「頼ることは無責任な行動ではない」ことを認識しよう
誰にでも苦手なことはありますよね。でも、同時に得意なこと(やっていて苦にならないこと)もあるはずです。
だからもし苦手なことがあるのなら、周りの得意な人に手伝って貰えばいいんです。簡単なことのように思えますが、これができない人は少なくありません。
そしてそういう人は共通して「人に頼ること」を「いけないこと」だと思っている節があります。
自分に自信がない人って、とても強迫観念が強い人が多いように感じます。例えば苦手なことを苦手と言えない、あるいは、そんなことを言ってはいけないと思ってるとか。
それはきっとあなたが責任感が強い、真面目な性格だからだと思います。
苦手な事がある
=任されたことを一人でこなせない
=自分は無能、無責任
みたいな方程式を作ってしまっていないでしょうか。
私は新人の頃、「デュエットしようよ」とお客さんに言われてとても困りました。というのも、デュエット曲なんて一つも知らなかったからです。お客さんはデュエットしたがっている……でも、私は歌えない。
「どうしたらいいんだあああ」とパニックになってしまい、頭の中が真っ白になりました。
しかし、私の異変に気づいたお姉さんが違う席からデュエット曲を入れ、助け舟を出してくれたのです。お客さんが帰った後、お姉さんは「わからなかったら私に振っていいからね!」と言ってくれました。この言葉にどれだけ救われたか。
仕事には目的があります。例えばスナックでの仕事の目的は、「お客さんを楽しませる事」です。
決して「あなたの苦手を克服する」ことが目的ではありません。
この最終的な目的を改めて考えてみると、人に頼る「罪悪感」が薄れるんじゃないかと思います。
もし苦手なことを完全に人に任せるのに抵抗があるなら、「苦手なので少し手伝ってほしい」と伝えることから始めるのがいいかもしれません。
登場人物紹介
モジョ子
自信を持ちたい主人公。コミの助言で美容室に行ったので髪がちゅるんちゅるん。衣装も明るめの色に変えた。
コミ
どろんぱのチーママ的存在でモジョ子の良き先輩。昭和歌謡をたくさん知っている。
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