ご祝儀は新札しかNG? 土日の入手方法やアイロンでの作り方

コクハク編集部
更新日:2021-01-02 06:00
投稿日:2021-01-02 06:00
 友人の結婚式が近づいて、美容院の予約やドレス、靴の手配まで完璧なのに「ご祝儀の新札がない!!」と焦った経験はありませんか? しかも、気づいたのが前日や当日だったら……。今回は、そんな結婚式のご祝儀と新札にまつわるマナーや、準備していなかった時の解決方法についてご紹介します!

ご祝儀には「新札」を用意するのがマナー

 基本的には、ご祝儀に入れるお札は新札を用意するのが大人のマナーです。新札を用意することには、「2人の新しい門出を祝福する」という意味が込められています。

 また、結婚式は、十分な時間を設けてゲストを招待するもの。新札を用意しておくことで、「結婚式を楽しみに待ちわびて、しっかり準備していた」ということを伝えられます。

ご祝儀に使う新札は連番のほうがいい?

 連番のほうが縁起が良いとされているのは、事実です。ただ、新札であれば、連番である必要はありません。実際に、そこまで確認している新郎新婦はあまりいないのが現実ですね。

【前日までなら入手可能?】ご祝儀の新札がない時の対処法

 結婚式の前日、新札がないことに気づいてしまった場合はどうしたら良いのでしょうか? 困ったあなたを救うための対処法をご紹介しましょう!

1. 新札と似ている「ピン札」を用意する

 ご祝儀に使う新札がない場合は、新札に似ている「ピン札」を用意することで対処する方法があります。もしも、お財布にシワのない綺麗なピン札が入っていたら、それを使いましょう。綺麗なピン札であれば、そこまでマナーを疑われることはないはずです。

【新札とピン札の違い&見分け方】

 新札とピン札の違いが曖昧という人も多いでしょう。「新札」は銀行で発行されたばかりの未使用のお札で、「ピン札」は使っているけれど折り目のない綺麗なお札のことを言います。

 正直、ピン札と新札を見分けるのはとても難しく、わざわざ新札の連番まで確認する人はあまりいないので、ピン札さえあればあまり問題ありません。

2. 手数料無料で銀行窓口で両替する

 新札がないことに前日に気づいた場合、時間帯によっては、銀行や郵便局の窓口が開いているかもしれません。銀行がまだ開いていれば、受付に「新札に両替したいこと」を伝えて申請すれば、確実に手に入れることができます。

 通常は20枚までの両替なら無料であることがほとんどなので、多くの場合、ご祝儀に必要な分は手数料無料で両替できるでしょう。

3. 郵便局の窓口で新札と交換してもらう

 郵便局が近くにあれば、窓口で新札に交換してもらえる場合もあります。ただし、銀行と違って、郵便局は両替業務を行っているわけではありません。そのため、新札との交換が可能かを、事前に電話確認しておくことをおすすめします。

4. 新札引き出し専用のATMでお金をおろす

 新札引き出し専用のATMを探して利用する、という方法もあります。新札専用なので、確実に手に入れることができますね。ただし、新札引き出し専用のATMはあまり多くないので、注意が必要。

 お住まいの地域や、結婚式場の近くにそういったATMがないかチェックしてみましょう。

【当日&土日でもOK!】ご祝儀用の新札がない時の対処法

 結婚式当日に新札がないことに気づいた時にも、いくつかの対処法があります。チェックしてみましょう!

1. 結婚式場で新札に交換してもらう

 実は、結婚式場によっては受付でお札を新札に交換してくれるところがあります。また、そういったサービスがなくても、相談してみると結婚式のプロたちがどうにか対応してくれるかもしれませんね。どうしても間に合わない場合には、ダメ元で相談してみると良いでしょう。

2. 当日朝にアイロンでピン札を作る

 最終手段としては、手持ちのお札をアイロンでピン札風に変えるという方法があります。

手持ちのお札をアイロンでピン札に変える方法

 比較的、綺麗なお札を用意します。お札に霧吹きで水をかけてほどよく湿らせたら、ハンカチをかぶせましょう。そして、低温(100度程度)に温めたアイロンをハンカチの上から当てていきます。お札のしわが取れてきたら、ピン札風お札の完成です。

 ちなみに、アイロンのスチーム機能はお札が破損する危険性があるので、オフにしておきましょう。

3. ありったけの1万円札をATMで引き落とす

 一か八かの方法になりますが、ATMでありったけの1万円を引き落として、ピン札が出てくる可能性にかけるという方法もあります。ただし、確実ではないので、あまりおすすめできる方法ではありません。ほかに方法がなくなった時に、試してみると良いでしょう。

ご祝儀用の新札がない!と困らないように早めに準備しよう

 結婚式は新郎新婦にとってみれば、人生にたった一度の大切な門出の晴れ舞台です。できれば服装やご祝儀のマナーなど、すべて丁寧に礼儀と誠実を尽くして、お祝いの気持ちを伝えたいものですよね。

 中でもご祝儀の新札は、当日になってしまうと用意するのが大変なものです。ぜひ、早めに準備をして、ゆったりした気持ちで2人の門出をお祝いをしましょう!

