イタズラは緊張の糸を緩めてくれる?
そんな中で少しでも緊張の糸を緩めてくれるのが彼女にとってイタズラであり、そのイタズラ(=平手自身)を受け入れてくれる周りの人々なのだろう。仕事自体はプロフェッショナルにやる平手がちゃんと距離感を測った上で行っているからこそ、イタズラされた相手もそれを報告する時、嬉しそうだったり、ノロケのように語る。たびたび被害に遭っているヘアメイクMao氏やマネージャーも、そんな平手が可愛くて仕方ないようだ。
“3ヶ月先まで予約の取れない心理カウンセラー”根本裕幸氏はオンラインの「すぐ役に立つ心理学講座」で、大人になってからのイタズラについて「子供時代に何らかの理由で自由が少なくて楽しんだりする機会が少なかった場合、イタズラの癖がつくことがある。子供時代できなかったことを大人になって取り戻そうとしているかのように。」と解説している。
欅坂46の「お見立て会」で明かしたエピ
平手は15年に開かれた欅坂46の初イベント「お見立て会」で、「私は小さい頃からあまり期待して貰えない子でした。怖くなって体調を崩す日々が続き、いつもおばあちゃんに励まされながらなんとか生きてきました」と語っていた。また「ROCKIN'ON JAPAN」(19年6月号)では、勉学やいくつもの習い事を「やらないと怒られるから」と嫌々続けていたこと、当時の環境から出たくてオーディションを受けて中学2年生で上京したことも明かしている。
彼女のそんな背景から察するに、どこか母性や父性に触れることをまだ欲していて、イタズラしても許してくれる周囲の大人たちに甘えているようでもある。
さまざまな媒体で、平手のイタズラの自白や“被害報告”があがるということは、それだけ彼女が心許す人がいて、その人たちから愛されている証だろう。これからも平手にはストイックな作品づくりの傍ら、(これまで通り許される範囲で)天真爛漫にイタズラを楽しんで欲しい。
※平手が合間にイタズラしつつ、本番ではシリアスな役を体当たりで演じた「ザ・ファブル 殺さない殺し屋」は近日公開!/松竹公式YouTubeより
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