アラフォー女性の“シンプルメイク”が非モテを招く3つの理由

並木まき ライター・エディター
更新日:2021-02-16 06:13
投稿日:2021-02-16 06:00
 30代後半から40代にかけては、これまでと同じメイクだと「なんだか老けたかも?」と周囲に感じさせる女性が増える年代です。ここ数年は、ずっと「ナチュラルメイク」がスタンダードですので、メイクも「コテコテ」より「シンプル」なワザを使ったものが、女性のあいだで人気です。
 ところが、アラフォー女性には、この「シンプル」こそが「老け見え」や「ダサ見え」の原因になることも少なくないため、要注意なのです。時短美容家の並木まきが、アラフォー女性のシンプルメイクが、モテ市場においては危険である理由をお話します。

理由1. 目もとがぼやけて見える

 淡い発色のアイシャドウに、極細アイラインまたはノーアイラインなど、さりげない色気を誘うとされているシンプルメイクが、“清楚なモテ顔”を狙いやすいのは事実。しかしながら、実は「万人が使えるモテメイク」とは言いがたく、アラフォー世代ともなると、顔立ちによっては目もとの印象が弱すぎて、病的だったり生気がなかったりといった“非モテ顔”に見えがちです。

 男性が「綺麗だな」「美人だな」と感じる要素には、目力も挙げられます。目もとのインパクトが弱いせいで魅力的に映りにくいリスクを回避するならば、目のキワをインラインで締めるか、目尻だけアイシャドウを濃いめにするだけでも変わるでしょう。

理由2. 貧相に見える

 アラフォー世代の肌は、どんなに丁寧にお手入れしていても、若いころと比べれば「透明感不足」や「黄ぐすみ」が目立ちやすいのも現実です。 

 そのため、ノーファンデーションや極薄づきでカバー力に欠ける“シンプルすぎる肌メイク”だと、このぼやっとした肌の印象が否めず、男性目線では「生活感が強すぎる」「貧相だな」などネガティブな感想を抱きやすいのです。

 コテコテにカバーした陶器風の肌感は時代遅れながら、カバーすべき箇所がきちんとフォローできていない肌も危険。今は、ベースメイクも「ナチュラル」が主流ですが、アラフォー世代は、それだけだと透明感に欠ける「のっぺり顔」に見えてしまう人も少なくありません。

 ハイライトやローライトを取り入れて、立体感を加えるだけでも、印象はかなり変わるでしょう。

理由3. 恋愛に興味がなさそうに見える

 アラサー世代までは顔全体が内側から輝くようなフレッシュな魅力に溢れていた女性でも、アラフォーになれば、その勢いが多少なりとも弱まってしまうのが常です。個人差はあれども、こればかりは誰もが通る道と言っても過言ではありません。

 そして、内面からのツヤ感が全体的に失われがちなアラフォー世代が華やかさをそぎ落としたようなシンプルメイクを貫くと、男性からは「強そう」「すでに女を捨てていそう」など、恋愛に無関心そうな印象を強めてしまうことも。

 つまり、本人は「本気で婚活中!」のつもりでも、メイクのせいで女性らしさが欠けているように感じさせてしまう場合も少なくないのです。

 アラフォー世代は、若い頃より血色感が失われがち。チークやリップでは華のある色を加えるだけでも、幸福感とともに女性らしい印象を強められるでしょう。

まとめ

 シンプルなメイクは、時短でメイクが完了するうえに、女性のナチュラルな魅力を引き立てます。けれども、アラフォー世代特有の肌感やパーツの変化によって、せっかくの「シンプル」がアダとなることも。アラフォー世代がメイクでモテを考慮するならば、「シンプル」であっても、どこかに必ず「華やかさ」を加えるのがベストと心得てくださいね。

並木まき
記事一覧
ライター・エディター
元市議会議員・時短美容家(一般社団法人 時短美容協会・代表理事)の肩書きを有する。20代から見聞きしてきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様への分析を活かし、美容や恋愛に関するコラムを中心に、さまざまな媒体に寄稿。
Instagram公式HP

日刊ゲンダイ掲載「あの人は今」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/277865

関連キーワード

ビューティー 新着一覧


今さらですが「ボトックス注射」って何。目尻、眉間のシワを一撃!?【目元の美容医療に定評ある女医が解説】
 イートップクリニック院長の増田えりかと申します。この連載では美容医療“若葉マーク”の方々に向けて、テッパンの不安や疑問...
えっ、麻酔は? 40女が「大手美容クリニック」でヒアルロン酸をぶち込んで驚いたこと
 今年3月、ほうれい線治療のためにヒアルロン酸を入れてきました。ヒアルロン酸の持続期間は1年から1年半。注入前よりほうれ...
タイパ抜群! 忙しい40代こそ実践したい「ながら美容」5選
 肌の乾燥、たるみ、シミ、シワ、ボディラインの崩れ…。30代までは何もケアをしなくても保てた美しさが、40代になると一気...
求心顔って何?老けてみえる? 3つのメイクテクで遠心顔っぽくごまかす
 最近よく聞く「求心顔」と「遠心顔」。「私は求心顔らしいけど、イマイチどういう意味なのかわかってない」「求心顔は老けて見...
辛口だなぁ…。20代男性に聞く「一緒に仕事をしたくない40代のリップメイク」完全再現&改善方法
 ビジネスシーンにおいて、リップメイクは印象を大きく左右する要素の一つです。40代女性の無意識メイクが、20代男性に「一...
美容医療で人気の「ハイフ」丸わかり!【気鋭の敏腕女医解説】どこまで変われる?痛くないの?
 はじめまして! イートップクリニック院長の増田えりかと申します。突然ですが、美容医療にどんなイメージをお持ちですか? ...
一重まぶたさんのメイクのお悩みに…個性を生かして可愛く盛るコツ4つ
 切れ長でシャープな印象を与える一重の女性。ミステリアスで魅力的ですが「メイクすると腫れぼったい印象になってしまう」と悩...
夏の暑さに負けない体を作ろう! お家でできるおすすめ有酸素運動4選
 猛暑日が続く夏に、屋外でのウォーキングやジョギングは危険な場合があります。特に女性は、紫外線も気になって運動不足になり...
髪の毛パサ子で10歳も老けて見られた!“シャンコン&ドライヤー”基本のお手入れに3つの+α【薬剤師監修】
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
「鏡を見てもやる気出ない…」自分磨きのモチベをアップさせる対処法5つ
「アラフォーにもなって見た目を磨いたところで、何になるんだろう…?」「自分が思っている以上に周りは自分に興味がないはずな...
40代でも胸は大きくなる? 垂れるのはまだ嫌!アラフォー世代向け「美胸キープ術」【薬剤師監修】
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
40代でもチュールコーデを楽しむ!“赤ちゃんおばさんみたい”って…残念エピ&オバ見え回避術
 おしゃれ好きには市民権を得た感のあるチュール素材ですが、40代女性としては「甘すぎるコーデになりそう」「オバ見えしない...
ピルは避妊薬だけではない。まだまだ誤解ばかりのピルの効能と「ホルモンバランスの乱れ」
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
顔の輪郭たるたる、ぼや~ん。アラフォーから始めるシェーディングのコツ&失敗例
 アラフォーになってから痛感する肌悩みが、たるみで輪郭がぼやけて見える問題です。そこで大事になるのが「シェーディング」。...
40代美容家愛用“パサつき髪撃退”ヘアケア3選 夏のお疲れ顔に投入中!
 猛暑にウンザリしつつも、仕事や家事、子育てに介護に…と何かと忙しい毎日を送っているみなさん! ふと鏡を見た瞬間に「なん...