子猫8匹と合同お見合い開催!ボランティアからの意外な助言

コクリコ 編集者
更新日:2021-03-21 14:20
投稿日:2021-03-14 06:00

私と茶トラ君のお見合いが決定!

 前回の続きです。ミルクボランティアさんのインスタグラムに早速DMで、茶トラ君の里親さんは決まっているのかを尋ねました。するとまだ決まっていないというではありませんか! やった!

 近いうちにお見合いを、となりました。こちらのミルクボランティアさんは、預かった子猫をとても大切に育てていて、終生大事にしてくれる里親を探すために苦心していました。かつて譲渡した里親が無責任に飼育を放棄し、猫を返してくるという目に何度も遭っているからだそうです。

 そのため、譲渡は知り合いまたは知り合いに近い人に限るとしていて、Aちゃんの友人であるということで私はお見合いができることになりました。

独身女性だと断られるケースも少なくない

 多くの人が見られるインスタグラムで、この茶トラ君を欲しいと思った人がほかにもいたかもしれないと思うと、私は本当にラッキーで、コネを使ってしまってすみませんという気持ちにもなります。

 私のような独身女性で、里親の条件に満たないと何度も保護団体から里親をお断りされている人もいるそうです。身近にもそういう知人がいたので、私が譲渡してもらったあとにこのミルクボランティアさんを紹介して、ここも譲渡が成立しています。

8匹の子猫ちゃんたちとご対面

 保護猫の茶トラ君は、都内のマンションのダストボックスで見つかった5匹の兄妹猫。ビニール袋に入れられて遺棄されていたところ、鳴き声に気づいた小学生が発見し、警察に届けたのだそうです。その後、ミルクボランティアさんのところで預かられていました。

 推定では4月13日頃生まれ、私がインスタグラムで見つけたのはその1カ月後の生後1カ月頃。お見合いには茶トラ君の兄妹5匹+別の兄弟3匹の計8匹を連れてきていただいたのですが、ほかの子猫がおもちゃで遊んだり、走り回ったり、私に抱っこされたりするなかでお目当ての茶トラ君はシャイで臆病な性格なのか、ソファの下に隠れてちっとも出てきません。

 保護主さんにソファから引っ張り出していただいて対面すると、かわいくてちいさくて。重さもiPhoneかと思うほど。かわいい。やっぱりこの子だ! そのときの私は茶トラ君1匹を引き取るつもりでいました。

 だって猫を飼ったことなんてないし、ひとり暮らしだし、お金もかかりそうだし……。妹夫婦が飼っていた猫がその1年前に亡くなったのですが、腎臓を悪くしていて、治療に80万円以上かかったと聞いていました。

留守がち、ひとり暮らし宅は多頭のススメ

 ただ、ミルクボランティアさんは「お留守の多いおうちやひとり暮らしのおうちはぜひ多頭で」「犬を飼ってらしたなら、猫3匹と犬1匹で同じくらいのお世話の量ですよ」と仰るのです。

 たしかに会社員の私は留守が多いし、ひとり暮らしでもある。それに、ここに8匹もいて、その分だけ里親さんをたくさん見つけないといけないのは大変そうです。

 ならばもう1匹引き取らせていただきます! おカネならある(ないけど)! という気持ちで、もう1匹引き取ることにしました。

結婚だけでなく何事も勢いが大事!?

 茶トラ君が欲しかったのは『ライオンキング』が好きだったからなのか、子どもの頃に観た『子猫物語』のチャトランが好きだったからなのかわからないのですが、茶トラが好きだったのです。そして、その相棒はミルクボランティアさんのおすすめで、おでこに金の小判がついているサビ猫(むぎわら猫というらしい。サビだけどしましまの柄がついている)の女の子となりました。ともに遺棄されていた5匹のうちの1匹で、茶トラ君の姉か妹です。この2匹は最初から相性がよかったそうで、今も仲よしで毎日べったりくっついています。

 インスタグラムで茶トラ君を見つけてから1週間で、2匹の子猫の里親になることが決まりました。飼うか飼わないかで迷っていたのに、トントンと2匹! 勢いって怖いですね。結婚は勢いが大事と言っている人の気持ちがようやくわかりました。結婚してないけど。

 あれこれ悩んだり、探していた時間は長かったのに、あっという間に保護猫のお母さんか。あこがれのお母さんに……!

