櫻坂46センター論争勃発!森田、藤吉…誰が最もふさわしい?

こじらぶ ライター
更新日:2020-11-28 06:00
投稿日:2020-11-28 06:00

「ベストアーティスト2020」放送で流れが…

「なぜ恋」は藤吉の“陽”が200%開花されたような楽曲となり、MV再生回数が表題曲を今にも抜きそうな状況に、一部の櫻坂46ファンから「センターとして藤吉が適格では」との声も上がっていた。

 しかし、2曲のMV再生回数がデットヒートを繰り広げる中、今月25日に櫻坂46が地上波音楽特番に「ベストアーティスト2020」(日本テレビ系)で初出演。ファンだけでなく一般視聴者へも表題曲である「Nobody’s fault」とグループ新センター森田をお披露目する機会で、その流れが一変。

 メンバー全員が一体となった力強いパフォーマンスに加え、森田の挑発するような眼差し、抜群にキレのあるダンスが多くの人々の目に留まった。ネット上で「櫻坂46の真ん中の子可愛いしカッコいい!」「櫻坂のセンターの子、顔面強い」「櫻坂の子小さいのにダンス凄くて大きく見えた!」と森田を知らない一般層から、称賛の声が次々と上がったのだ。

 そしてMV視聴時点では「Nobody’s fault」と、そのセンター森田を過小評価していた一部の櫻坂46ファンからも、「MVより生パフォーマンスで見ると断然良い!」との“手のひらクルリ”が多発。実際、同曲MVでは佐渡島の壮大なロケーションに大掛かりなセット、欅坂46時代へのオマージュなど様々な要素が詰め込まれ過ぎていた。それが純粋にメンバーのパフォーマンスに集中することへの足かせになっていたとも考えられる。

 しかし、シンプルに表題曲メンバー14人が1つのステージで隊列をなし力強い歌とダンスを披露してみせると、見る側に圧がくるほど迫力があった。櫻坂46の凄さを見せつけるのだという気迫が森田を筆頭にメンバーからビシビシと伝わってきたのだ。

強烈なインパクトを放った櫻坂46

 またポップなアイドルソングを歌う他グループが多数出演している音楽特番にあって、櫻坂46は欅坂46時代同様に異色で独特なインパクトを放った。放送直後には、表題曲はやはり「Nobody’s fault」で良かったというファンの声も多かった。

 ところが、だ。その「ベストアーティスト2020」放送の翌日、山﨑センター曲の「Buddies」MVのティザー映像がFC会員向けに限定公開されると、「やっぱり未来のセンターは天ちゃんだ!」「いやもう十分カッコいい」と称賛の声が続出。楽曲自体は仲間への想いを歌った壮大なミディアムバラードで、「Nobody’s fault」とも「なぜ恋」とも全く異なる。

センター論争があるのは健全な状態

 山﨑は「ベストアーティスト2020」でも2列目ながら「Nobody’s fault」披露時に一瞬抜かれたカメラ目線の鋭さで「あの黒髪ハーフアップの子は誰!?」「可愛いしカッコいい!」と森田同様、世間に見つかっていた。このことも相まって山﨑センター待望論も膨れ上がってきたのだ。

「Buddies」MVフルサイズ版は26日夜、YouTubeで正式公開されたばかりで再生回数は他の2曲と比較できないが、山﨑についてはまだ中学生という伸びしろも考えれば、今回の再生回数にとらわれる必要はないだろう。

 かくしてファンの間で「3人のうち、誰がセンターとして適格か」という論争が巻き起こっているが、多人数アイドルグループとして、本人の心身の状態に関わらず一貫して、平手がセンターを務めていた欅坂46時代より実に健全な状態にあるといえるだろう。

 2ndシングル以降、今回の3人だけでなく、全く別のセンターが生まれる可能性も充分ある。そしてまた「誰々の方がセンターにふさわしい」といった論争が起こるだろうが、それだってグループを活性化させメンバー同士の切磋琢磨を促すもので、歓迎されるべきことだ。熾烈なセンター論争といってもファンの間での話であって、当人同士は同期でとても仲がいい。センターとしての悩みや重圧を互いに分け合えているだろう。

生パフォーマンスの反響はいかに

 櫻坂46は今後、音楽特番だけでなく、1stシングル発売日前日の「デビューカウントダウンライブ」や年末のロックフェス「COUNTDOWN JAPAN20/21」出演が控えている。表題曲「Nobody’s fault」だけでなく藤吉の「なぜ恋」や山﨑の「Buddies」を含めたカップリング曲も生パフォーマンスが披露されるはずで、どんな反響を呼ぶのかにも注視したい。そしてファンの間で、ぜひ闊達な議論が巻き起こって欲しい。

こじらぶ
記事一覧
ライター
STARTO ENTERTAINMENT、秋元康系女性アイドル、ローカル、地下アイドル等数々の現場を経験。Xでもご意見を募集しております。

