ネットで話題 LINEのマッチングアプリ「HOP」を使ってみた

久留米あぽろ ライター・コラムニスト
更新日:2024-02-19 12:33
投稿日:2020-11-18 06:00

 コミュニケーションアプリの「LINE」を運営などを行うLINE株式会社が、2020年9月にマッチングアプリをリリース。ネットでにわかに話題を呼びました。

 マッチングアプリ業界は競合が乱立しており、近年はニッチターゲティングのアプリが増えていましたが、LINEが始めたマッチングアプリ「HOP」は”友だちの友だちと繋がれる”ということがウリのよう。

 現行マッチングアプリでは「知り合いにはバレたくない」という人も多いため、どんな層が使っているのか気になるところ……。とりあえず実際に使ってみることにしました。

「LINEの友だち」の友だちリストから相手を表示

 登録はLINEベースのため、比較的手軽でした。アイコンや名前はLINE情報とは違う設定にできるようです。

 自分のLINE友だちの友だちリストの中で、アプリをやっている人を優先表示してくれるので、まさに「友だちの友だち」と知り合えるということになります。ちなみに「自分の友だち」が1HOP、「友だちの友だち」のことを2HOPと称しています。3HOPくらいまで行くと、もう他人に近い感じになってきますね……。

 ちなみに「共通の友だち」の数も表示されます。1HOPは直接の友だちなので、共通の1HOPが多い人ということになると、より共通の友だちが多い人ということになりますね。

 この共通の友だちが誰かは表示されないのですが、この数が多いということは、職場や出身校など、何かしら環境が近い人である可能性が高いと考えられそうです。

友だちのお父さんと知り合ってしまいそうな恐怖も…?

 始めてみるとけっこうポンポンと「いいね」がつきます。誰もが使っているLINEが運営しているという安心感があるのか、もちろん若い人も多いのですが、30〜40代以上の人からも結構「いいね」が……。

 50代で共通の知り合いがいると思った時に怖いのが、「友だちのお父さんだった」という最悪のフラグです。もしも自分のお父さんがマッチングアプリをやっているとしたら笑えないし、しかも友だちと繋がってしまったとしたら……ちょっとホラーですよね。

 多くの人は自分と同年代くらいの人と知り合いたいと思うので、おじさんからの「いいね」は若干謎ですが、本当に友だちのお父さんだったらとても困るので、申し訳ないですがスルーするのが無難かもしれません……。

「知り合いにバレたくない」感じはないカジュアルさ

 使っているとだいぶカジュアルな使い方をしている人が多いことを感じます。恋活、婚活というよりも、飲み友探しや暇つぶしに使っている人が多い印象です。

 プロフィールも簡素な人が多く、何を基準に交流すべきか悩みそうでもありますが……やはり「共通の知り合い」がいると思うと、それを軸に話をする人が多いようです。

 共通の知り合いがいるということが前提になっていると、そもそもマッチングアプリを使っているという感覚が薄れてくるような感じも。SNSに近いような感じで、共通のタグをフォローしている人からも「いいね」が来ていました。

 東京、大阪など人が多く集まる場所で生活している人にとっては、知り合いもそこそこ増えてしまって捗らないかもしれませんが、地元付近で生活していて、LINEの友だち数が多すぎないという人なら、リアルに「そういえば名前は知ってるけど、知り合いではなかったね」という人に知り合えそう。逆に「知り合いじゃなかったんだね」となるくらいで、マッチングアプリで会ったということも気にならなそうです。

久留米あぽろ
記事一覧
ライター・コラムニスト
セクシャルウェルネス、ジェンダーなどに関心を持つライター・コラムニスト。女性向けの恋愛・婚活コラムの執筆、シナリオライターとしても活動。シズル感のある取材執筆も得意。日々気になるスポットに突撃し、個人的にレポートを溜め込んでいる。

