3人の男をローテで回して…異性のカラダを求めてしまうワケ

内埜さくら 恋愛コラムニスト
更新日:2021-01-12 09:58
投稿日:2021-01-05 06:00
「結婚できるとは思っていなかった」「結婚願望がなかった」。そんな40歳オーバーの男女が結婚に至った経緯とは――。インタビュアー・内埜(うちの)さくらが、ご本人に迫り、赤裸々に語っていただく「40代50代の大人婚」です。

妖艶美女の意外な過去

case6-1.冴島凛さん(仮名/41歳)

 都内のホテルにあるカフェでの待ち合わせ場所に現れた冴島凛さん(仮名/41歳)は、橋本マナミさん似の妖艶な雰囲気を持つ美女。「華がある」という表現がふさわしい女性で、カフェ内を歩くたびに男性がチラチラと彼女を見つめていました。年齢を重ねると、顔色を暗く見せる黒い洋服は着こなすことが難しいといわれているのに、凛さんは全身ブラック。すごくお似合いで、「筆者もこんな大人になりたかった……」と、瞬時に憧れの眼差しを向けてしまいました。

「旦那様と出会う前は、かなりモテましたよね?」

 開口一番に筆者が切り出すと、「今までおつき合いした方たちと結婚に至っていないので、モテてはいないと思います」と控え目な言葉を発しますが、旦那様と出会う前は“やんちゃな性活”を送っていたようで――。

独身か既婚かは関係なかった

「夫と出会った当時はフリーで、セフレが3人いました。1週間に1回会う人と、月に2回会う人、月に1回会う人でローテーションを組んでいました(笑)。たとえば週に1回会う人が出張に行ってしまったら、会えなくて暇になってしまうのがイヤで。相手は40代半ばと、50代後半と60代で、独身か既婚かは関係ありませんでした。当時の私は最低だったと思います。でも、あの頃の自分は、その行為以外で自分自身を必要とされていると実感できなかった。私はその行為によって承認欲求を求め、男の人のカラダを借りて自慰行為をしていたのかもしれません」

カラダを使った“遊び直し”とは

 不倫が袋叩きにあう現実は、芸能ニュース班に任せておくとして。とくに愛情不足の家庭で育てられると強くなる(あるいはまったく求めなくなる)といわれている「承認欲求」の扱いに、難しさを覚えている人は意外と多いのではないでしょうか。

 書籍名を失念してしまい恐縮ですが、筆者は「愛情不足、いわゆる子ども時代に親から存分に遊んでもらえなかった子どもが大人になると、カラダを使って“遊び直し”をする」という一文を拝読した過去がありまして。筆者の知人に該当する女性がいます。その彼女は親から「産まなければよかった」と何度も言われて育てられたとのこと。結果、「自分はいなくてもいい存在」と認識するようになり、世の中の誰からも求められていないとヤケになり、長年おつき合いした彼と別れた途端、カラダを使って散々“遊び直し”をしたそうです。

父親からの叱責

 凛さんは、お父様から「私にかけたお金は基本的にドブに捨てたようなもんだ。結局お前は何も身につかなかったんだから、ドブに捨てた方がまだマシだった」と、言われた経験があるそう。大人になってから言われたことだと想像しますが、子ども時代から精神的なダメージを受ける暴言を浴びてきたと容易に察することができます。「ドブ」発言を聞いている凛さんの姿をイメージするだけで、泣けてきます……。

 前者の女性や凛さんのようなケースを幾例か聞いてきているので、筆者は異性関係が活発な人を否定できません。生育環境になにかしらあったかもしれないので。お2人は「毒親育ち」の典型例かもしれませんが、現在は両者ともに結婚して幸せな生活を送られています。毒親の洗脳から逃れて、幸せになれる人はいるという証拠です。

内埜さくら
記事一覧
恋愛コラムニスト
これまでのインタビュー人数は3500人以上。無料の恋愛相談は年間200人以上の男女が利用、リピーターも多い(現在休止中。準備中のため近日中にブログにて開始を告知予定)。恋愛コメンテーターとして「ZIP!」(日本テレビ系)、「スッキリ」(同)、「バラいろダンディ」(MX-TV)、「5時に夢中!」(同)などのテレビやラジオ、雑誌に多数出演。

