嵐、平手、櫻坂46、ゴマキ…2020→2021の4大“感慨深イイ話”

こじらぶ ライター
更新日:2021-01-09 09:01
投稿日:2021-01-09 06:00

年末年始音楽業界の“感慨深イイ”は…

 さまざまな話題で賑わった年末年始の音楽業界。その中でも長年、男女問わず多くのアイドルを追いかけてきた筆者が“感慨深イイなぁ”と思った4つのトピックについて触れたいと思います。

 まずは、女性アイドル界の異端児的存在だった欅坂46からそれぞれ新しい道を歩むことになった元エースの平手友梨奈さん(19)と改名後のグループ櫻坂46について。

 昨年1月に欅坂46を脱退し主に女優業に邁進してきた平手さんですが、クリスマスに配信シングル「ダンスの理由」でソロアーティスト活動を開始。大みそかから元旦にかけての「CDTVライブ!ライブ!年越しスペシャル 2020→2021」(TBS系)に出演しキレのあるダンスで圧巻のステージを見せました。

艶やかな和装×体育ジャージ×ダサ可愛さ

 さらに年始の3日、「世界の果てまでイッテQ!新春スペシャル!」(日本テレビ系)では平手さんに憧れる内村光良さん(56)と共に「筑前博多独楽(こま)」に挑戦。本番では艶やかな和装に身を包み、短時間で体得した曲芸を完璧に成功させるなどさすがの集中力とセンスを見せました。

 ただ、練習時間では大技に挑む内村さんへ、体育ジャージ姿で両手両足を広げぴょんぴょん飛び跳ねる応援ダンスをしてエールを送ったのですが、その滑稽な動きに内村さんから「あれ? ダンスあんな感じだったっけ?」と突っ込まれ、平手さん本人も「今スッゴいダサい…ちょっとカットしてもらっていいですか?」と泣きをいれる場面も。そのダサ可愛さは平手さんソロ曲で共にクールな踊りを見せていたダンサー陣が自身のSNSでちゃかしつつ、オマージュした動画をバージョン2まで投稿するほどになっています。

「ダンスの理由」MVの再生回数250万回超え

 音楽番組では満身創痍だった欅坂46脱退時から復調を超えて進化した姿を見せ、バラエティー番組ではデビュー初期のような天真爛漫さに加え他の出演者へ思いやるあるコメントをする――。全体的に大人になった印象もあり、非常に感慨深イイ面を見せてくれました。どちらも大きな反響を呼び、「ダンスの理由」MVの再生回数を加速させ、2週間で250万回を突破しました。

櫻坂46の15人は2年越しのCDシングルデビュー!

 一方、平手さん脱退後に昨年10月、欅坂46から改名した櫻坂46は再デビュー曲「Nobody’s fault」で昨年末NHK紅白歌合戦に2度目の“初出場”を果たしました。グループ名をすげ替えただけと揶揄する声も見受けられましたが、欅坂46として19年末の紅白に出場した際、2期生は卒業した先輩メンバーの代役でした。

 2期生9人は18年に加入しながらも、グループ活動が停滞してしまい、長くCDデビューを果たすことができずにいたのです。昨年2月に研修生扱いから欅坂46へ正式配属となった新2期生6人も合わせ、15人にとって櫻坂46の「Nobody’s fault」は2年越しの、正真正銘の“CDシングルデビュー曲”です。

 グループで15人は、1期生の11人を上回る過半数。そしてセンターに抜擢された森田ひかるさん(19)を筆頭に、いまでは2期生がグループを引っ張る存在にまで成長しています。その最たる例が昨年、NHK紅白歌合戦での堂々としたパフォーマンス。15人の長く険しい2年、そして形は違えど同じく過酷な時期を乗り越えてきた現存1期生の苦労も鑑みると、大変感慨深イイ紅白となりました(今月8日に2期生松平璃子さん(22)が卒業を発表しました。櫻坂46としての活動は短かったですが少なくともCDシングルデビュー曲で紅白出場したことは彼女の人生の糧になるのではないかと思います)。

こじらぶ
記事一覧
ライター
STARTO ENTERTAINMENT、秋元康系女性アイドル、ローカル、地下アイドル等数々の現場を経験。Xでもご意見を募集しております。

