今では私が彼を追いかけている…好きが“逆転”してしまう理由

山崎世美子 男女問題研究家
更新日:2021-02-13 06:00
投稿日:2021-02-13 06:00
 男女問題研究家の山崎世美子(せみこ)です。好きだ愛していると追いかけられて一緒になったはずなのに、ふと気がつけば愛が逆転した状態。彼は追いかけてくれるどころか背を向けている……。昔のように自分とちゃんと向き合ってほしくて頑張りますが、なかなか思うようにならないものです。
 なぜ気持ちが逆転してしまうのかを知ることで、もやっとした不安感を少しでも取り除くことができるはずです。今回はふたりの安定期(倦怠期)において、どのように心を調整するべきかレクチャーしたいと思います。

男にとって結婚は人生の通過点

 結婚の表現の一つにゴールインという言葉がありますが、男性にとって結婚は人生の通過点なのです。

 満面の笑顔の新婦と、はにかんで緊張の面持ちの新郎。女性の意識はゴールインですが、男性にとって結婚とは家族を持つという責任を背負うわけです。

 男と女の温度差はここからすでにスタートしています。この差を冷静に考えると、結婚に慎重になるのはむしろ男性の方なのです。釣った魚に餌をやらないという言葉がありますが、そのように言われる男性は、一緒にいるだけで十分幸せだと満足して愛情表現が少なくなるので、女性は物足りなくなってしまうのです。

「私のこと本当に愛している?」これを可愛く甘えて言えているうちは大丈夫ですが、不安だからと何度も聞くようになれば要注意です。毎回そんな状態だと男性は正直うんざりしてくるものです。

 本来なら何度聞いても、ちゃんと「愛している」と言ってくれればいいのですが、日本の男性はそのあたりは期待できません。わかりやすい愛情表現が減ってくると、追いかけられていた女性ほど相手のことが気になり、立場が逆転していきます。そんな時はどーんと構えて気にしないことです。

 あなたが好きだから結婚したのですから。

夫の浮気で知った自分の気持ち

 浮気問題は専門の筆者ですが、この浮気バレから意外や意外。「夫が好きだと再認識しました」という妻たちは多いのです。専業主婦の美人妻A子さん(41)のケースをご紹介しましょう。

 4つ年上の夫はごく普通のサラリーマン。年収は500万円前後で貯金をしたら贅沢はできないので、お小遣いも3万円しか夫に渡していませんでした。

「主人は結婚してから老けましたし、お腹も出てきていたし、お金も持たせていないのに、実は浮気していたんです」と相談に来られました。

 結婚生活15年。もうすぐ中学生の一人娘さんがいらっしゃいました。

 A子さんは夜の生活が面倒くさくなり、あれこれ理由をつけて断るようになったのは3年前からでした。

 いびきをかいて眠る夫に性的な魅力は全く感じなくなり、むしろ誘われなくなって気楽だと生活スタイルが定着した時のことです。これぞ女の直感というものでしょうか。夕食を食べ終えた夫が台所に食器を運んできた時に、ふっと……なぜか女性の気配を感じたそうです。

山崎世美子
記事一覧
男女問題研究家
「平成の駆け込み寺」として、人間関係、男と女をテーマとし、さまざまな悩みを抱える相談者に的確なアドバイスを送り、心のケア・親身なカウンセリングで一躍人気者となる。TV、ラジオ、雑誌、さらに講演会などからも依頼が多数。いま最も注目されている専門家である。YouTube「せみこの恋愛大学」毎週水曜配信中。
公式HPブログInstagramTikTok

