間違っていたとしても、あなたの意見はそれ自体に価値がある
自分が考えていることや感じたことを意見として人に伝えるのは、ときに怖かったりしますよね。私はモジョ子と同じように、自分の気持ちをはっきり相手に言える人のことをすごく羨ましいと思ってしまいます。自分の中ではちゃんと理由や理屈があって考えた結論でも、もしかしたら間違っているかもしれない。そんな不確かな意見を伝えるなんて怖くてできない。こんなふうに考えてしまうことばかりです。
しかしママが言うように、そんなことはありません。自分がどう感じたか、どう思ったかは怖がらずに人に伝えればいいんです。
確かに自信のある人の発言には説得力があるので、そんな人の前ではつい縮こまってしまうのもわかります。同じように説得力のある意見でなければ言ってはいけないのでは?と感じるのも当然といえば当然です。
しかし、あなたが感じたことや考えたことは誰の意見とも違うはず。全く同じ気持ちになれる人間はこの世に存在しません。だからあなたの意見は、それ自体がとても貴重なのです。
「なぜなら私はそう思ったから」で十分だと思います。例えばその意見が間違っていても構わないのです。そもそも間違いは「悪」ではありません。
間違ってはいけないと思っている人はきっと、とてもマジメなのだと思います。
もし私が意見を聞く立場なら、そんな人の意見ほど聞きたいです。もちろん、モラルとして言わないのがベストな時もあります。
が、基本的には自分の意見は怖がらずに口に出すべきです。少しずつでいいので、自分の意見を伝えられる場面を増やしていってください。
登場人物紹介
モジョ子
自信がほしい主人公。自分の意見を言うのが怖い。
コミ
モジョ子の先輩。どんな人にも自分の意見をはっきり言える。
ママ
どろんぱのママ。人の心が読めるらしく、妖怪説に拍車がかかる。
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