GoTo停止で…コロナ禍のカップルが選んだ年末デートプラン

内藤みか 作家
更新日:2020-12-24 06:00
投稿日:2020-12-24 06:00
 年末年始を迎えるカップルたちが悲鳴をあげています。この時期にデートや旅行を楽しもうとプランを立てていたのに、コロナ禍でそれが中止になってしまうハプニングも。それでも会いたいと苦肉の策で立てた計画とは……?

感染拡大の影響で…

GoTo温泉ができなくなり

 千葉県在住のT子さんは、交際中の彼と、年末に伊豆に温泉旅行に行く約束をしていました。ふたりで旅行するのは初めてです。GOTOトラベルを利用して、素敵な旅館を安く予約もできたし、とても楽しみにしていました。

 けれど、その旅行は中止になってしまったのです。理由は、新型コロナウイルスの感染拡大のために、GOTOトラベルを使えなくなってしまったから。彼は仕事が忙しいので、休みは12月28日からしか取れず、そうなると、GOTOトラベルキャンペーン対象外になってしまうのです。

年越しディナーを反対され

 都内の市部在住のR美さんは、同じ市内に住む彼と都心で年越しをするつもりでした。繁華街でディナーや映画とイルミネーションを楽しみ、初詣をしてから帰宅する予定だったのです。ところが彼の両親が大反対し、デートはキャンセルに。わざわざ感染が拡大しているエリアに行かなくても、と心配性の彼ママが許してくれなかったのです。

 R美さんたちが住む地域は住宅街ということもあるのか、感染はそこまで広がっていません。彼ママが「近場で過ごしなさい」と言い張るのです。R美さんはデートを邪魔されたような気がして、不満でした。気をつけていれば大丈夫なのに、と恨みがましく思ってしまったのです。

自宅暮らしの彼には配慮が必要

 あちこちで、楽しみにしていた旅行やデートが中止になっていますが、このことが原因でケンカになり、別れ話にまで発展するカップルもいます。ケンカは大抵、予定を決行したがる女性がスネて不機嫌になることから始まっているようです。

 彼が自宅暮らしの場合は、慎重な行動が必要です。ワガママを言って彼を街に連れ出すと、ご家族に良く思われないかもしれないからです。特に高齢の祖父母も同居している場合はなおさらかもしれません。

 彼との結婚を考えているのなら、できるだけ安心できるデートプランにしておくほうが無難かもしれません。

2つのカップルの選択

豪華ラブホテルにお泊まり

 旅行が中止になったT子さんは、最初は通常料金でもいいからと予定を決行しようとしたのですが、年末年始料金でかなり高額になるため、あきらめざるをえませんでした。それでもどこかにお泊まりしたいと考えた結果、郊外の豪華なラブホテルを予約することにしたのです。

 近場なので存在は知っていましたが、サウナなど豪華な設備付きで料金が高いので利用したことはなかった豪華ラブホ。旅行の代わりなのでむしろ安く感じたそうです。せっかくなので、普段は行かないリッチなお部屋を楽しみ、彼とお部屋で楽しく遊ぶことにしたのだとか。

お部屋でテレビデート

 都心デートを反対されたR美さんも、結局自分のお部屋で彼と過ごすことになりました。ひとり暮らしのR美さんの部屋で、手作りのご馳走を食べ、ソファでごろごろしながら一緒に年末のテレビ番組を楽しむことになったのです。

 少し残念ではありましたが、見たかったイルミネーションも都知事の指示で夜10時には消灯してしまうことになり、電車も終夜運転を取りやめてしまったので、家にいたほうがいいかなと今は思っています。

まとめ

 今年の年末年始は普段と違い、静かな感じになりそうですが、大好きな彼と一緒に居られるのなら、どこにいても幸せなはず。そう考えられる女性は、彼からも大切にされます。

 まだまだ感染症の影響は続きそうですが、臨機応変にデートプランを考えていきましょう。

内藤みか
記事一覧
作家
著書80冊以上。大学時代に作家デビューし、一貫して年下男性との恋愛小説を書き綴る。ケータイ小説でも話題に。近年は電子媒体を中心に活動。著書に「あなたに抱かれたいだけなのに」など。イケメン評論家として、ホストや出張ホストなどにも詳しい。
XInstagram