関連キーワード

エンタメ 新着一覧


優三も草葉の陰で苦笑い? 前代未聞な別れの“懺悔”は直言らしい名場面に
 直言(岡部たかし)は栄養失調と肺炎でもう長くはないと診断される。直言が大事なことを隠していたと知った寅子(伊藤沙莉)の...
桧山珠美 2024-05-30 18:50 エンタメ
「見るんじゃない」と直言。ダチョウ倶楽部の“押すなよ、押すなよ”を彷彿
 直言(岡部たかし)の体調が優れない。寅子(伊藤沙莉)と直明(三山凌輝)はマッチ製造の仕事を紹介してもらい、はる(石田ゆ...
桧山珠美 2024-05-28 15:30 エンタメ
視聴率苦戦だから失敗に物申す!山下智久と錦戸亮、5年ぶり民放作の意義
 山下智久(39)が主演を務める「ブルーモーメント」(フジテレビ系)、錦戸亮(39)がキーマンとして出演する「Re:リベ...
こじらぶ 2024-05-25 06:00 エンタメ
「おいしいものは一緒に」出征前の河原デート。はて?初回を思い出すと…
 寅子(伊藤沙莉)は訪ねてきた後輩の小泉(福室莉音)から、女子部が閉鎖されることになったと知らされる。  今年は高...
桧山珠美 2024-05-24 15:30 エンタメ
優三の優しさシャワー全開!寅子のゴロゴロ床入り作戦も大成功だった神回
 昭和17年3月。直言(岡部たかし)の工場は軍からの注文が途切れず、順調に稼働を続けていた。戦時下で食べ物が貴重になる中...
桧山珠美 2024-05-21 15:30 エンタメ
朝ドラヒロインは「大日本国防婦人会」と揉めるのがお約束
 結婚した寅子(伊藤沙莉)は弁護の依頼も来るようになり順調な日々を送る。  ある日、手伝いとして働くよね(土居志央...
桧山珠美 2024-05-20 15:30 エンタメ
角界一の美容力士・翔猿らが明かした脱毛&モテ事情、全力で推したいのは
 圧倒的な強さと精神力、鍛え抜かれた筋肉美、昭和の名横綱“ウルフ”千代の富士、整った顔立ちと沸き立つ色気がたまらない“各...
「僕じゃ駄目かな」あすなろ白書のキムタクを想起、優三渾身のプロポーズ
 寅子(伊藤沙莉)は、弁護士として社会的な信用を得るためにお見合いをさせて欲しいと直言(岡部たかし)とはる(石田ゆり子)...
桧山珠美 2024-05-20 15:02 エンタメ
事件はいつも「あの階段」で起こる! 岩ちゃん演じる花岡もう婚約
 晴れて弁護士になったが、女性であることを理由になかなか依頼をしてもらえない寅子(伊藤沙莉)。「女の幸せより大事なものか...
桧山珠美 2024-05-20 15:02 エンタメ
炎上芸人・粗品は松本人志にビビってない!キンプリへの暴言も計算済み?
 2018年にコンビとして『M-1グランプリ』(テレビ朝日系)のチャンピオンとなり、2019年にピン芸人として『R-1ぐ...
堺屋大地 2024-05-15 06:00 エンタメ
「握手」の演出に伏線?寅子と花岡は友情の証、優三のそれとは真逆だった
 寅子(伊藤沙莉)の1年先を行く花岡(岩田剛典)は司法修習後の試験に合格。どうしても早く伝えたいと寅子に電話をしてきたの...
桧山珠美 2024-05-14 16:00 エンタメ
あぶ刑事ヒットならドラマ化も?柴田恭兵の“枯れた老人”は世を忍ぶ仮の姿
 先月までNHK-BSで放送していた「舟を編む~私、辞書つくります~」はなかなか素敵なドラマでした。  三浦しをん...
映画『広末涼子』(仮)の鳥羽氏は中盤キャラ?スキャンダル史まだ続く説
 昨年6月、人気シェフ・鳥羽周作氏とのダブル不倫が報じられ、無期限の謹慎処分を受けていた広末涼子。その後、夫だったキャン...
堺屋大地 2024-05-11 06:00 エンタメ
花岡(岩ちゃん)、寅子に匂わせプロポーズ!?でも黄色いバラの花言葉は…
 とうとう合格した寅子(伊藤沙莉)、先輩の久保田(小林涼子)、中山(安藤輪子)。そして寅子と合格者が3人も出たことで、廃...
桧山珠美 2024-05-10 15:30 エンタメ
生田斗真“無痛おねだり”大炎上の後始末 羊水発言は“謹慎4カ月”だったが…
 俳優の生田斗真(39)が大炎上している。生田はインスタグラムのストーリーズで、ファンから質問に回答する企画で「今日で妊...
優三のいい人キャラさく裂!予告でヒヤリとした梅子の断崖絶壁シーンも〇
 涼子(桜井ユキ)と香淑(ハ・ヨンス)の思いを背負って、寅子(伊藤沙莉)たちは再び高等試験に挑むが、今度は梅子(平岩紙)...
桧山珠美 2024-05-09 16:30 エンタメ