櫻坂46握手会不能のピンチ オンライントーク会は救世主に?

こじらぶ ライター
更新日:2021-01-16 06:00
投稿日:2021-01-16 06:00

櫻坂46がオンライン個別トーク会を開催!

 昨年欅坂46から改名した櫻坂46が、同年12月発売の1stシングル「Nobody’s fault」発売記念イベントとして、同月から「オンラインミート&グリート(個別トーク会)」を開催している。

 この個別トーク会は、指定のアプリを使用してオンライン上で好きなメンバーと1対1でビデオ通話ができるというもの。握手会がコロナ禍にあって開催できない中で生み出された代替イベントだ。

 握手券を特典としたコロナ禍以前の主な秋元康氏プロデュース系グループのCD売上は、AKB48の「失恋、ありがとう」が118万枚、乃木坂46の「しあわせの保護色」が111万枚、欅坂46の「黒い羊」が93万枚、日向坂46の「ソンナコトナイヨ」が64万枚となっていた(いずれもオリコン調べ)。

 ダウンロードやサブスクリプション(定額音楽聴き放題サービス)が主流になってきた昨今、彼女たちがこれだけのCDセールスを記録できたのも、特典としてついてきた握手会があってこそ。それがコロナ禍にあって全く開催できないとなると、売上激減でグループの存続にも関わる問題になっていたはず。秋元系グループは大所帯が基本で、利益率の高いCDを売ってグループ活動を維持しているからだ。

グループ維持にはやはりCDの売上が必要

 昨年コロナが蔓延し始め、次々と予定されていた握手会が中止・延期に追い込まれた中で、AKB48、乃木坂46、欅坂46はそれぞれ配信シングルをリリース。しかし、やはり大所帯グループを維持するためにはCDの売上を取り戻す必要があった。ただ、AKB48はこれまでに38作、乃木坂46は9作連続ミリオン記録を達成中で、その記録を簡単には途絶えさせられない事情もあってかシングルCDの発売は一旦滞った。

 そんな中、秋元系メジャーグループとしては先陣を切って櫻坂46が握手会抜き・個別トーク会を主とした特典のみで、前述の通り、シングルCD「Nobody’s fault」を昨年12月にリリースした(個別トーク会自体は他グループも実施していたが、それは既に販売していたものの延期になっていた握手会の振替イベントだった)。

 結果は初週売上40万枚、累計でも45万枚を超え、個別トーク会日程の追加もあってか、現在もチャート上位に位置している。

握手会抜きで大健闘の数字!

 欅坂46時代の「黒い羊」よりは数字を落としているがメンバーの減少や大幅な入れ替わり、グループのイメージ・音楽の方向性・選抜や複数センターなどシステムの抜本的な変更もあった。単に改名したというよりまさに新しく生まれ変わったグループであり、そのスタートとしてはこのコロナ禍にあって、より大規模に開催できて、かつ多くの人数をさばける握手会抜きでは大健闘の数字と言えるだろう。

個別トーク会を実際に体験

 以前より握手会に足繁く通っちゃう系女ヲタクであった筆者は、先月開始日より櫻坂46の5人のメンバーとの個別トーク会にのべ10回以上参加してきた。以下に筆者が感じた握手会との違い、主にメリットをまとめたい(欅坂46→櫻坂46の場合。細かな注意事項やその他グループについては各公式サイトを参照して欲しい)。

 メンバー指定・事前申込の抽選制にはなるが、同イベントは2月、3月にも開催予定なので、未知の個別トーク会に躊躇している方はぜひ検討してみて欲しい。

こじらぶ
記事一覧
ライター
STARTO ENTERTAINMENT、秋元康系女性アイドル、ローカル、地下アイドル等数々の現場を経験。Xでもご意見を募集しております。

