「『大芽園』風焼きそば」麺とモヤシ! 今はなき“名店”の味

コクハク編集部
更新日:2022-11-08 06:00
投稿日:2022-11-08 06:00
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・新宿の「papa’s dream」の五十嵐昇さんに、シンプルイズベストな「大芽園風焼きそば」のレシピを教えていただきました。

「記憶の中の焼きそば」を追いかけて…

合う酒=焼酎水割り、ビール(C)コクハク
合う酒=焼酎水割り、ビール (C)コクハク

「昔よく渋谷道玄坂の百軒店の坂の途中にあった『SUV』というジャズ喫茶に通っていたんです。その右隣に『大芽園』という中華料理屋があって……」

「大芽園」は10席足らずの小さな店。メニューは焼きそばとギョーザだけ。しかしその“究極の味”が多くのファンの心を掴んでいたそうです。

「僕が好きだったのは、焼きそば。麺とモヤシだけという超シンプルなくせに、不思議といつ行っても食べたくなる逸品でした」

 時は流れて半世紀。すでに閉店して何年も経つ「大芽園」の名を最近耳にするようになりました。気になって調べると、あの「孤独のグルメ」で取り上げられていました――。

「これまで折を見ては、当時の記憶を頼りに、いまや幻となってしまった焼きそばの復刻にチャレンジしてきました。今回、思い切ってその成果を公開させていただきます。もし当時の記憶のある方がいらしたら、ぜひ感想を聞いてみたいですね」

 肉やキャベツなどいろいろ入れたくなるかもしれませんが、五十嵐さんの記憶の中の焼きそばを追体験するために、あえてモヤシだけで。

【材料】

・蒸し焼きそば極太麺 1袋
・モヤシ 2分の1袋
・中華スープのもと(ペースト) 小さじ1
・ショウガ(みじん切り) ひとつまみ
・ニンニク(みじん切り) ひとつまみ
・塩コショウ 適量
・ラード 大さじ1
・ネギ油 大さじ1
・醤油 小さじ1

【レシピ】

(1)蒸し焼きそば極太麺は、袋を開けてレンジで1分ほど温めておく。冷蔵庫から出したばかりだと火を入れるのに時間がかかり、麺の食感が損なわれる。

(2)ラード、ネギ油をフライパンで溶かし、ショウガ、ニンニク、モヤシ、麺の順に炒める。

(3)中華スープのもとを50㏄ぐらいのお湯で溶かし、2に加える。

(4)全体の水分を飛ばす程度に炒める。

(5)塩コショウ、醤油で味を調整したら出来上がり。

本日のダンツマ達人…五十嵐昇さん

▽五十嵐昇(いがらし・のぼる)
 1950年、東京都生まれ。割烹を皮切りに、焼き鳥、うなぎ、中華、ロシア料理など多種多様の飲食店で料理の経験を積む。最初に独立したのは20代の頃、羊料理とウオッカの店を出店。紆余曲折を経て49歳の時、それまでよく飲んでいた新宿・歌舞伎町のゴールデン街にバーを開く。店は、花園神社に向かって一番右側の「G1通り」の真ん中辺り、2階になる。

▽papa's dream
 店名は「諸説あるけど、直接的なのは沢木耕太郎の『敗れざる者たち』。無冠の先達というイメージ」と五十嵐さん。オープン当初はジャズのレコードが200枚ほど並ぶジャズバーだったが、今はロック、プログレ、ジャズなど音楽のジャンルはさまざま。料理のおいしさには定評がある。

東京都新宿区歌舞伎町1-1-10

(日刊ゲンダイ2020年8月15日付記事を再編集)

コクハク編集部
記事一覧
コクハクの記事を日々更新するアラサー&アラフォー男女。

関連キーワード

フード 新着一覧


やる気3%なのに5分で天国!紙ワザ炸裂の即席ふわふわ親子丼
「爆速レシピクリエイター」およねさんが考案する《ひとり分の分量で》《最小限の工程で》《最低限の洗い物で》作れるレシピ。一...
およね 2023-01-30 06:00 フード
おうちでパン飲みしよ!“鬼コスパ”赤ワインと最強ペアリング
 フリーアナウンサーの市野瀬瞳です。ワイン好きが高じて猛勉強の末、ワインエキスパートと世界共通のワインの国際資格である「...
市野瀬瞳 2023-01-31 17:26 フード
「ステラおばさん」は10枚540円こそ買い!2023.1.24(火)
 毎月19日開催、「ステラおばさんのクッキー」“詰め放題”イベントの復活が話題を呼んでいます。筆者も手帳に《「ステラおば...
マヨと黄身が絡む…ハーブが効いた「漬けマグロのユッケ」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・学芸大学の「farm studio #20...
鬼リピ確定!「豚ねぎ塩鍋」がおいしすぎる 2022.1.19(木)
 本格的に鍋がおいしい季節になってきました。肌寒くなると筆者は、スーパーに陳列された鍋スープ各種を片っ端から買い漁ります...
「ゆで鶏のマーラーソース」やさしく火を入れて鶏肉ふっくら
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・学芸大学の「farm studio #20...
正月ボケした舌に効く~!お口が欲するジャンクなオムハヤシ
「爆速レシピクリエイター」およねさんが考案する《ひとり分の分量で》《最小限の工程で》《最低限の洗い物で》作れちゃうレシピ...
およね 2023-01-16 06:00 フード
茅場町「BANK」のクロワッサンを買うには?2023.1.14(土)
 人生思い通りにならないことだらけだし、物価高で家計もきゅうきゅうですが、たまには好きな食べ物をたらふくいただき、お腹も...
混ぜるだけ「甘エビのチリソース」はサルサソースがいい仕事
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・学芸大学の「farm studio #20...
ビール一択から卒業!鶏の唐揚げに辛口の白ワインが合うワケ
 フリーアナウンサーの市野瀬瞳です。ワイン好きが高じて猛勉強の末、ワインエキスパートと世界共通のワインの国際資格である「...
市野瀬瞳 2023-01-11 06:00 フード
「暗殺者のパスタ」はお出汁が飛ぶけど激旨 2023.1.5(木)
 運動不足改善&腰痛対策で縄跳びを始めたのですが(80回も飛べば息ゼェゼェ)、飛び終わると「腹が、減った……!」(byゴ...
【2022年アツかった記事】ひとりランチにお金はかけられない!卵かけご飯をチンして「即席チャーハン」に
【およねの爆速!女ひとり飯】 (2022年12月に公開したものを一部変更し、再掲した記事となります)   ※  ...
およね 2023-01-27 19:59 フード
【2022年アツかった記事】吉野家待望の親子丼 不適切発言にマジ切れした40女の食ルポ
(2022年4月に公開したものを一部変更し、再掲した記事となります)  ※  ※  ※
「鶏ハツ焼きとイチジク山椒風味」フルーツとハツと赤ワイン
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・中目黒の「Bar à Vin ムッシュヨー...
KALDIで1年間リピートしまくった食品5つ 2022.12.29(木)
 今年も残すところあと3日。1年間お世話になったKALDIで、リピートしまくった商品を5つピックアップしました。  人...
年越し蕎麦はワインで決まり!「辛口カヴァ」が超絶合うワケ
 フリーアナウンサーの市野瀬瞳です。ワイン好きが高じて猛勉強の末、ワインエキスパートと世界共通のワインの国際資格である「...
市野瀬瞳 2022-12-28 06:00 フード