...
内藤みか 2023-12-07 06:00 ラブ
上原多香子の“子連れ不倫”が物議…子供は全部知っているかも
 テレビでは、女優の広末涼子さんや、タレントのMEGUMIさんの夫でDragon Ashの降谷建志さんなど、芸能人の不倫...
恋バナ調査隊 2023-12-07 06:00 ラブ
“身体の関係”から沼に…本命になりたい時はどうすればいい?
「あの日、彼と寝てしまったけど、今、私たちってどんな関係なのかな?」  どちらかがちゃんと告白して付き合う前に一晩...
若林杏樹 2023-12-06 06:00 ラブ
貴女の度数は? カレに好かれるクリスマスver.「フェロモンジャッジ」
◇  素敵な女性はいい香りがする――。  そう感じるのは、肌から放たれるフェロモンの効果。フェロモンが高...
太田奈月 2023-12-11 19:22 ラブ
30女40女たちの大後悔! 恋は盲目とはいえ、貢いだ私のバカ話4選
 あなたは、男性に貢いだ経験がありますか? 「好きな人を振り向かせようと頑張っているだけ」と、自分を納得させて大金を使う...
2023-12-05 06:00 ラブ