関連キーワード

ラブ 新着一覧


夫や彼氏からの「ドン引き誕プレ」5選 女ゴコロが1ミリも分かってないな
 夫や彼氏からの誕プレには期待しちゃいますよね。自分のことをよくわかっている相手ですし、誰よりも「喜ばせたい」と思ってく...
恋バナ調査隊 2024-06-28 06:00 ラブ
「私、CAの試験に受かっていたの」お見合い現場で遭遇する"怪しい経歴”
 アラフォー世代の婚活で見栄を張って“怪しい経歴”を語る方がいます。これまで何件か聞いたのが、航空会社のCA(客室乗務員...
植草美幸 2024-10-24 14:24 ラブ
やる気マンマン? 起業したい系男子が増殖中…本気か、金目当てか?
 年上の女性を狙う「起業したいんです」系男子が増殖しています。そのなかには起業を口実に女性からお金を引っ張ろうとするウソ...
内藤みか 2024-06-27 06:00 ラブ
田舎に住んでるとマッチングアプリは役立たず!? 婚活女性が涙した悲劇4選
 マッチングアプリが普及してからは出会いの幅が一気に広がりましたよね。ですが、田舎ではあまり役に立たないようです。いった...
恋バナ調査隊 2024-06-27 06:00 ラブ
1年365日少年すぎる夫の操縦法 うちの旦那はピュアなの? おバカなの?
 結婚すると、女性はより現実的な思考になる人が多いのに比べて、男性はいつまでも夢を追いかけがち。時には、少年すぎる考えの...
恋バナ調査隊 2024-06-24 06:00 ラブ
夫はバツイチ。元妻の「あんた」呼ばわり“カチコミ”LINEどう対応する?
 夫がバツイチだった場合、どうしても避けられないのが元妻との関係…。理解のある人ならいいのですが、夫に未練があったり、不...
恋バナ調査隊 2024-06-23 06:00 ラブ
ゾッコンした女は恋愛上級系?それなら…交際戸惑う48歳バツ1男の胸の内
「冷酷と激情のあいだvol.200〜女性編〜」では、たまたま入ったバーで出会った男性と友達以上恋人未満の関係が続き、40...
並木まき 2024-06-22 06:00 ラブ
40代、昔なら“無い男”と告白前旅行はアリ?恋の始め方を見失う45歳女
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2024-08-17 09:01 ラブ
人気の電話占い師は20年前からお見通し 新しい彼氏が最速でできる方法
 恋をすると占い師に頼る女性がかなり多いのではないかと思います。特に梅雨時は、気持ちもじめっとしてしまうのか、思い悩んで...
内藤みか 2024-06-20 06:00 ラブ
略奪婚その後の幸せは確約されていない? 4人の女が直面したリアルな現実
 不倫の末に掴む幸せは、果たして長く続くのでしょうか?  今回は“略奪婚のその後”に迫ります。現在不倫中で、相手と...
恋バナ調査隊 2024-06-19 06:00 ラブ
【調香師監修】4タイプ別 熱い夏に負けないスパイシーな香り&オイル解説
 夏になるとスパイスの効いた料理が食べたくなりませんか? スパイスには体の代謝を高めて血行をよくする働きがあり、中東など...
太田奈月 2024-06-18 06:00 ラブ
「なぜ不倫したかって? お宅の夫に騙されたからよ」不倫女の言い分7選
 婚期を逃したり、相手の奥さんにバレて慰謝料を請求されたりと、不倫はハイリスクですよね。なのになぜ、不倫する女性が後を絶...
恋バナ調査隊 2024-06-17 06:00 ラブ
50歳独女の初体験未遂は突然始まった。オタのオフ会で男を物色したら…
 パートナーなしの50歳独女ライター、mirae.(みれ)です。あなたは大好きな人に「うちに泊まっていく?」って誘われた...
mirae.(みれ) 2024-07-14 13:57 ラブ
「俺って特別な存在?」まで聞いといて言わんのかーい! 告らせたい男と女の攻防戦はLINEでも
 好きな男性には、自分から告白するより告白されたいですよね。いい雰囲気になってきたら「今言って!」と、告白を引き出したく...
恋バナ調査隊 2024-06-16 06:00 ラブ
成長させてあげる…? 男への違和感はスルー厳禁!勘が命中したLINE
「女の直感は当たる」といわれている通り、女性の「ん…?」という違和感は意外と当たるもの。信頼している彼氏やちょっといいな...
恋バナ調査隊 2024-06-15 06:00 ラブ
「倦怠期は不可避だ」運命の女と交際2年半、絶望に占領されるハイスぺ男
「冷酷と激情のあいだvol.199〜女性編〜」では、あえて結婚も同棲もしないスタイルで生涯を添い遂げると決めた恋人・カズ...
並木まき 2024-08-17 09:10 ラブ