1stシングルではセンターならずも…
今年9月に公開されたドキュメンタリー映画「僕たちの嘘と真実 Documentary of 欅坂46」では、1人地べたに座っていた平手に田村がパイプ椅子を持って行き、それに座るよう勧めるシーンがあった。そして丁寧に断られていた。作中のメンバーインタビューから、何かに入り込んでいる時の平手は長年苦楽を共にした1期生でも“そっとしておこう”という空気があったようだが、田村は相手のためになると思えばすぐ行動する人間なのだろう。
今年に入って平手ら6人の1期生が脱退・卒業し、グループが櫻坂46に改名した後、1stシングルでは2期生が前面に押し出されることとなった。前述の森田を含む2期生3名が表題曲・カップリング計7曲のセンターを分け合う形となったのだ。しかし、欅坂46時代には幻となった9thシングル選抜でセンター平手の真横に大抜擢され、現在でもメンバー指名制イベントやグッズ売上げなどさまざまな指標において森田と並んでトップクラスの人気を誇る田村は今回、センターには選ばれなかった。
白石麻衣の遍歴と重なるプロ姿勢
それでも田村は、どの楽曲でも自分が置かれた場所で最大限のパフォーマンスを出しつつ、平手の時と同様にセンターに立つ年下のメンバーに感謝し、たたえ、そしてサポートしている。その姿がやはりどこか、乃木坂46のデビューからセンターを務め続けた年少の生駒里奈(当時16、現24)を後列から支えていた白石と被る。
その後、白石は二十歳の時にファッションモデルに起用され、6thシングルで満を持して初センターに。25歳になる17年には写真集の記録的大ヒットとセンター曲で初のレコード大賞受賞、26歳になる18年にはCM女王とセンター曲レコード大賞連覇を成し遂げている。それでいながら9年間、他の数々の年少センターを支え、そのメンバーとグループが人気となっていく後押しをし続けた。
正統派ド美人でありながら腰が低く、常にグループとメンバー、ファンを想うプロフェッショナルな姿勢が白石と重なる田村にもそんな未来があることを期待したい。
「恋のラブアタック大作戦」トレンド入り
先日「Nobody’s fault」TYPE-CおよびTYPE-Dに収録されている2期生15名分の個人PV予告編が公開されたが、中でも「恋のラブアタック大作戦」と題された田村のそれは、可愛らしさとユーモアに溢れファンの間で反響を呼びTwitterトレンド入り。同作にあるように「日本中が保乃に恋をする」日もそう遠くないかもしれない。
※「恋のラブアタック大作戦」歌詞は意味不明だが中毒性があり、“保乃に恋をする”ヲタク続出…!エンタメ 新着一覧