URL: https://ameblo.jp/sakura-ment

関連キーワード

ラブ 新着一覧


カーナビ履歴にホテルって!? 浮気が発覚した「彼氏の怪しい行動」5つ。謎アプリの正体に愕然!
 信じていた彼氏がまさかの浮気! いったいどんなきっかけで発覚したのか、浮気された経験のある女性に経緯をうかがいました。...
恋バナ調査隊 2025-11-18 08:00 ラブ
「経験人数は?」って正気ですか。婚活市場に潜むヤバすぎる男たち。いい母乳が出そう…ってキモすぎる!
 アラサー・アラフォーになると、本気で婚活を始める女性も多いですよね。婚活市場には素敵な男性ももちろんいますが、「何様で...
恋バナ調査隊 2025-11-18 08:00 ラブ
既読スルーを撃破!返信催促がうますぎる絶妙なLINE3選。褒められたらつい…
 気になる人、好きな人とのLINEはなるべく長く続けたいですよね。でも「返信は?」と催促するのは重く思われそうで気が引け...
恋バナ調査隊 2025-11-16 08:00 ラブ
「絶対に離婚しますよ」妻の冷たい一言で45歳夫が覚醒。毎日コンビニ弁当でも“期限までには”別れたい理由
「冷酷と激情のあいだvol.272〜女性編〜」では、仮面夫婦から完全なる家庭内別居まで悪化した夫婦関係に悩む妻・絵里香さ...
並木まき 2025-11-15 11:45 ラブ
「完全に“他人”扱いです」結婚18年目、こぼれた本音に夫が青ざめて…45歳妻が今も悔やむ一言
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2025-11-15 11:45 ラブ
【漫画】「妻の価値0点」夫の暴言に涙。扉の向こうにいた女は…サレ妻の復讐が始まる!『60点の夫婦でいいのに』#3
【『60点の夫婦でいいのに』あらすじ】  「お前の主婦力20点」「もはや妻としての価値0点」――結婚してから態度が豹変...
【漫画】「旦那さんかっこいい」自称・100点女の発言に戸惑い…不穏な笑みの意味は?『60点の夫婦でいいのに』#2
【『60点の夫婦でいいのに』あらすじ】 「お前の主婦力20点」「もはや妻としての価値0点」――結婚してから態度が豹変し...
【漫画】私の最高得点は60点…モラハラ夫の“採点”に耐える日々「俺に見合う女になれ」って何様?『60点の夫婦でいいのに』#1
【『60点の夫婦でいいのに』あらすじ】 「お前の主婦力20点」「もはや妻としての価値0点」――結婚してから態度が豹変し...
「後ろ振り向いてみてー」のLINEにギョッ! 浮気がバレた3つの瞬間
 今回は、浮気がバレた瞬間のLINE、つまりフラれる直前のLINEを見せてもらいました。長年付き合っていたとしても、終わ...
恋バナ調査隊 2025-11-15 08:00 ラブ
「俺は子作りの道具?」男性が反発する理由。年末に焦る女に伝えたい、本当の結婚への近道
 2025年の年頭に「今年こそ結婚する!」と誓った女性は、かなりいると思います。その言葉を胸に婚活に励んだ人もいたでしょ...
内藤みか 2025-11-14 11:45 ラブ
「全部 知ってるよ」に戦慄…ハイスぺ夫がストーカー化。元ホステスの妻が怯える“もう一つの顔”
 世の中、不倫の話題で持ちきりだ。2024年に実施された調査によると、既婚男性の約2人に1人、既婚女性の約3人に1人が婚...
蒼井凜花 2025-11-14 11:45 ラブ
クリスマスまで間に合うか!? 私が進行中の“彼氏作り大作戦”。マチアプで同時進行、女友達から攻めるetc.
 ハロウィンが終わり、クリスマスムードが漂ってくるこの季節。「今年こそは彼氏と過ごしたい!」そんな想いから、今まさに“恋...
恋バナ調査隊 2025-11-13 08:00 ラブ
特別だけど恋人じゃない。“名前のない関係”に揺らぐ4人の体験談。「夜を過ごしたのは一度だけ」
 恋人じゃないけど、他の人より特別。曖昧で切ない“名前のない関係”に心を揺らした経験はありませんか? 今回は、誰にも言え...
恋バナ調査隊 2025-11-12 08:00 ラブ
「もう離婚だ!」小さな不満が露わに――年代別に見る夫婦の危機の注意ポイント。どうすればうまく乗り越えられる?
 長い結婚生活を送っていると、いろいろな課題や困難に心が折れそうになることがありますよね。実は「夫婦の危機」は、年代別に...
恋バナ調査隊 2025-11-12 09:50 ラブ
若者世代で「キスはOK、その先はNG」が増えている? 性欲を“汚いもの”と決めつけるのは酷じゃないか
 先日Xで「キスやハグはいいけど、行為だけは無理」という投稿を見かけました。  そのコメント欄やリポストを眺めてい...
豆木メイ 2025-11-11 11:45 ラブ
40代でこう変わった! 私達の“理想の恋愛”5つのカタチ。「離婚後は初恋のようなトキメキを…」
 皆さん、40代になってからの恋愛観は、若いころと変わりましたか? それもと同じ? 酸いも甘いも経験したからこそ、「こう...
恋バナ調査隊 2025-11-11 08:00 ラブ