 次回に続きます。

コクリコ
記事一覧
編集者
実用書の編集者(社畜)。アラフォー未婚のがんサバイバー2年生(進級しました!)。2018年、子宮頸がんにて広汎子宮全摘出術を受ける。現在ホルモン補充療法をしながら経過観察中。SNSをパトロールするのが趣味。“Twitter探偵”とも呼ばれる。でも幸せになりたい。

関連キーワード

ライフスタイル 新着一覧


「やりすぎ時短LINE」BBQの役割分担までエクセルにするの?
 忙しい社会人で時短術を活用している人はたくさんいますよね! でも、何事もハマりすぎは良くないようです。今回は、時短術に...
パワハラ虫に遭遇、最悪!でも「したたかな準備」で反撃可能
 仕事でもプライベートでも、パワハラ気味な人に遭遇してしまうと最悪ですよね。  災難だと思って諦めることもできますが、...
ヘアサロンから濡れ髪のまま飛び出てくる女、になった。
 書店員として本を売りながら、踊り子として舞台に立つ。エッセイも書く。“三足の草鞋をガチで履く”新井見枝香さんの月イチ連...
【ドンキ】エモい「情熱価格」激旨1位は… 2022.10.20(木)
 みなさん、ドン・キホーテは好きですか? 筆者は大好きです。右を向いても左を向いても物価高なこのご時世、「驚安の殿堂」っ...
本当の友情ですか? 同性の友達の束縛がつらいと思ったら…
 同性の友達に「束縛されてる」と感じたことはありませんか? その子との予定を最優先させられたり、あなたに彼氏ができると機...
まるでぬいぐるみ!モッフモフ高密度“たまたま”にキュン♡
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
友達ってなんだろう 2022.10.19(水)
 北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシマエナ...
何コレ!? 天然の「旅人の木」はコバルトブルーの種がヤバい
 ある冬の日のお話しでございます。  猫店長「さぶ」率いる我がお花屋さんに、ややご年配の、でもやたらと威勢の良い殿...
アラフォーが「テヘッ」はねぇ…今どきの「痛い女あるある」
「いい年してそれは痛いでしょ」と思える言動をする女性、あなたの周囲にいませんか? 若い頃は「かわいい」と言われた行動も、...
服が捨てられない!片付け下手に神グッズ 2022.10.18(火)
「1枚服を買ったら1枚は捨てる」「触ってみて心がときめくか」「お店のように美しく飾る」などなど、クローゼットを整えるメソ...
どうしてそんなに尊いの?“たまたま”を真面目に考察してみた
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
家庭で簡単にできる節電対策6つ 子供が楽しめるアイデアも!
 東日本大震災のあと、日本中で節電運動がはじまった時、当たり前にある電気のありがたさを痛感しましたね。震災後ではなくても...
いつもの道にも秋が落ちている 2022.10.16(日)
 北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシマエナ...
ママ友地獄LINEにムカッ「その歳でアンパンマン」何が悪い?
 大人になると、付き合う人って自分で選べますよね。でも、子供を産んだらそうはいきません。  子供同士のつながりで出会っ...
今日からできる「SDGs」スーパーの食品棚は手前から選ぶ!
「継続可能な開発目標」の略称として「SDGs(エスディージーズ)」の言葉もだいぶ浸透してきましたね。将来の地球を守るため...
断るのが苦手!身内の弔事を使い尽くした私のテッパンワード
 気分の乗らない誘いを断る時、みなさんはどうしていますか?  私は「今日は体調が悪くて……」とか「どうしても外せない...