関連キーワード

エンタメ 新着一覧


“百戦錬磨”香川照之ゆえの提案「全6話、スイッチを仕込んでいます」【主演ドラマ『災』インタビュー】
「連続ドラマW 災」(WOWOW、6日22時スタート)は、湿り気を帯びた陰鬱な雰囲気とぞわりとする劇伴が感情を揺さぶる不...
朝ドラ「あんぱん」の描写に25年前の“名台詞”が…CA役だった松嶋菜々子の変わらぬ美貌はさすが過ぎる
 ある日、のぶ(永瀬ゆずな)は千尋(平山正剛)とシーソーに乗る嵩(木村優来)を見かけるが、千尋が軽くて動かない。そこでの...
桧山珠美 2025-04-02 17:20 エンタメ
「あんぱん」ヒロインの着物がオレンジ色の納得。ドキンちゃんのモデルゆえの演出
 昭和初期、家族の愛情をたっぷり受けて育った少女が高知の町中を勢いよく駆けていく。「ハチキンおのぶ」こと朝田のぶ(永瀬ゆ...
桧山珠美 2025-03-31 17:20 エンタメ
朝ドラ「あんぱん」男性俳優陣がめちゃ豪華! 赤楚衛二路線で大ブレーク必須な最注目の若手は?
 31日(月)から新しい朝ドラが始まります。その名も連続テレビ小説「あんぱん」。あの「アンパンマン」の作者やなせたかしと...
【おむすびにモヤっと】伏線をまき散らして放送終了、そしてモヤモヤが残った。結はとんでもなくヤベ~やつ?
 歩(仲里依紗)から詩(大島美優)を引き取ろうとするのは甘かったかもしれないと聞いた結(橋本環奈)は、仮定の話を気にして...
桧山珠美 2025-03-29 06:00 エンタメ
【写真特集】倖田來未の美し過ぎるバスト♡ギリギリショット5連発
【この写真の本文に戻る⇒】40代の倖田來未が《全盛期と変わってない》と話題に…20年前と同系ファッションでも、なぜ痛くな...
2025年「冬ドラマ」を調査! 独走状態の『ホットスポット』、疲れた大人世代に『御上先生』は難しかったか
 2025年1月よりスタートした冬ドラマ。惜しまれつつ最終回を迎えたドラマがあった一方で、期待されていたものの視聴率が振...
【おむすびにモヤっと】一瞬の表情で孤独をにじませる歩。最後の最後でヒロイン逆転!?
 結(橋本環奈)は大腸がんで入院している患者・丸尾(細川岳)を担当し、食欲不振の対応に苦慮する。  一方、歩(仲里...
桧山珠美 2025-03-26 17:20 エンタメ
【おむすびにモヤっと】最終週は最後の顔見世? 糸島移住“言い出しっぺ”の愛子さん台詞を深読みすると…
 福岡・糸島に移住することが決まった聖人(北村有起哉)と愛子(麻生久美子)。ヘアサロンヨネダを翔也(佐野勇斗)が継ぐこと...
桧山珠美 2025-03-24 17:20 エンタメ
【募集】冬ドラマの感想は?面白かった&ガッカリを教えて!『御上先生』『ホットスポット』『べらぼう』etc
 コクハクでは2025年冬ドラマを対象としたアンケートを実施します。1月よりスタートした冬ドラマ、「面白かった」作品や「...
刮目! STARTO所属“歌うま”な佐野晶哉、ジェシー、田中樹以上に目が離せないアーティストは?
 田原俊彦(64)に初孫が誕生しました。おめでとうございます。「NINJIN娘」のトシちゃんも今やおじいちゃん…なんだか...
【おむすびにモヤっと】懐かしの風見先輩降臨でも願わくば…最終週はナベベ×詩のご対面?
 結(橋本環奈)は栄養失調の少女・詩(大島美優)になんとか食べてもらおうとラーメンを出してみるが、結局手をつけない。 ...
桧山珠美 2025-03-24 13:58 エンタメ
timeleszは一般人も加入、菊池風磨が逆風の中でタイプロを仕掛けた納得の理由と予想される快進撃
 一大ムーブメントを巻き起こした新メンバー募集オーディション「timelesz project -AUDITION-」(...
こじらぶ 2025-03-22 06:00 エンタメ
【おむすびにモヤっと】「米田家の家訓」のほうが良かった? 悔やまれる「米田家の呪い」のネガティブ要素
 結(橋本環奈)の娘・花(新津ちせ)は、病院で未成年の田原詩(大島美優)が人目を盗み隠れる手助けをしようとする。しかし詩...
桧山珠美 2025-03-24 14:02 エンタメ
【おむすびにモヤっと】リーダーの結、栄養失調の患者対策に献立本をパラパラとめくるだけの物足りなさ
 2023年。一人前の理容師となった翔也(佐野勇斗)は、娘の花(新津ちせ)が中学生となり大人びるのを心配するが、結(橋本...
桧山珠美 2025-03-17 18:05 エンタメ
“桃尻”といえば佐野勇斗!? 翔也の何十倍も生き生きと見えた「あさイチ」出演でのはっちゃけぶり
 14日放送の「あさイチ」(NHK総合)の「プラチナトーク」は、朝ドラ「おむすび」でヒロイン結(橋本環奈)の夫・翔也役を...