関連キーワード

ラブ 新着一覧


会話なしの40代夫婦が増加中? 3つのワケと幸せに暮らすコツ
 まだ結婚したばかりなのに、まったく会話なしの40代夫婦は多いようです。実際に、ネット上では「結婚1年目にして、まったく...
恋バナ調査隊 2024-03-14 06:00 ラブ
妊活中の女性が抱えるお金より切実な悩み パートナーとの食い違い第1位は
 多様な価値観やライフスタイルが変化する中で、2022年4月より不妊治療の保険適用範囲が拡大し、人工授精等の「一般不妊治...
ミクニシオリ 2024-03-13 06:00 ラブ
気持ちいいな♡ 上手なキスと下手なキスの違いはなに?
 好きな人とのキスの相性がいいと、恋の気持ちも倍増するというもの。 でも、キスが苦手な女性もたくさんいるわけで…。「上手...
恋バナ調査隊 2024-03-13 06:00 ラブ
花粉症カップルにおすすめの屋内デート5選 おうちデートのマンネリ打破!
 花粉症の人にとっては、つらい季節になりましたね。花粉の時期の悩みといえば、「外でのデートが楽しめない」こと。とはいえ、...
恋バナ調査隊 2024-03-12 06:00 ラブ
60代で月1回の性交渉は17.7%の実態 我々はいつまで現役でいられる?
 セックスレスやセルフプレジャー、夫婦の在り方などをテーマにブログやコラムを執筆しているまめです。普段からレスのつらさや...
豆木メイ 2024-03-12 06:00 ラブ
結婚に恋愛感情はいらない説を検証 家族愛のほうが大事?
 近年、「結婚に恋愛感情はいらない」といった考え方が広まりつつあります。特に、婚活中の女性からすると、紹介された男性に短...
恋バナ調査隊 2024-03-11 06:00 ラブ
私が48歳まで処女だったワケ。30代日本人女性の3人に1人が性体験なし
 はじめまして。今回、「コクハク」で「処女」に関するコラムを書かせていただくことになった、mirae.(みれ)と申します...
mirae.(みれ) 2024-10-08 11:39 ラブ
オンラインゲームは不倫の温床? 主婦が恋愛沼にハマるワケ
 近年、オンラインゲームがきっかけで、恋愛から不倫にハマる主婦が増えています。なぜ自宅でやるはずのオンラインゲームから、...
恋バナ調査隊 2024-03-10 06:00 ラブ
資産家なのに62歳まで独男のワケ 彼女からは別居婚を打診され五里霧中
「冷酷と激情のあいだvol.185〜女性編〜」では、付き合おうという話がないままに曖昧な関係が続いてきた62歳のトシオさ...
並木まき 2024-03-09 06:00 ラブ
62歳資産家からの求婚! もう結婚しないポリシーと打算で揺れるバツ1女
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2024-03-09 06:00 ラブ
【画像あり】大谷翔平の結婚で注目されたメジャーリーガーの美人妻たち
 2月29日、ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平選手(29)の電撃結婚発表は世界を驚かせ、興奮冷めやらぬ様子が続いている...
2024-03-08 06:00 ラブ
なんでも納豆がけって…夫が「バカ舌」すぎて料理作りたくない!
 家族のために手間暇かけたり、健康を考えて薄味に仕上げた料理も、夫の舌がバカ舌だと作る気がなくなりますよね(笑)。  ...
恋バナ調査隊 2024-03-08 06:00 ラブ
アラフォーが20歳年下と恋愛できるの? 占い師3人に聞いてみると…
 年下男性と恋愛する年上女性はかなり増えてきましたが、10歳以上の年の差となるとまだまだ少数派。  今回は20代男子に...
内藤みか 2024-03-07 06:00 ラブ
サバ読みした年齢で結婚は可能? いやいや、ちゃんと説明を
 大好きな彼に嫌われるのが怖くて、年齢をサバ読みしたまま付き合っているカップルたち。  でも、望んだはずの結婚の話が出...
恋バナ調査隊 2024-03-07 06:00 ラブ
今度こそダメ男に見切りをつける!事前に見抜くポイントとタイミングは?
 素敵な男性がたくさんいる一方で、女性を不幸にするダメ男もいます。でも、ダメ男の多くは、甘い言葉と巧みな会話術で女性がハ...
恋バナ調査隊 2024-03-06 06:00 ラブ
独身だと同窓会参加は気が重い? 40代の結婚は旧友がおすすめな理由3つ
 かつて苦楽を共にした仲間と再会できる「同窓会」。旧友の今を知れる楽しさもありますが、40代を過ぎても独身の人にとっては...
恋バナ調査隊 2024-03-05 06:00 ラブ