NiziUのデビューはモーニング娘。を彷彿
全ての画像を見るNiziUは日韓合同グローバル・オーディション「Nizi Project」で選出された日本人9人によるガールズグループ。オーディションの模様がHuluや一般層に見られやすい地上波でも定期的に放送され、彼女たちの成長を我が子のように見守るファンが続出している。この構図は、日本では90年代末に登場した国民的アイドル（’14～’20とグループ名末尾に西暦下二桁がつかない元祖）モーニング娘。がTV番組でオーディションからメジャーデビューまでの過程を見せ人気に火が付いたのと似ている。
グループの精神的支柱であるリーダーMAKO、伸びやかで美しいボーカルが魅力のMIIHI、完成度の高いラップが武器のRIMAなど、1人1人が長所とスター性を兼ね備えている。今年6月デジタルミニアルバム「Make you happy」でプレデビュー。同曲MVは公開から2カ月で再生1.2億回を突破。サビの“縄跳びダンス”はTikTokで大流行。今秋の正規デビューへ向け勢いを加速させている。
2010年代からAKB48のブレイクをきっかけに女性アイドル界は活況を見せ、アイドル戦国時代を迎えた。ただ大手事務所が次々とアイドルグループをデビューさせ一定の成功を収めながらも、その多くが次々と淘汰された。
根強い人気の48系、ももくろ、BiSH…
現在は覇権を取った乃木坂46を筆頭とする坂道シリーズ、AKB48が38作連続ミリオンを更新中で意外と根強い人気を誇る48系がトップ層。それに、ももいろクローバーZ擁するスターダスト系、モーニング娘。’20擁するハロプロ系、BiSH擁するWACK系らが続く。正規デビュー後にはNiziUがそこに本格参戦するだろう。
元祖モーニング娘。が黄金期を越え2000年代に一時衰退して以降、AKB48がブレイクするまで女性アイドル冬の時代があったことを忘れてはならない。牽引するトップグループがあってこそ姉妹グループ、ライバルグループ、ひいてはアイドル界全体の盛り上がりに繋がる。それぞれの良さを最大限に活かしながら大いに覇権争いを繰り広げ切磋琢磨し合い、コロナ禍で勢いを失いかけたアイドル界を再活況させて欲しい。
そして願わくば早めにコロナの特効薬やワクチンができて、ヲタクでごった返すライブや握手会に足しげく通わせて欲しい！
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ボルドー太田 
コクハク編集部 
