浜田雅功の最新投稿かとファン勘違い…インスタ没入で陥りがち「日付すっ飛び症候群」とは?
体調不良で活動休止中のダウンタウン浜田雅功(61)が船上でライフジャケットを着ている姿が 3月19日にインスタグラムで公開された。映像配信サービス「Lemino」で放送されるネット番組「浜ちゃんの休日」の公式インスタグラム「浜田雅功の旅日記」でのこと。投稿には「浜ちゃんの休日~フィリピン・セブ島の旅~」の文字があり、併せて同番組が21日配信開始であることが示されている。
「同アカウントでは2月17日に番組の公開が決まったことを知らせる投稿が行われ、そこから断続的にロケ中と思われる写真がたびたび投稿されています。今回の浜田さんの姿も同様のものでしょう」(芸能ライター)
その浜田は3月10日に「医師より、当面の間、静養することが望ましいとの助言を受け」たとの理由で芸能活動を休止しているが、これを知るファンからは《ゆっくり休んでください!》といった、いたわりの声が同投稿に寄せられている。体調不良を公表した芸能人に対して多数の励まし声が集まる……実にほほ笑ましい光景だが、寄せられているコメントを見ると、「少々考え込んでしまう投稿もある」と前出の芸能ライターはこう指摘する。
「あるユーザーは《体調不良は?》と質問しているほか、別のアカウントは《配信よりゆっくり休んで》と、同番組が生配信で行われるかのような勘違いを投稿しており、奇妙な状況となっています」
繰り返しになるが、この番組は生配信ではない。浜田の活動休止前に撮影、編集されたものだ。ところが、上記のような時間の前後関係を間違えた投稿が他にもチラホラ。極めつきは、サングラス姿の浜田に、《お身体をこわさない程度に楽しんでくださいッ》と呼びかけるなど、ロケが現在進行形であるかと錯覚していると思われるコメントすら寄せられている。
■SNSは意識の『没入』を起こしやすいメディアである
こういった“勘違い投稿”について、ITジャーナリストの井上トシユキ氏は「SNSを使っていると時間の前後関係の錯覚を起こしやすい」と指摘する。
「SNSは意識の“没入”を起こしやすいメディアと言えると思います。今回で言うと、インスタのアプリで『浜ちゃんの休日』のアカウントを開き、ライフジャケット姿の浜田さんという最新投稿を見た瞬間に、恐らく脳内では《番組の収録は終わっている》といった考えは全てリセットされ、《ついさっき、浜田さんがライフジャケット姿で船遊びをしていた》という思いに支配されてしまう。だからライブ配信でもないのに、浜田さんに対して《お身体をこわさない程度に楽しんでくださいッ》といったリアルタイムの気遣いをしてしまうのだと思います。このような錯覚は私もインスタグラムを見ているときに陥ることがありまして、私はこの感覚を『日付すっ飛び症候群』と名付けています」
さらに、他のSNSに比べてインスタは「この手の錯覚を起こしやすい」とも井上氏は指摘する。
「インスタは投稿から1カ月が経つと年月日の表示が行われますが、それよりも時間が経っていないものに関しては『1時間前』『1日前』『1週間前』といった、投稿の瞬間からどれぐらい時間が経っているかというフォーマットで表示されます。このフォーマットが示唆しているのは『インスタグラムは常に今が起点のSNS』であるということ。ユーザーの意識を常に『今』に引き寄せるという設計ですから、これに引きずられて時系列を忘れ、目の前の投稿がついさっき行われた投稿という錯覚を引き起こすのでしょう」
没入しすぎには要注意だ。
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浜田雅功をめぐっては期になる情報が「週刊新潮」から出ていた。【もっと読む】ダウンタウン浜田雅功の休養でよぎる2023年の「意識障害」報道…「前日のことを全く記憶していない」…では、「意識障害」というショッキングワードを含んだ同士の記事を振り返っている。
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