アクシデント続きの日々
それまで健康にだけは自信があったと言うEさんは、元夫と入籍後わずか3ヶ月で病気が発覚。命にかかわるものではなかったものの、大きなショックだったそう。
さらには、元夫とレンタカーで出かければ交通事故に遭い、これまでは無縁だった食物アレルギーも発症。そのうえフリーランスで働いている仕事も低調となり、金銭的にも苦しくなるという状況に見舞われます。
「じわじわと、不幸の階段を降りていたって感じなんです。なんかの“沼”にハマったみたいに、コレまで経験したことのない不幸が押し寄せるんですよ。
それで、これは何かがおかしい。何かが間違っているってことなんじゃないかって考え始めました」
大きな“災い”だけでなく、親しかった友人との意味がわからない小さなイザコザや、買い物に行けばお釣りが足りなかったり、買いたいものが目の前で売り切れたりと、何かをしようとするとちょっとしたアクシデントばかり起きる生活にウンザリしていた矢先、奇妙な出来事のすべては夫と結婚してから起きていることに、改めて気づいたというEさん。
不幸の全ては結婚してから
「まさに、“あっ!”って感じでした。それまでは、運気が悪い時期なのかなぁとか諦めていたけれど、どうやら夫が私にとって“疫病神”なんじゃないかって思い始めたのは、その頃です。
それで、そんな風に思ってしまったら、もはや一刻も早く離婚しなくちゃって気持ちになりました」
もともと成り行きで結婚していた元夫とは、夫婦らしい生活を送っているわけではなく、元夫が単なる「居候」のような関係だったとEさんは振り返ります。
そのため離婚をするとなっても財産分与も慰謝料もないことから、離婚届を書くだけの関係で済んだのだとか。
「ある日、スマホゲームをしていた元夫に『今すぐ、出て行って』って言ったんです。そうしたら『え?』って言ったあとしばらくして『わかった。今までごめんね』って。私は離婚届をすでに用意していたので、それをその場で渡して書いてもらって、その日のうちに出て行ってもらいました」
ラブ 新着一覧