第二次大戦前は武士も江戸時代のパリピ男子もメイクをしていた!
化粧心理学の権威である大学教授から教わったのですが、実は日本で男性が化粧をしなくなったのは第二次大戦前後のことで、江戸時代、明治・大正時代くらいまではおしゃれな男性や高貴な男性もメイクをしていたそう。
なんでも、武士も敵に首をとられた時に自分が立派な武士だったというアピールをするべく、ゴージャスメイクをしていたとか! 江戸時代のイケてるパリピ男子(!?)なんかはお祭りの前日からメイクじゃなくて保湿のために、白粉(おしろい)を塗って備えていたとか。もともと文化的な男子の嗜みであり楽しみであったのがメンズメイクなんです。ね? ビックリですよね!?
メンズメイクの破壊力を目の前で体感
メンズメイクの威力を肌でビシバシと感じたこともあります。それは某メンズメイク教室の取材に伺ったときのことで、セミナールームの後ろでウオッチしていると、まあまあ、なんというか……。
初見では「わっ♡イケメン、どきどき♡」というより、「すごくプレインでナチュラルな感じの……なんというか、えっと……そんなに印象的ではないタイプの方というか……」な感じの男子が1人、また1人と入室されてきて。「すごくプレインな子たちだけれど、メイク習得に熱意があるものなのだなぁ~」なんて感心しながら見守っていたわけです。
その教室では、基本のスキンケアと男性用BBクリームを使った肌のベース作り、眉をカットしてアイブロウで描き足すといった“ちょっと補整”するだけのメンズメイクを教えていました。
ところが、です。クラスが終わってさあ、解散! と一斉にメイク後の男子たちが振り返ったら……
驚愕!!!!!!!
「ちょっ……何このイケメンの集まり風の集団はっ!!!! 大当たりの合コンみたいになってる♡」といった感じの大迫力で。
そうなんです、ちょっと肌を綺麗にして眉を凛々しく整えるだけで、たちまちイケメン化するのがメンズメイクの魔力。しかもそれが複数(なんなら全員!)なので、まさに突風のような破壊力だったわけです。
でも思えば女子だってスッピンと薄化粧とで雲泥の差!? って人が大半なのでは?? 男性は普段メイクをする習慣がないだけに、なんだか女性のほうが顔が綺麗な人が大勢いる気になってましたけど……。要は、女性たちもメイクで単に下駄履かせられていただけですわ~っ!(涙)
プロに教わる「メンズメイクの基礎」
BTSから、なんなら進んでいる中学生まで!? じわじわと浸透し始めているメンズメイク。パートナーや家族にメンズがいる人なら絶対に知らなきゃ損だと思うわけです。
テレビや雑誌でも引っ張りだこのメンズメイクのプロフェッショナル、高橋弘樹さんいわく「その人のもともともっているカッコよさを、ちょっとした補整で引き出すのが僕のメンズメイクの流儀です。ファッションとしてメイクを楽しむのももちろん大賛成ですが、身だしなみの延長でメイクテクニックを多くの男性がマスターしてくれたら、もっと日本がイケメンだらけになるのでは? なんて思います」。
というわけで、誰でもすぐにできる「メンズメイクの基礎」を教えていただきました。高橋さんが実際に“大変身”させてきた驚愕の実例集フォトとともに、楽しくご堪能ください♡
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