関連キーワード

ラブ 新着一覧


本当の恋に落ちると激変!あなたの特徴と運命の男の見分け方
「本当の恋がしたい!」と思うことはありませんか? 年齢を重ねていくごとに恋愛経験が増えているとしても、いつも相手に合わせ...
恋バナ調査隊 2022-03-27 06:00 ラブ
性懲りもなく“甘い言葉”を囁く男性心理 本気か嘘かを見抜く
 男性に甘い言葉を囁かれると、多くの女性は疑いながらも嬉しい気持ちになりますよね。でも、果たしてそれは本音なのでしょうか...
恋バナ調査隊 2022-03-26 06:00 ラブ
“相談女”撃退のスカッとLINE!男は古典的な手口も見抜けない
 悩みがある振りをして彼氏や夫に近づき、2人きりになって彼を奪おうとする「相談女」。やっかいなことに男性自身は相談女の本...
恋バナ調査隊 2022-03-26 06:00 ラブ
バツ1同士の安定婚から一転 ヒモ化した41歳夫に愛想尽かす妻
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2022-03-26 06:00 ラブ
再婚はバツ1限定! 働きたくないから甲斐性ある妻を狙った夫
「冷酷と激情のあいだvol.83〜女性編〜」では、再婚した夫が仕事に意欲を見せず、収入が低下していることに苦しむ妻・優奈...
並木まき 2022-03-26 06:00 ラブ
ネガ思考が逆にツボ…こじらせ男子の特徴と“マル秘”恋愛テク
 魅力的なのになぜか自分に自信がなく、「どうせ俺なんて……」とネガティブな発言ばかりしている男性がいます。もしかしたらそ...
恋バナ調査隊 2022-03-25 06:00 ラブ
「スピード離婚」につながる4つの理由とまだ間に合う対応策
 結婚してから、1〜2年の間に離婚をする「スピード離婚」。近年では特別珍しくはないようですが、でも、多くの人は「できれば...
恋バナ調査隊 2022-03-24 06:00 ラブ
片思いの彼に恋人はいる?SNSでサーベイ可能な3つのイベント
「あの人には彼女がいるかもしれないから、怖くて誘えない……」  そんな怖さを抱えて片思いをしている人は大勢いるようです...
内藤みか 2022-03-24 06:00 ラブ
男にモテる40代女性の特徴 若さが武器の時代は終わりました
 昔から男性にモテる要素として「若さ」は非常に重要でした。でも、最近は一概にそうともいえないようなのです。今、本当にモテ...
恋バナ調査隊 2022-03-24 06:00 ラブ
ホールケーキとアクセ?女を知らないロクデナシ男にドン引き
 涼香(リョウカ)と言います。銀座で長らくお仕事をさせていただいています。といって、接客型のクラブではなく、カウンター越...
涼香 2022-04-13 17:33 ラブ
いい女になりてー!本命彼から放置プレイされない女性の特徴
 出会った頃や付き合いたてはラブラブだったのに、たった数カ月でカレから何かしてもらう機会が減ったり、何だか大事にされてな...
若林杏樹 2022-03-23 06:00 ラブ
外デートしようよ!インドア派の彼氏を連れ出すアイデア5つ
 アウトドア派の女性の場合、彼氏がインドア派だとどうしても「一緒にいてつまらないな」と感じてしまうことってありますよね。...
恋バナ調査隊 2022-03-23 06:00 ラブ
目指すは愛され彼女♡ 彼氏をベタ惚れにさせる7つの方法
 彼氏ができたら「もっと愛されたい」と思うのは、自然なことですよね。とはいえ、いったいどんな女性になれば、男性から深く愛...
恋バナ調査隊 2022-03-22 06:00 ラブ
バツイチから学ぶ“離婚しやすい女性”の特徴、共生婚の選択肢
 周囲の友達が離婚すると「私の結婚生活は長続きするかな?」なんて、不安になってしまいますよね。そこで今回は離婚経験のある...
恋バナ調査隊 2022-03-21 06:00 ラブ
「恋愛するの疲れた」彼氏とうまくいかない原因ってなに?
 好きな人ができてもいつも恋愛がうまくいかずに「もう疲れた……」と、思い悩んでいる女性は多いようです。そこで今回は、そん...
恋バナ調査隊 2022-03-21 06:00 ラブ
男ウケ最悪!? 彼氏が彼女に着てほしくないと思うNGコーデ6選
 ファッションに対する男女の感覚は、少し違うようです。女性側がどんなに可愛いと思って着ていても、男性側は引いている……な...
恋バナ調査隊 2022-03-20 06:00 ラブ