3. 親と一緒にできる簡単チェックリスト
簡単に行える認知症のチェックリストです。いくつ当てはまるか、できれば親御さんと一緒にチェックしてみてください。
・財布や鍵など物を置いた場所がわからなくなる
・5分前の話を思い出せない
・周囲から物忘れについて指摘される
・今日の日付がわからないときがある
・言葉がすぐに出てこないことがある
・お金の管理や引き出し、支払いができない
・ひとりで買い物に行けない
・公共交通機関や車などを使い、ひとりで外出できない
・家の掃除ができない
・電話番号を調べて電話できない
多く当てはまる場合は、認知症の可能性があります。医療機関の受診や、自治体の認知症相談窓口に相談してみましょう。
4. 認知症の親にできる対処法
認知症の親に対してどのように接するべきか、対処法を2つご紹介します。
4-1. 何度も同じ話をする
「親が何度も何度も同じ話をする」という場合は、基本的には「毎回初めてのように聞いてあげる」「おだやかな気持ちで聞いてあげる」という対処法になります。
何度も同じ話をするのは、話したこと自体を忘れているのが原因で、家族を困らせようとしているわけではありません。行動の本質を理解してあげることが大事です。
ただ、対応する側にとっては、心の余裕がないと難しい部分もありますよね。その場合は、話題を変え、本人を傷つけないように伝えるなどの工夫をしてみましょう。
4-2. 物忘れが増えた
物忘れが起きる原因は、脳の記憶の中枢である海馬という部分の萎縮です。症状が進むと、だんだんと新しいことや、直前に起きたことも覚えづらくなっていきます。
初期症状のうちは、物忘れが起きたときにさり気なくヒントを与えて思い出させてあげることも有効です。
症状がある程度進み、「食事をしたことを忘れる」という場合は、お椀を小さいものにしておかわりの回数を増やすなどしてみましょう。
食事の時間を長くとることで、満腹感を得やすくなります。
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