平手友梨奈 FNS歌謡祭衝撃のソロ歌唱!世界のファンを虜に

こじらぶ ライター
更新日:2020-12-12 06:00
投稿日:2020-12-12 06:00

「ダンスの理由」初披露は絶賛&大反響!

 今月9日、「2020FNS歌謡祭第2夜」(フジテレビ、以下「FNS」)にて、平手友梨奈(19)のオリジナルソロ曲「ダンスの理由」が初披露された。そうそうたる顔ぶれのアーティストの中でも平手の演目は直前まで明かされず、「生放送で発表」とだけ予告され同番組開始前から「#平手友梨奈」がTwitterでトレンド入りしていた。

 本番では男性8人、女性2人のプロダンサーを従え欅坂46時代以上のキレキレのダンスで、自身の心情を吐露するような歌詞を時おり激しいシャウトも交えながら歌い上げた。

 直後にはネット上でファンから「想像を遥かに超えてきた」「最高にカッコいい」「圧巻すぎて泣いた」と絶賛の嵐。Twitterでは同曲名「#ダンスの理由」に加え「平手ちゃん」「平手さん」が同時にトレンド入り。ファン以外の一般層からの反響も非常に大きかったようだ。

久しぶりの本格的な音楽活動

 平手は今年1月に欅坂46を脱退して以降、女優業を活動の中心に据えてきた。またオンラインでのパリコレ出演などモデル業も多くこなした。だが、音楽活動となるとMrs. GREEN APPLEのMVや夏のFNSにて森山直太朗とのコラボレーションで踊るという限られた機会があったのみだった。

 この1カ月では、コロナ禍で撮了した2本の映画公開が迫り、各雑誌などで豪華俳優陣との仲睦まじい様子や、監督らから“役そのもの”に没頭した熱演ぶりが伝えられ女優としての順調ぶりを感じさせてくれていた。

 また今回のFNS放送前日には「シュガー&シュガー」(NHK)で巨大ジェンガを倒したらお題に添った告白をするゲームに参加し、驚いたり怖がったりしながらも笑顔が絶えず柔和な平手が見られた。同番組も含め彼女の近景は大人のお姉さんといった出で立ちになっていた。

“欅坂の平手”は抜けていった…?

 そんな姿に、他者と平和に交わりながら彼女が大人の女性になっていく安堵感を覚えつつ、“欅坂の平手”は彼女から抜けていったのだなという一抹の寂しさも覚えた。

 が、FNSではダンサー達が陣形を整えたその奥から、黒と紺というダークな衣装を身に纏い欅坂で見せてきたメンズライクな姿で、やっぱり何かに反抗するような鋭い眼光と共に登場した。バックダンサーのほとんどが男性で、163㎝の彼女はその中では小柄で非常に華奢なはずだが、尋常じゃない存在感とオーラ、ダイナミックなダンスの迫力に全くそれを感じさせなかった。

 欅坂46時代にメンバーを従え幾度と見てきた“圧倒的皇帝感”。彼女が最後に19年末NHK紅白歌合戦で見せたその姿がおよそ1年の時を経て帰ってきた。まさに“皇帝の帰還”といった様相だった。

僕から私へ 平手友梨奈の叫びをより強調

 制作に一から携わったという「ダンスの理由」の作詞は欅坂46時代同様に秋元康氏だったが、作曲者の中に平手が名前を連ねていた。

 今年9月にラジオ出演した際には歌手活動について聞かれ「歌いたくないというわけではない」とやや消極的で具体性のない返答をし、女優業で多忙にしていたはずの彼女。にもかかわらず久しぶりの生パフォーマンスに、アイドル時代より一層ダンスが上手くなっていたという声が多く上がった。ボーカルも明らかに力強さを増していた。その上、作曲にまで参加していたとはこの短期間に一体どれだけの努力をしていたのだろうか。

 さらに歌詞を見ると「誰かが貧乏くじ引いて 一人きり泣いているのなら」「眠らないで踊るよ気が済むまで付き合おう」「犠牲はしょうがないなんて 部外者に言わせるものか 私が許さない」「いつかの自分 死なせない この腕で守る」と、同調圧力と闘いながら、かつての自分と同じように孤独に苛まれる人々に寄り添おうとしている。

 欅坂46時代、歌詞は平手にあて書きされつつも一人称には“僕”が多く使われてきたが、同曲では“私”となっており、一段と彼女自身の叫びそのものになっている。言葉をまとめる作詞という作業は秋元氏が行ったが、その言葉と想いたちは平手が秋元氏と日々交わしている“交換日記”(平手が感じたことをLINEで秋元氏に送るもの)から生まれたものだろう。

こじらぶ
記事一覧
ライター
STARTO ENTERTAINMENT、秋元康系女性アイドル、ローカル、地下アイドル等数々の現場を経験。Xでもご意見を募集しております。