コクハク編集部
記事一覧
コクハクの記事を日々更新するアラサー&アラフォー男女。XInstagram のフォローよろしくお願いします!

関連キーワード

ライフスタイル 新着一覧


「寝てるカナ!」「ぁりがとぅ」それ、なんとかならん? Z世代が震えた“大人のクセ強”LINE6選
 流行り言葉は目まぐるしく移り変わりますが、やっぱり受け入れられない言葉はあるもの。今回は、どうしてもモヤモヤしてしまう...
「生理痛で婦人科に行くなんて大げさ」は間違い。月経不調の陰に潜む病気のリスク【専門医監修】
「月経前や月経中の腹痛がひどい」「頭痛や気持ちがわるくなったりする」「イライラが止まらない」…そんな月経にまつわる不調を...
【動物&飼い主ほっこり漫画】第103回「みんなで百物語ニャーン!」
【連載第103回】  ベストセラー『ねことじいちゃん』の作者が描く話題作が、「コクハク」に登場! 「しっぽの...
【漢字探し】「鎌(カマ)」の中に隠れた一文字は?(難易度★★☆☆☆)
 知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「校閲婦人と学ぶ!意外と知らない女ことば」では、女性...
40代、気づいたらぼっち…まぁ、仕方がない3つの理由と“新しいつながり”の見つけ方
 40代を過ぎてから「友達が減った」と感じていませんか? 学生時代に親友と呼べるほど仲の良かった友達でも、気がつけば年賀...
メン地下「推し活」でメンタル崩壊、ストーカー寸前…沼りすぎた女たちの壮絶リアルな体験談
 いろんな意味で話題の「メン地下(=メンズ地下アイドル)」は、激しいハマり方をする女性ファンが多いことでも有名です。 ...
義母からの過干渉が「上司より怖い…」30歳新妻を追い詰めた“凶器”のようなLINE
 私の友人ユリ(30歳・事務職)が結婚して半年。幸せいっぱいの新婚生活を想像していた彼女を待っていたのは、思わぬ“監視網...
やってもた! 買って後悔した“便利グッズと家電”無駄遣いエピソード。バナナケースってマジで何で買った?
 今日も日本中で便利グッズや便利家電が生み出されています。でも、中には便利なはずなのに使ってみると「絶対いらないわ…」と...
マイメロがちょこん♡ 100均の“ワッペン”で服がめちゃ可愛くなった! 芸能人もハマる、手芸が密かなブーム?
 もともと裁縫が好きで洋服や小物を作るのを趣味としていたのですが、引越しのタイミングでミシンを仕舞い込んでから、すっかり...
おばば軍団から聞いた不思議な話。植物のパワーって本当にある? 花屋おすすめの“魔除けになる”飾り方
 ワタクシはいわゆる「スピなお話」が「都市伝説」関連と合わせて大好物でございます。  仕事柄、葬祭や宗教関係の方々...
姑の「無事でよかった」にウルッ…。義母からの“心に染みた一言”4つ。「うちの宝よ」って照れくさいなあ!
“姑”と聞くと「うわぁ…」とマイナスなイメージが浮かぶ人もいるかもしれませんが、素敵な姑も存在するもの。そんな姑をもつ女...
猫さま「ただ受け止めよ…」風に身を任せる“にゃんたま”のありがた~い説法が聞こえる?
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
スター猫ににゃんたま総長まで。個性的なモフモフが大集合! 秋に愛でたい8連発♡
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 2025年8月にご紹介したもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかし...
中年の“集中力”はどこに消えた? 若い頃と「同じ脳じゃない」と気づいた私の小さな工夫
 女性なら誰でも通る茨の道、更年期。今、まさに更年期障害進行形の小林久乃さんが、自らの身に起きた症状や、40代から始まっ...
なんで全部マネするの?次男の妻が意味不明…悩む57歳義母が見つけた意外な突破口
 かつての嫁姑問題といえば「同居」や「家事」、「子育て」をめぐる衝突が定番でした。しかし令和の時代を迎え、別居が当たり前...
“イヤホン女子”は狙われる? 知っておきたい夜道のNG行動と自衛テクニック
 悲しいことに、女性をターゲットにした物騒な事件が続いています。日頃から防犯意識を高め、対策をしておきましょう。今回は特...