エンタメ 新着一覧


「あんぱん」ヤムさん(阿部サダヲ)の変わらぬ風貌が謎だ。釜じいの“一言”が今回のハイライト
 釜次(吉田鋼太郎)の葬儀が営まれる中、草吉(阿部サダヲ)が姿を現す。またあんぱんが食べたいと言うのぶ(今田美桜)たちに...
桧山珠美 2025-07-19 11:15 エンタメ
「あんぱん」紅白未出場、浅田美代子の歌唱をここで聞けるとは。吉田鋼太郎の笑顔もグッとくる
 三姉妹揃っての朝田家ご帰還。朝ということは、蘭子(河合優実)は昨夜、のぶの家にお泊りしたのでしょうか。ならば、久々の三...
桧山珠美 2025-07-17 17:39 エンタメ
選挙 行ってみなきゃ言えなくね? 人気男性グループが“ラップ”で投票を呼びかけ「最高!」「こんなアイドルいる?」と反響
 7月20日に行われる第27回参議院議員通常選挙(以下、参議院選挙)を控え、11人組ボーイズグループ・INIの池崎理人さ...
「あんぱん」薪鉄子が持つ“小道具”の細かさに気づいた? すれ違いコントは見なかったことにします
 鉄子(戸田恵子)からの電話に出た東海林(津田健次郎)は、ひとり考え込んでいた。鉄子がそんなに怒っていたのかと、慌てて謝...
桧山珠美 2025-07-16 17:31 エンタメ
もはや『M-1』は芸人だけのものじゃない? 万博、地方創生…吉本が目指す“次のフェーズ”
 6月25日、漫才日本一決定戦『M-1グランプリ2025』(テレビ朝日系)の開催会見が東京・渋谷よしもと漫才劇場で開かれ...
令和ロマン・高比良くるまが“騒動”で得た「天下を獲る」ために必要な武器
 オンラインカジノ問題をめぐって活動を休止していた令和ロマンの高比良くるまさんが4月28日、約2か月ぶりに復帰しました。...
田原俊彦よ、「※ただしイケメンに限る」はもう通用しない。世のオジサンは彼の“勘違い”から学ぶべし
 6月15日放送の『爆笑問題の日曜サンデー』(TBSラジオ)にて、ゲスト出演した田原俊彦が、女性アナウンサーにセクハラを...
堺屋大地 2025-07-14 11:50 エンタメ
【募集】夏ドラマ何見る? 期待してる&ガッカリを教えて!『ひとりでしにたい』『ちはやふる』『しあわせな結婚』etc
 コクハクでは2025年名夏ドラマを対象としたアンケートを実施します。7月よりスタートする夏ドラマ、「期待している」「面...
「あんぱん」嵩らの“腹痛”は史実とちょっと違う? 懐かしい2人の登場には狂喜乱舞! 生きていてよかった…
 東京に到着したのぶ(今田美桜)たちは、さっそく聞き込みを始めるが「ガード下の女王」はなかなか見つからない。みんなで屋台...
桧山珠美 2025-07-11 18:33 エンタメ
「あんぱん」メイコ、夢はお嫁さんでいいのか? 健太郎(高橋文哉)ともう1人の“三角関係”を妄想する
 東京出張の前日。みんなで取材する代議士の資料を確認していたのぶ(今田美桜)は、岩清水(倉悠貴)が話す「ガード下の女王」...
桧山珠美 2025-07-10 18:34 エンタメ
timelesz、新体制が“古参ファン”に受け入れられる日は来るのか? 旧ジャニ「シャッフルメドレー」不参加の賛否
 7月5日、櫻井翔(43)が総合司会を務める音楽特番「THE MUSIC DAY 2025」(日本テレビ系)が放送され、...
こじらぶ 2025-07-10 11:50 エンタメ
石田ひかり53歳、今を生きる女性に伝えたい“楽しく生きていく”ためのメッセージ|映画『ルノワール』
 1986年のデビューから、映画『ふたり』『はるか、ノスタルジイ』や、連続ドラマ『悪女』、連続テレビ小説『ひらり』、『あ...
望月ふみ 2025-07-10 11:50 エンタメ
『あんぱん』ツダケンの“にゃあ”が秀逸だにゃあ!「月刊くじら」には色々とツッコミどころもあるが
『月刊くじら』創刊号は2日で2000部を売り切り、好調な滑り出しを見せる。嵩(北村匠海)は『月刊くじら』編集部に異動に。...
桧山珠美 2025-07-09 17:00 エンタメ
【10万いいね】鈴木えみ、20年前→現在の比較写真が“美しすぎる”と絶賛「変わらなすぎ!」「今の方が可愛い説まである」
 ファッションモデルから俳優業まで、幅広い分野で活躍する鈴木えみさん(39)。2025年7月7日に自身のInstagra...
春ドラマの評判を調査!本命『最後から二番目の恋』は2位。1位は意外な快進撃。日常系が人気、刺激疲れか?
 2025年の春ドラマが、次々とフィナーレ。今期はSNSでバズった顔ぶれも多く、ドラマファンからしても楽しいシーズンだっ...
「あんぱん」嵩は受かるのか…って次週予告編でネタバレか? アンパンマン声優の姿もチラリ
 のぶ(今田美桜)の家で暮らすことになったメイコ(原菜乃華)は、夢に向かって一歩を踏み出す。そしてのぶも、月刊誌の刊行に...
桧山珠美 2025-07-05 08:00 エンタメ