あの手この手でおねだり…ママ活男子の訴えを集めてみました

内藤みか 作家
更新日:2020-10-08 06:00
投稿日:2020-10-08 06:00

コロナ禍なので助けて!

まずは学校に相談すれば?(写真:iStock)
まずは学校に相談すれば? (写真:iStock)

 そして最近急増しているのが、コロナで仕事に影響が出ている人たちの叫びです。バイトしていたお店が休業してしまった、というのはまだ可愛いもので、30代男性の「事業が失敗して借金を抱えてしまったのでお助けください」という深刻な書き込みまであります。

 もはや神や仏だけでなく、マッチングアプリにもすがりたくなる心境なのかもだろうかと心配になってしまいます。

 また「コロナで親の仕事が厳しく、学費を払い続けることができないので助けて」という書き込みもあります。それが事実ならとても大変だとは思いますが、そうした学生のために、どの学校も緊急支援制度などを設けていますし、学費の延納にも応じてくれるところもあるので、まずは学校に相談して学び続けてほしいものです。

 そして、気の毒に感じるのは「コロナで留学が中止になってしまいました」という書き込みです。それが何人もいます。「再び留学のチャンスを作りたいので支援お願いします!」などとも書かれています。でも、不思議なことにどの人も、「どの国に行くのか」「何を勉強したいのか」が書かれていないのです。

東京までの旅費を支援して!

旅行気分なのかな?(写真:iStock)
旅行気分なのかな? (写真:iStock)

 忙しくてお金がないという言い訳も多いです。「就活が終わらず、バイトができずに苦しいので支援お願いします」「部活動が毎日あって、バイトができないのでお金がありません」という書き込みもあります。そんなに忙しかったら女性と会う時間もないのではと思うのですが、夜ならあいているのだとか。

 また、地方の人も増えています。「遠くても行きます!呼んでください!」とアピールしていますが、交通費も当然のように女性に出してもらうつもりのようで「東京に行ってみたいので呼んでください!」「就活するために東京行きたいのですが、交通費がありません」などと、タダで上京したそうな雰囲気が漂う色々な訴えが綴られています。

証拠見るまで信じないで

お金を引っ張るためなら、なんとでも言える(写真:iStock)
お金を引っ張るためなら、なんとでも言える (写真:iStock)

 支援を求めるさまざまな声をざっと紹介してみましたが、このなかで果たして真実を書いている人はどれくらいいるのでしょう。何人もの熟女からお小遣いをゲットしているスーパーイケメン大学生に聞いてみました。

 すると、「は? 全部嘘だと思ってるくらいでよくない?」とのことでした。

「ママからお金を引っ張るためなら、なんでも言うよ。女社長には『起業したいんです』とあわよくば会社立ち上げ費用を出してもらえることも期待して相談するし、人妻には『シングルマザーの家に育ったから、すごく貧しくて学費も奨学金で』って同情されるようなムード出すし。口ではなんとでも言えるから、証拠確認するまではうのみにしないほうがいいよ」

 だそうなので、皆さんも気をつけましょう。

内藤みか
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作家
著書80冊以上。大学時代に作家デビューし、一貫して年下男性との恋愛小説を書き綴る。ケータイ小説でも話題に。近年は電子媒体を中心に活動。著書に「あなたに抱かれたいだけなのに」など。イケメン評論家として、ホストや出張ホストなどにも詳しい。
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