ソースが残ったら、とんかつや串カツにも
「大阪が発祥の地」といわれ、東京にはない「東京コロッケ」。一口大の具のないコロッケは、浪速の縁日の屋台で売られ、子どもたちに大人気でした。
「新型コロナでお祭りが中止になっているので、家族でワイワイやりながら食べられる料理にしました。隠し味はアンチョビーです」
アンチョビーの塩分とブラックペッパー、ウスターソース、SBのカレー粉が絶妙なバランス。ソースが残ったら、とんかつや串カツにも使えます。揚げたてのジャガイモはホックホクで熱々。
お父さんだけでなく、子どもたちも喜ぶこと間違いなしです。
材料
・ジャガイモ 400グラム
・アンチョビーペースト 4グラム
・黒コショウ 少々
・小麦粉 適量
・卵 適量
・パン粉 適量
・サラダ油 適量
・ウスターソース 360㏄
・ケチャップ 180㏄
・カレー粉 小さじ3分の1
・白ワイン 50㏄
レシピ
(1)ジャガイモをきれいに洗い、蒸し器で蒸す
(2)竹串が通るぐらいになったら、皮をむいてつぶす
(3)つぶしたジャガイモをボウルに移し、アンチョビー、黒コショウを入れ、混ぜる
(4)一口大に丸めて小麦粉、卵、パン粉の順番で衣付けする
(5)ウスターソース、ケチャップ、白ワイン、カレー粉を入れ、ひと煮立ちさせ、合わせソースを作る
(6)衣付けしたジャガイモを、180度の油でキツネ色になるまで揚げる
(7)串に刺し、合わせソースにくぐらせる
本日のダンツマ達人…仲島宏明さん
▽仲島宏明(なかじま・ひろあき)
1977年、大阪府豊中市生まれ。もともと料理人志望ではなかったが、大学中退後、カニ料理で有名な老舗日本料理店「西村屋」に中途入社。初めて厨房に入る。以来、イタリアンや和食など、計7店舗で腕を磨き、2010年、独立。酒のアテが次々と思い浮かぶという左党だ。
▽仲島
ミシュラン1つ星を獲得した。北新地駅から徒歩2分の立地にある本格的な割烹料理店だ。四季折々の旬の素材を生かした料理の品々は、味はもちろん、見た目も美しい。店内は落ち着いた雰囲気で、笑顔のすてきなご主人と気配り上手の女将の接客が何とも心地いい。時間を忘れて長居してしまうほど。大阪市北区曽根崎新地1―3―1 大橋ビル2階。
(日刊ゲンダイ2021年10月9日付記事を再編集)
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