関連キーワード

エンタメ 新着一覧


【写真特集】懐かしい!16年前の渡辺梓さん
  【この写真の本文に戻る⇒】「じゅん散歩」のロケに突然、朝ドラ女優が登場! しかも黒髪から“ファンキーヘア”になって...
「じゅん散歩」のロケに突然、朝ドラ女優が登場! しかも黒髪から“ファンキーヘア”になっていた
 リモートワークの日は、羽鳥さんのモーニングショーからそのまま「じゅん散歩」(月〜金曜9時55分、テレビ朝日系)を見るの...
「クソばばあ」に「クソ小僧」、涼子のリアクションにも注目
 寅子(伊藤沙莉)は、戦争によって航一(岡田将生)が背負った苦しみに寄り添いたいと思う。  一方、寅子から「よりど...
桧山珠美 2024-08-08 16:37 エンタメ
早くも“NHK御用達俳優”の片鱗が?「虎に翼」出演の岡部ひろきはそんじょそこらの2世俳優とは違う
 1日放送「ダウンタウンDX」(日本テレビ系・読売テレビ制作)に故・西城秀樹さんの息子・木本慎之介(20)が出ていました...
なぜ令和ロマンは賞レースに出続ける?3冠制しヘイトも無視する戦闘力
 芸歴10年以下のお笑い賞レース「ABCお笑いグランプリ」(テレビ朝日系/以下ABC)が7月7日に開催。M-1に続き、令...
帽子田 2024-08-03 06:00 エンタメ
航一の秘密、明かされる。久々の回想シーンでも発揮した直道の顔芸パワー
 判決後、涼子(桜井ユキ)の店で寅子(伊藤沙莉)らと杉田(高橋克実)たちは偶然顔を合わせる。  戦争で娘と孫を亡く...
桧山珠美 2024-08-02 16:00 エンタメ
【写真特集】ワンピース姿を披露する、珍しく清楚なあやまん監督
【この写真の本文に戻る⇒】 【独自レポ】あやまんJAPANは健在だった! Tバックにぽいぽいコール、コンプラ無視の危ない...
優未の言葉「困っている子を助けるのは普通」に教えられた真っ当なコト
 寅子(伊藤沙莉)と航一(岡田将生)は、涼子(桜井ユキ)の店がたびたび嫌がらせを受けていたことを知る。警察に相手にされず...
桧山珠美 2024-07-31 16:30 エンタメ
赤いミサンガの女・美佐江、来た~!“放置エピソード”の回収がお見事
 寅子(伊藤沙莉)と優未(竹澤咲子)の姿を見ていきなり号泣した杉田(高橋克実)。実は杉田は昭和20年の長岡空襲で娘と孫を...
桧山珠美 2024-07-29 16:45 エンタメ
目黒、ニノを“沼落ち”続出の松村北斗「西園寺さん」が猛追!視聴率やTVerではない意外なデータが急上昇
 7月も後半に入り、2024年夏期主要ドラマの初回がほぼ出揃った。その中でも特に、STARTO ENTERTAINMEN...
こじらぶ 2024-07-27 06:00 エンタメ
「ごめんなさい」を連呼する航一。“戦時中の何か”は来週判明する?
 玉(羽瀬川なぎ)の将来を奪ったのは自分だと、涼子(桜井ユキ)も悩んでいた。寅子(伊藤沙莉)は2人の決断を応援するため、...
桧山珠美 2024-07-29 15:49 エンタメ
涼子さまの消息も明らかに…「ヒロインじゃない面々」のその後を描く意味
 寅子(伊藤沙莉)は「学校に友達はいない」という優未(竹澤咲子)の発言が気にかかる。  出勤すると、杉田(高橋克実...
桧山珠美 2024-07-23 15:45 エンタメ
夏ドラマ何見てる?『新宿野戦病院』『ブラックペアン2』への本音を調査
 2024年7月スタートの夏ドラマが出揃ってきましたね。今期もたくさんのドラマが放送していて、どれを見ればいいのかわから...
“カウンセラー”星航一(岡田将生)、ちぐはぐぶりがチャーミングだった件
 父親の話が聞きたいと言う優未(竹澤咲子)に、寅子(伊藤沙莉)は優三(仲野太賀)の話をすることができない。寅子は航一(岡...
桧山珠美 2024-07-18 15:50 エンタメ
なぜ塚地武雅、藤井隆はドラマ出演が続く? 不人気芸人との決定的な違い
 7月に入り、2024年夏の新ドラマが次々にスタートしています。なかでも話題になっているのが、宮藤官九郎脚本の『新宿野戦...
高橋克実「ショムニ」超えの名演技に注目!歴代朝ドラで舌打ちといえば…
 山の境界線をめぐる現地調停で書記官の高瀬(望月歩)と申立人の森口(俵木藤汰)との間にトラブルが発生。寅子(伊藤沙莉)も...
桧山珠美 2024-07-17 15:30 エンタメ